SAND LANDのレビュー・感想・評価
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大好物!
なんとなく観ました(笑)。というのも特別に鳥山明さんの作品を読んだり観てきたファンでもなく、「Dr.スランプ」も「ドラゴンボール」も普通に身近にあった世代なのでテレビで観ていただけですが、今作には思いっきり圧倒されました。「鳥山明ワールドの最高峰」、「伝説の名作」という謳い文句に誇張も嘘も全くないと大納得でした!これは観て体感していただくしか説明のしようがないのですが、1つ1ついちいち面白かったです。くだらなさそうな台詞にも含みがあるからクスクス笑えるし、悪魔の王子ベルゼブブが言う「悪魔よりワルだなんて許せね~」という台詞のダブルミーニングにグッときたり、どのシーンにも鳥山明ワールドが満ち満ちていました。全然知りませんでしたが、2000年に発表した作品なんですよね。でも、今だからこそ響くエッセンスがたくさんありました。ウクライナ侵攻があったり、異常気象があったり、格差社会があったり、色々な角度から様々なことが感じられる奥深さと同時に誰でも楽しめるようなわかりやすさがあって、ある意味では「君たちはどう生きるか」と対象的な印象を受けました。ラオ役の山路和弘さんのコメントがパンフにありましたが、「この作品、人間の本性に対する警鐘です。どうぞ劇場に心を洗われにいらしてください」は本当ですね。見終えたときに心がきれいになったような気がしました。横嶋監督をはじめとする制作陣の鳥山明さんへの愛の深さに感動しました。今年一番大好きな映画になりました!ありがとうございます!
完璧、満足感やばし
盛り上がりが凄い
明快!痛快!爽快!鳥山節!
鳥山明の世界を堪能できます
後一歩で名作となったであろう、ポテンシャルを秘めたとっても惜しい作品
「映画館がガラガラ」とネットニュースで観て「観てみようかな」と思いました。正直、ドラゴンボール的な勧善懲悪、パワーバランス崩壊の子供向け映画ならキツイな…と思いつつ足を運びました。
個人的感想としては「サラッと観れる映画だなぁ」と思いつつ「水が貴重な世界で水を探す」設定は面白かたのでもう少しシリアスで深堀りして大人向けにしたら名作になるんではないだろうかとポテンシャルを感じました。しかしやっぱり子供の頃から見ていた鳥山先生の絵は見飽きた感じはしてしまいました。そしてドラゴンボール的昆虫人間とのバトルはやっぱり大人には厳しかったです。しかし原作が少年ジャンプなのでやはり子供向けですよね…大人向けなのか子供向けなのかわからないところが動員数の伸び悩みなのではないだろうか。でも一緒に行った人は「とても面白かった。主人公も可愛かった」と満足してました。
もう少し何かがあれば…でもそれなりに満足したそんな作品です。
鳥山明氏の本当にやりたかったこと
鳥山明の絵が気持ちよく動く快感と時代にマッチしたストーリーの融合
予告編の20倍くらい面白かったー!
鳥山明先生の理想というか、戦っても死人は出ない理想の物語を、アクションシーンの鋭さ、時折挟まれる息抜きのギャグ(しかもすべっていない、っていうの、凄く大事)でとても良い映画になっていました。
アクションシーンの空間の見やすさ、観客に空間関係を瞬時に理解させてくれる見事な演出だった。
カーアクション、戦車アクション、戦闘アクション、空中線アクション、どれもこれも良かった。
キャラクターデザイン、機械デザインは鳥山明先生なのでもう言わずもがななのですが、それが気持ちよくそれはもう動く動くので、それだけでもたまりません。
ストーリーに関して、この2023年に公開された映画として、人に必要な資源(水)を資本が管理する恐ろしさ、一方的な情報の危うさ、その時の正義の後悔、など、実に必然性を感じさせられるという、従来の鳥山明作品には感じなかった凄みも感じた。
とにかく今のうちに観てみて欲しい。
小2の子供も大大満足そうでした。
タイトルなし(ネタバレ)
結構面白いです。保安官ラオと悪魔の王子ベルゼブブ、配下のシーフの3人の旅。旅と言っても片道2日程度なわけだけど。
水が枯れて砂漠化した大地。保安官ラオは南の方に水源があると噂があり、確かめようとベルゼブブの下に訪れる。水不足に悩むのは人間だけでなく悪魔も同じ為、ベルゼブブと老悪魔シーフは保安官ラオと共に南を目指す。
南へは車で向かうのだが、途中で悪い人間たちに襲われ車を失ってしまう。3名は歩いて南へ向かう。
村の近くで国王軍の戦車を見つける。保安官ラオは巧みに戦車を奪い、戦車で南へと進む。
途中で国王軍の飛行船と出くわしてしまう。
子供向けマッドマックス怒りのデスロード
圧倒的…!この満足感がえげつない…!!
ドラゴンボールは観たことないし、
鳥山先生の作品もほぼ知識無しで観に行ったけど、
まじでこれみんな見てほしいってレベルでやばい。
ベルゼくんしゅき…。
尊くて真面目に逝っちまうぜコノヤロー…。
話としても非常にわかりやすく、
水の枯渇した世界にて「幻の泉」を探す物語。
過酷で長い道のりを、
元将軍のタオと王子のお下僕シーフ、そして悪魔のベルゼブブの濃厚パーティで挑む。
3人がきちんと生きる展開がバランスいいのもそうだが、
何より話の展開が素晴らしい。
早々に幻の泉が「国王軍が秘密にしている」ことはバレる為、
そこを抜きにしてもテンポ感がいい。
話を変に飛ばしたり思わせぶりな伏線もなく、
目の前で展開された謎(?)であったり話の流れを、
次のコマで描画して完結させてくれる為、
考えなくていいのは有り難い。
「あの話はこう…」「あのシーンはこう…」と考えないことにより、
どんどんと情報が流れてきても非常に整理しやすい。
「次は何が来るかな!」「次はどんな活躍をするんだろう!」とワクワクしながらのめり込めた。
映像も迫力ある画風。
漫画チックなのに3Dにしたときの違和感がない。
寧ろ3Dにしたことで、キャラと背景の奥行き感が素晴らしかった!
ぬるぬる動く戦車の描写もそうだし、
単純にキャラクター達の仕草が事細かく描かれるので、
ちょっとしたことでクスッとしたり、
何気ないシーンが物凄い格好良かったり…。
その中でキャラクターがみんないい活躍しかしないから、
悪役ですら好きになれる。
個人的には虫人間のぬるぬる感が大好き。
それでいて自我が残ってる感じが、
何となく愛らしくも悲しい…。
もうね…すごいしか言えない…。
個人的に「あっこれタオさん好き」ってなったのは、
終盤のゼウ大将軍と決着をつける際の、
太陽を背に一歩々々確実に歩くシーン。
あれだけで迫力が出てくるし、
何より差し込まれるBGMとキャラの表情がはっきりしてるから、
叫ぶの堪えるので必死(笑)
パンフも軽く目を通したけど、
もうね…愛が溢れてるし細かい説明や絵コンテあるだけで最高なんです…。
もうほんと有難う御座います。
こんな素晴らしい作品があるなんて…
なんで興業収入のびないの?
原作一回も読んでおらず予備知識ゼロでしたが、普通にスルッとストーリーに入っていけるし、キャラクターも個性があって面白かった!
鳥山明=ドラゴンボールみたいなイメージが強いから作品としてはパンチが弱いんでしょうか…。
後半は激しめのバトルシーンの筈が、あまり血も出ず、ラスボスさえもハッキリ死ぬ描写が無いのでちょっと手ぬるいような感じもしますが、逆に言えば小さい子どもにも安心して見せられると思いました。
平和な気持ちになれるほっこりムービーです。
疑ってゴメンナサイ
今作、映画化で初めて知りました。
いくら鳥山明先生でも知らないものは知らない。原作は連載時から人気でしたっていっても得てして良く言いがち。映画公開後もレビュー評価は高くても興収はそれほどでもない。一部のファンには大人気でも一般受けはしないのか。特に最近はSNS中心にファンだけが意図的に盛り上がる時あるよね。だからちょっと敬遠してた。
しかし観て本当に良かった。戦車アクションやキャラのスピード感全てが満足。
本当のワル以外は、悪ぶっていたり勘違いはしていたけど、正しい事を正す勇気を持っていたのは良かった。鳥山先生、ファンの皆さん、ごめんなさい、そしてありがとう。私も正す勇気があったという事で許してね。
パンフレットも、殆どのキャラの紹介、絵コンテ・作画設定、声優インタビューなどカラーも多く盛り沢山。オススメです。
悪魔より悪いヤツ
やはり絵が綺麗。
本当、大人が観ても子供が観ても楽しめる。
子供が観るだけでその夜から歯磨きをサボらない子になりそう。歯磨きは大事。
水の大切さも勉強できる筈。
勧善懲悪モノは、順調に事が運び悪をやっつけてくれたら、最後スカッとする。
善と悪を偏見で見極めてはいけない事もわかる。
悪魔だからといって悪い事ばかりしない。
いい事もするんだ。
じゃ、なぜ悪魔なんだ?と突っ込みたいところ、おいといて。
見た目や噂などでよく知らない人を勝手に判断してはいけない、という事だろうか。
また権力者だからといって、
必ずしも人の為に働くとか、人を騙す事は無いことは無く、
あるかもしれない、だから気をつけろ❗️も。
あのゼウ大将軍、権力の旨みばかり吸収して悪魔より悪いヤツに成り下がっている。
自分の立場に胡座をかいて図に乗っていては、
人間ダメになる教訓とみた。
鳥山明作品、アラレちゃんといい、真面目に生きることの大切さを表してくれている。
ただ、なぜ主人公は3頭身ばかりなんだろう?
スイマーズのお父さんの顔、いろんな作品で見る。
車の横に沿うように走っていた怪獣?
ジュラシックパークで頭の良いあの恐竜🦕🦖かな?
大人も子供も楽しめるエンタメ映画。そして、いい話。
元々鳥山先生の大ファンでsand landの単行本もうちにあるが、ジャンプフェスタの予告見て映画に行こうとは思っていなかったのだが、中3の息子に誘われ鑑賞。
結果行って本当によかった。ストーリーは凄くよく出来ていたし、映像もCGが全然気にならないクオリティ。声優さんもめちゃ良くて、鳥山明っぽいギャグが所々に散りばめられており、鳥山作品を観たっていう満足感で一杯になりました。また、ギャグ作品の鳥山明を知らない人でも楽しめます。内輪ノリでは全くなく、ドラゴンボールの王道路線もきちんとあって、アクションもカッコいい!ちゃんとしたメッセージ性もありとても良かったです。大人も子供も絶対楽しめる良い映画でした。
面白かった
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