幸せのイタリアーノのレビュー・感想・評価
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社長でいい車に乗ってスポーツマンで女にモテて
自分がどれだけモテたのかをゲス仲間達と語らうオープニングシーンを見たら、この感情移入できないキャラが嫌いになった。
更に勘違いとはいえ、車椅子に乗ったバイオリニストと付き合う為に自分も障害者のフリをして車椅子に乗るという、字面だけでも最低と分かる男がどれだけバイオリニストにお熱になろうが、ハッピーエンドになろうが、どうせすぐ飽きるんだろうなと思う。
オリジナルのフランス版は見てないけど、この最低な設定はそのままだったのでしょうか。これはどうやって楽しめばいいのでしょうか?見どころは室内がプールになるシーンでしょうか。それとも、ルルドの泉で障害者じゃないとバレるシーン?
自分自身も五体満足な身体ではないのもあってか、最低な設定に終始疑問符でした。憐れみと愛情はイコールじゃないと思うんだよな。
これを見て、いい気分になれるのは健常者なんだろうな?LGBTにはあれだけ配慮してんのに、車椅子はこの扱いかと思うと複雑な気分です。不具者を舐めんなよ?
きちんと向き合わなければ、先入観からは開放されない
これは決して遠いイタリアの大金持ちの話ではなく、自分達の話。
互いに遊びでいるときは自分が何者だって構わない。相手が求めるものも刹那的なものであって真実なんかではない。では、遊びが本気になってしまったら。
自覚の有無は別として、他人に不誠実なことをしたことが無い人間なんていないだろう。ジャンニの場合は無知、無関心による無自覚とでも言えばいいのだろうか。
しかし、キアラと関係を深めることでちょっとした事にも自覚的になっていく。どこまでいっても自分本意な彼だが、だからこそ真実味がある。
一方でハンディキャップのあるキアラの友人たちとの交流のシーンでは、テンプレの様ないかにも充実してますという生活をしなければならないという圧力を感じてしまった。
最後、ジャンニを膝の上に乗せたキアラが車椅子で颯爽と進んでいく姿は、彼女の生き方をとても上手く表していた。
ジャンニをよく表していたのはスニーカー。自社製でなくニューバランスの物ばかり履いていた。
はからずも泣けてしまった
いかにもイタリアな雰囲気のプレイボーイが真剣な恋に落ちてしまうお話です。自分を偽って始まったこの恋、果たして散るのか実るのか。
作品紹介を読んでみたら、良さそうな感じ。
リメイク作品です。リメイク元作品タイトルは知ってました。
チェックしたけれど見そびれた「パリ嘘つきの恋」。 ・_・;
バリの仇をイタリアで(?)。 というわけで鑑賞です。
鑑賞開始。
主人公はジャンニ。シューズメーカーの社長(49才)。
若々しくありたいと、ジョギングに女性のナンパにと忙しい。
母が亡くなったと連絡が入る。
葬儀に参列するため、実家のある田舎街までやってきた。
喪主を務めているのは双子の兄。
この兄弟、外見も性格も全く違う。二卵性…に納得 ・_・;
#弟:有名企業の社長
#兄:普通の勤め人(たぶん)
#弟:ワンマン。我が儘。派手好き。女好き。
#兄:性格温厚。慎重。 穏健。(たぶん)
#弟:髪ふさふさ
#兄:スキンヘッド(確実に)
その兄が、母の家に立ち寄っていけと言う。
特にそんな予定も無かったのだが、兄のきつめの視線を浴び
しぶしぶその通りに。母とは疎遠だったようだ。
母の家。アパートの一室に入る。車椅子がある。
何するともなく腰を下ろし、しもしの時をすごす。…もういいか。
帰ろうとした時、一人の若い女性が入ってきた。
思わず椅子に座り直してしまうジャンニ。
訪ねてきたのは隣に越してきたという美しい女性。
介護の仕事をしているらしい。
車椅子のジャンニに、手伝うことがあれば声をかけてね と
言葉をかけて戻っていく。燃えるジャンニ。
早速コンタクトをしてデート(?)
何回か逢っている内に、彼女の実家へ誘われる。
思いもよらぬ早い展開。
だが願ってもないチャンス。燃えるジャンニ。
彼女の実家を訪ねたら、もう一人の女性が遅れてやってきた。
車から降りてきたその女性はキアラ。車椅子を操っている。
自分を招待した女性の実の姉だった。
どうやら招かれた理由は、キアラとの見合いだったらしい。
そう気がつくジャンニだったが、キアラもとても美しい。わぉ
数年前に事故で車椅子生活となった彼女だが、バイオリンの
演奏者としてコンサートで飛び回り、車椅子テニスの有力な
選手でもあるのだ。
これまで、仕事の上でも恋愛の対象としても、健常者しか対象
としてこなかったジャンニ。キアラと出会った当初
「車椅子の女性をどうやってモノにするか」
で始まった彼の意識に、少しずつ変化が起き始める。
自分も車椅子利用の障害者であると、相手を騙す形で始まった仮初め
の恋であり・交際だった。
そうだったハズなのだが…
◇
主人公のジャンニ。
いかにもイタリア人男性という顔だちと雰囲気で、そこはとても○。
しかし性格が…× です。
冒頭から色々な女性をターゲットに、偽名を使い経歴を詐称しては
ベッドインを目指すという、人間としてはクズ男です。
自分が経営する会社の商品(シューズ)の客は健常者のみ、と言い放ち
障害者はユーザーではない と切り捨てる、傲慢な経営者でした。
障害者向けの企画をプレゼンしようとした契約社員を、会議の席上で
クビを切って追い出したりと、傍若無人な振る舞いが日常。 …うー。
そのジャンニが、変わっていきます。
ウソをついている状態が苦痛になってきて、何度も自分は歩けると
伝えなければと懊悩するのですが、白状する勇気が出てきません。
「奇跡を起こす泉」がある巡礼地へとバスツアーで向かった二人。
帰路、キアラが車に撥ねられそうになるのを目の当たりにしたとき
思わず車椅子から立ち上がり、駆け寄ってしまうジャンニ。
キアラから「ウソをつく人は嫌い」と言われていたのに…。
その後、キアラは会ってくれなくなります。
ジャンニのこの後の行動は、はたして。
…というお話です。
基本的には、とてもハートフルなお話で、満足しました。
※前半のクズっぷりは、イタリア制作だからなのか?
それともリメイク元もそうなのでしょうか? …・_・; はて
◇あれこれ
■キアラの妹
ジャンニにキアラを引き合わせた張本人。
初対面の(たぶん)段階で ジャンニに
” おっぱい見てたでしょ ”
” おっぱいバンザイ ” ← 確かこんな感じのセリフ
と、ややぶっ飛んだ発言をしていた綺麗なお姉ちゃん。
またあるときは ” ウソが嫌いなグーパンチ姉ちゃん ”。
この方も独身のようで、他人の縁結びに力を入れすぎて
自分のことまで手がまわらないから 等の自己分析発言もありましたが
うーん。 なんとなく自身の性格にも問題ありそうです。・_・;
最後には主人公の双子の兄とカップリングしたような気が。
めでたしめでたし (…なのか?)
■何気なくついたウソ
誤解を否定しそびれてついた軽い嘘が、次第に重い嘘になってしまう…。
この「言い出すタイミングを逃すと言えなくなる」のって
意外と身の周りに起きている話かもしれません。 ・_・はい
ジャンニの場合、隠しきれない自宅の綻びがご愛嬌。(隠してない?)
車イス用の家に住んでいない事は明らかだし。(障害物だらけ)
彼女の実家をスポーツタイプの車で訪問を重ねるのも
車のエンジン音などから来訪がバレ、実は歩いてる姿を見られた
りしそうなもの。と余計な心配してました。
そういえばキアラが「ウソはきらい」と言った時、彼女はジャンニの
ウソ(=本当は歩ける)に気づいていたのか気になります。
■ルルド巡礼の旅
行きも帰りも、バスの車内は就学旅行みたいでした。
行きは宴会モード。 ・_・; …五月蠅い
帰りは爆睡モード。 ^ _ ^ ; …行きのテンションはどこへやら
ルルドが何処か調べてみたら、フランスとスペインの国境近く。
イタリアからだとかなりの距離がありそうです。
帰りのバスで寝るのも納得。-o-zzz
ルルドには、不治の病をいくつも治したという奇跡の泉があるのだ
そうで、奇跡が起きて歩けるようになったと演出したかったのかも
しれませんが、結局それもウソになると諦めたジャンニ。
そのバスツアーの帰路、図らずも歩けることをキアラに知られてしまう
訳ですが…
※ この巡礼地ルルド。日本からのツアーもある有名な観光地と知りまし
た。へぇ。世の中知らないことが一杯あります。 ・-・;
◇最後に
鑑賞開始数分で、イタリア映画だなぁ と納得してました。
と同時に、「リメイク元」のフランス映画がどんな感じなのかも
とても気になってきました。機会があれば、そちらも鑑賞したい
と思っています。
(あ、Amazonプラでは有料かぁ… もう少し待ってみよう)←ケチ
☆映画の感想は人さまざまかとは思いますが、このように感じた映画ファンもいるということで。
キアラ役のミリアム・レオーネが超美人
有名シューズブランドの経営者で49歳イケメンのジャンニは、女性を口説くためなら手段を選ばない男で、新たなターゲットのために車椅子に乗って憐れみを誘おうとした。障がい者に対して憐れみの感情しか持たなかったジャンニだったが、車椅子テニスに情熱を注ぐバイオリニストのキアラと出会い、これまで経験したことのない感情を持つようになった。さてどうなる、という話。
笑わせてもらった。
仕事も出来るんだろうけど、次から次へと女性を抱けるプレイボーイの49歳社長、憧れる(笑)
カッコいいスポーツカーに乗り、体も鍛え、仕事も出来て、あんなプールに変身するような自宅を持ち、兄と違い髪の毛も有り、無いものが無いのでは、と思わせる生活。羨ましい。
一つ気になったのは、赤い愛車はジャガーのFタイプだと思うけど、イタリアなんだから、フェラーリ、マセラッティ、アルファロメオ、のどれかにして欲しかった。イギリス車かぁ、ってちょっとガッカリした。
ジャンニ役のピエルフランチェスコ・ファビーノのエロ親父ぶりも見所だし、アレッシアも美しかったが、キアラ役のミリアム・レオーネは元ミスイタリアだけあって、超絶美人。彼女を観るためだけにお金払っても良いくらい。
あと、ちょい役だったが、派遣社員のジュリア役の女優も美しかった。
障害者へのリスペクトもあり、ラブコメで面白かった。
もう一つの嘘
プレイボーイ(オジサン)で経営者の男が、女性を口説くために車椅子使用者の振りをするも、本当に脚の不自由な女性に恋をしてしまい…といった物語。
障碍者のふりをすると言う時点で最低だし、それを隠して女性に近付こうとするとは…。これをラブコメに落とし込んでいるものだから、ある意味凄いですね。
内容としては、不謹慎と言えばそうだがジャンニの嘘がバレないか、笑処もありながらヒヤヒヤできる展開。
室内プール(!?)のサプライズは素敵なのかしら…?
スマホとか、それこそ溺れたらどうするの!?
あと、チューは部屋に入ってからしなさいッ!!
…なんてツッコミをいれつつ、周りと軋轢も産みながらも、ジャンニ自身の考えが変わっていく様には考えさせられるし、試着室の場面は思わずワタクシも涙が溢れそうに…。
そうはならんだろ!!…と思ったりもしたが、そうですね、そもそもキアラは"始まること"が無かったから…。ここは胸が締め付けられた。
最後の演出も素晴らしい!手を差し伸べたのはこちらの方からではなく…う〜ん(涙)!!
思う所はあれど、それはキアラ自身も望まないでしょうから。素直に沢山笑えて面白い作品でしたね。
一番面白かったのはカラオケかな(笑)
あんな店本当にあるのだろうか?歌うのは好きですが聴いてもらえなかったら悲しいのでワタクシでは絶対ムリだ。。
脇の皆さんも揃って良キャラ!特にお婆ちゃん!!見事なイタリアンジョーク炸裂ですね。あの方と踊っていた演出も◎
笑えて少し泣けて、深く心を動かされる良作だった。
“不自由は 身体ではなく 心だと 気付くクソ男 50にして愛を知る” 期待度○鑑賞後の満足度◎ リピート度:何度でも観たいね シェア度:ラブコメ好きと、美女目当ての映画ファンは是非
①キアラ役のミリアム・レオーネの何と綺麗なこと!眼福、眼福。
昔ほど美女が重宝されないようになったと感じる現代の映画界だが、いらっしゃるところにはいらっしゃるんですね。
美女に逢うことが映画を観る楽しみの一つである私としては彼女の顔を拝めるだけで充分ではあるんですけど…
②予定調和と言えば予定調和な話ではある。
筋書きもだいたい読めるし、ラストも収まるところに収まるだろうと予想できる。
従い、あとは語り口の巧さ、登場人物にどうシンパシーを感じさせるか、ディテールの描き混込み、観客の記憶に残るシーンをどれくらい盛り込めるかで、映画の良さ・楽しさが決まってくる。
24-081
オリジナルを超えて、ワクワク、ドキドキ、ホッコリのラブコメ
男がクズすぎてあの程度の反省で ラストで救われるのが絶対許せない
フランス映画「パリ、嘘つきな恋」(鑑賞済、おしゃれだった、感動した)のイタリア版リメイク。
プレイボーイの男がふとしたきっかけで、車いすの障がい者に間違われ、同じく車いすの女性と恋に落ちる。
男は、健常者であることを隠して光彩を続けるが、果たしてこの恋の行方は?
男がアグレッシブで、女を落としてやることしか考えてないクズ。
冒頭から露骨な表現ででやりまくる。
こんな男が、嘘をついて車いす女性を、仲間との賭けに勝つためだけで落とそうとする。
オリジナル版では、男の下劣な下心というストーリーの欠点を、お洒落な感じとユーモアで上手くかわしていて、最後はマラソン大会で男を追い詰めて、反省したあとに救いがあり、感動的に終わる。
しかし、イタリア版は、いかにもステレオタイプのイタリアの男女。
男は金持ちで派手なプレイボーイ。
女はグラマラスな美女で、金と地位があるプレイボーイが好き。
男女ともにオリジナルより年が若いからより生々しい。
男の母親も父親も激しい恋に生きたらしい。
女の祖母もはっきりしたシビアなキャラクター。
最後も、「いつものジョギング」で激しく動悸息切れしたところに、女が現れる。
最悪の嘘も、それだけで許されてしまう。
国民性の違いだろうか。
昔ながらの男中心の都合の良い話になってしまった。
男がクズすぎてあの程度の反省で、ラストで救われるのが絶対許せない。
イタリア女性はこれでいいのだろうか。
結局、感動したオリジナル・フランス版の、微妙なさじ加減の上手さが際立った。
人ってみんな本心はあたたかいよね。
今夜は従業員同士の些細な感情のぶつかり合いの話を聞いてなだめる会合があるので、その前に気持ちをあったかくしないとならない!
との事で、早めに仕事を切り上げて映画館へ
早速、先日見たコマンダンテの艦長が色男になってる事に違和感を感じず、やけにしっくりとしている事に疑問を持ちつつ鑑賞。
稚拙な嘘がバレないかハラハラしながら、ジャンニのクズっぷりに呆れつつ。。
それにしてもキアラが美しすぎる。
見ている自分もほのかに恋をしつつ後半はジャンニを応援しながら、情けない行動に腹が立ってイライラしましたが、最後は優しい温かい気持ちになって劇場を後にしました。
おかげさまで些細な仕事の揉め事も綺麗に落ち着きました。
シャンニ!ありがとう!
幸せなら手をたたこっ♪
オリジナル作品、観ているのですが双子の兄がいたこととか、食事シーンで水が流れ込んできたことくらいしか記憶に無く(パートナーは同じ作品観ているの?ってくらい似ていたよと申していましたが)、新鮮な気持ちの中、予想通りに展開するストーリーに身を任せていました。
まあ、50を目前にしながらもよく走りよく腰を振る!周りの友がその自慢話にニヤつくのがちょっと鼻につきますが、イタリアーノだからしょうがないのか……
なんだかんだでダイバーシティな世の中に気がつき、心が改まって、なんだけれど気づくの遅すぎやしませんか?
全てに男目線での構成になっているけれど、現実に20代女性はアラフィフオジサマにあれほどなびくのかなぁ、そしてそんな年齢になるまで凝り固まった思想信条が一気に変貌するのだろうか、友達の妻にまで手を出す癖も治らないよなぁ、なんて心配ばかりでした。
それでも主演の二人の美しさがそんなモヤモヤを上回りました。
モラルがなさすぎて何がなんだか…
今年281本目(合計1,373本目/今月(2024年8月度)6本目)。
※ (前期)今年237本目(合計1,329本目/今月(2024年6月度)37本目)。
(前の作品 「デューン 砂の惑星」→この作品「幸せのイタリアーノ」→次の作品「時々、私は考える」)
イタリア映画でここまで何というかアレなのはちょっとなぁ…といったところです。
結局のところ他人(女性)の気をひくために車いすにのって身体障害者になったふりをして気をひくとか引かないとかという話なんですが、そこのモラルが無茶苦茶だし、セリフもモラルがなさすぎるし(この点後述)、何がなんだかといったところです。
まぁ日本は表現の自由が憲法の中では最優先されるほどの国なので、ある程度は理解もしなくもないですが、このタイトル(ちなみに、原題タイトルは「君の元に走る」程度の意味でしかない)で障がい者ネタを延々をやったりセリフはむっちゃくちゃだったり、さすがに当時者は激怒レベルなんじゃないかと思いますが…。
イタリア映画ってイタリアの国の性質上、こう笑ってなんぼみたいな陽気な映画が一定数あるのは確かですが、だからって「何にでもネタにしてよい」わけではありませんから。
採点に関しては以下まで考慮しています。
なお、当方はそもそも内部障害も含めて身障手帳2級です。
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(減点0.5/「障がい者は靴を履かないだろう」)
※ 映画内の字幕ではすべて「障がい」になっている。まぁこれもひと悶着ありそうですがまぁそこはもう…)
そりゃ寝たきりに近い状況で、実質的に動ける範囲が病室程度に限られる状況になればそれも起きるでしょうが(手帳でいえば1級が確定で、実際には1級までしかないが、実態を見て1級を超えるようなケース)、そんな特殊なケースを想定するんでしょうか…。
むしろ歩行障害、内部障害者は特にリアル現在の日本ではテレワーク化が進んだ事情のもとで自宅で勤務するとどうしても運動量は減る一方で標準摂取カロリーは当然健常者と同じものになるため、体重が気になります。しかし激しい運動はできないし一般的なスポーツセンターにも行けないので(←体力がついていけない)、この7月8月、猛暑の中は別としても涼しい時間帯になればとにかく歩く、地下鉄でも一駅くらいなら歩くくらいを徹底しないと体重が適正にならず、その意味で「靴・靴下の消耗」はむしろ健常者の方より多いくらいです。
むしろその「靴を履かない」という考え方でいえば(認知症による)寝たきりや100歳を超える高齢者などもかかる趣旨が妥当するところ、そのように言われることは当然ないわけであって(かかる趣旨で述べるなら認知症などを引き合いに出さないとつり合いが取れない)、どういう障害者像が監督の中に存在するのかきわめて謎です(全員が全員寝たきりレベルの人っていう解釈なんでしょうか?)。
※ 映画内で描かれるのは車いすの方ですが(日本なら下肢2級程度か)、自宅内やマンションほかのすぐ近くにある自販機にちょっと行く程度なら靴を履かないことはありえましょうが、これだけ社会進出が進んだ中において靴を履かずに外にでる(映画館に行くことも含む)ことがおよそ考えられず(下肢障害の方では実際に「靴が履けない」という方もいますが(くるぶし等の障害の場合は起こりうる)、たとえ義足の場合でも靴というものはあります)、何をどうするとこの発言になるのかも不明です(ざっと調べた限り、イタリアが特に障害者福祉について極端な後進国であるという記述は見当たらず)。
(減点0.3/原題タイトルと大きな差がありすぎ)
原題タイトル Corro da te は「君の元へ走る」程度の意味です(イタリア語 correre 「走る」(参考:フランス語 courir 「走る」) の直説法現在の1人称単数に対する活用)。ここから「幸せの~」には飛びにくいのが気になります。
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クズ男MOVIE
なんだかこちらの方がみじめになる!?
キアラ姉妹が美しすぎて、スクリーンに釘付け!!
なんだけど、金持ちで鼻持ちならない男がこれ以上ないほど気高く綺麗な女性にとって、救いになる、という構図がどうにも男性優位社会の古臭さというか旧弊にしか感じられず作品として楽しむことができませんでした。
キアラに夢を与えるには金持ちじゃなきゃダメなの?
ジャンニの人間性はトランプさんと変わらない。そんな人が豹変しても信頼される人になれるとは思えない。
『君子は豹変す』とは言うけれど、そもそも君子じゃない人には当てはまらないわけで。
ちょい悪どころか、かなりのクズ男。その自慢話に興じている取り巻き連中も程度は違えどクズはクズ。なにがどう展開しようが本質的には変わらない男ども。
なんてことばかり書いてると、金持ちには一生縁のない平凡な男のただの愚痴みたいだな。
あー、やだやだ。
上映館で予告映像を観なければ観なかったと思う映画
原題は「あなたのもとへ走る」。
主人公がスポーツシューズを販売する企業の実業家でランニングが趣味であることやヒロインが車椅子であることなどからなかなか素敵なタイトルだと思うだけに、邦題の酷さが際立つ。
障害者をものにしようとするために健常者が障害者のフリをすると言うのは日本だと間違いなく色々な雑音が出てくる内容だし、またそれ以上にも結構ブラックなシーンも多々あるかなり攻めたストーリー。
主人公のジャンニは日本人からすると全然カッコよくないが、イタリア人的には典型的はプレイボーイ顔なのだろうか。
反対にヒロインのキアラ役は久しぶりに会った癖のない正統派のイタリア美人。
ミリアム・レオーネという女優さんらしいが、実は結構良いお年の中堅役者さんで、かつてミスイタリアにもなったご経歴をお持ちだそう。
障害者が一番障害者の事をわかってるってそりゃそうだ。
でも自分の家なのにあちこちぶつけながら移動してるのを見ても流石にそりゃないでしょってw
健常者は恋愛が長く続く事を考えるが、障害者はまず恋愛が始まる事が大事というのは凄くリアルだと思ったし、その間だけでも楽しませてって凄く悲しいお願い。
でもあまりにも綺麗な人すぎてちょっと説得力がなかったかも。
お友達の奥さんの件など正直どんなに心を入れ替えても幸せにはなって欲しくないなあとは思ったが、そこはラテンのノリであっけらかん。
カラオケ好きの優秀な秘書さんはいい味でした。
全24件中、1~20件目を表示