「つなぎの回なのは仕方ないが単品の作品としてはゆるい」アイドルマスター シャイニーカラーズ 第2章 木花咲耶さんの映画レビュー(感想・評価)
つなぎの回なのは仕方ないが単品の作品としてはゆるい
良いところ
前半の山場としてイルミネーションスターズのライブシーンが素晴らしい
ユニット同士の関係を描いて丁寧に成長が描かれる
Pの有能さがしっかりと描写されている
ダメなところ
テレビシリーズとしては問題ないが、映画単品としては最初の盛り上がり以外が坦々と進む
明確に繋ぎ回なので最後の盛り上がりがない
Pの右眉の上の汗は雑
アンティーカ、アルストメリア、放課後クライマックスのそれぞれのライブまでも盛り上がったが、今回のライブシーンが一番力入ってた。大きなトラブルで話を進めるのではなく、あくまでメンバーの関係性だけで成長を描いており、シナリオが丁寧に作られている。放課後クライマックスのありえないトラブルとかほんと興醒めしたので、これでいい。これがいい。
とくに果穂の笑いながら泣くところとか、恋鐘の握りしめるところとか声優の演技もすごく良かったが、画面として3Dモデルアニメながら不自然さがなくてとても感情が伝わってきて良かった。
W.I.N.Gはまあ優勝したら出来すぎとはいえ、他の出場者も優勝者もすっぱり切り捨ててるのはちょっと勿体無いか?まあそれでも自力の確認と次の機会という意味では問題ないし、そこをPの熱意と営業でさらなる活躍に繋げたのはすごくいい。ミリアニの正直いって無能かつ安全も何も生み出さない邪魔なPとは違いを見せてくれた。新人なのだから周囲が大人であることで安心感がある。ただ、なんというかアイドル達と適切な距離感というか子供扱いして名前呼びしてるところとかはどうもあんまり馴染まないと思う。
次が最終章で、ライブは2話くらいかけそうだから、次でセンターまでの決意とその次でさらなる成長と努力回かな。変に会場トラブルとか事故とかいらんから。