「中盤からが本番か」アイドルマスター シャイニーカラーズ 第2章 らりほーまさんの映画レビュー(感想・評価)
中盤からが本番か
来週以降は年内の休みが取れない為、公開初日の昼の回に駆け込んで観てきました。
(法定休暇は子供と親の世話で潰れますw)
第一幕は原作知識なしで観賞しましたが、少し前に原作ゲームを少しだけプレイし、ある程度雰囲気を掴んでからの観賞となりました。
※今回もちょっと長くなります。
全体的に、原作を知らないと理解出来ない部分が多かった第一幕に比べ、(私が原作をかじったことを差し引いても)第二幕はキャラクターの解像度も上がり、初見にも優しくなったように感じます。
ただ、それは後半で各ユニット(グループ)が集合してからの話で、同じ事務所なのに途中まで不自然に絡みがない点は、やはり違和感が残りました。
八話だったかで突然きちんと面識があることが判明したり、七話?で違うユニットのキャラ同士が同じ部屋でテレビを観ていて疑問符が浮かんだり、彼女たちの日常の姿が排除された故の違和感がぬぐえませんでした(原作をチェックしたら、あれは事務所の寮だと分かりましたが、初見では?でした)。
また、既に他の方も指摘しているかと思いますが、イルミネーションスターズは練習しかしていなかったのに、他のユニットと同等以上のハコでデビューライブ大盛り上がり! という展開は流石によく分かりませんでした。
放クラの面々のように営業活動を頑張ってる姿がちょっとでもあれば、違和感なかったのですが。そこは事務所が有能ということでしょうか。
W.I.N.G.の結果については、ある種のリアリティを感じると共に、「原作をちょっとでもやっておいてよかった」と思いました(苦笑)。
原作ゲームでは初心者には初見優勝が大変つらかった印象なので、その辺りがゲームの雰囲気の再現なのかな、と感じました。頑張って最終シーズンまで進んだのに敗退した時の辛さが見事に再現されていたように思えます。アニメにはコンティニューはありませんし……。
原作を知らないままだったら、また印象が変わっていたかもしれません。
原作と言えば、各キャラクターのプロデューサーへ向ける感情などもいまいち分からず、原作で杜野凛世さんを担当として始めた時に大変ビックリしました。
今回、フォトセッション?のコーナーで、突然プロデューサー様への思慕全開のナレーションが入っていましたが、あれは原作をやっていなかったら「???」となっていたと思います(笑)。
第一幕の時にも感じましたが、比較的尺に余裕をもった構成なのだから、小ネタでも良いので、それぞれのキャラクターとプロデューサーの関係性を匂わせる描写が欲しかった気がします。
ライブシーンは相変わらずのクオリティでしたが、丸々観れたのはイルミネーションスターズだけで、後はダイジェストなのが「割り切ったな」と感じました。
てっきりまた違う歌を披露してくれるものと思ってましたが、ライブシーンが割愛された分、ドラマ部分を描いたようですから、不満点にはならず。
逆に、第一幕が「ミニドラマ付きのライブMV」みたいな印象だったので、ようやくアニメーション作品らしくなった気がします。
☆の数は前回と同じとしたいと思います。
ただ、第三幕への期待度は、第一幕を観終わった後よりも高くなったので、次回は掌を返すかもしれません。
一点、直接映画とは関係のない点で残念なこともありました。
折角原作ゲームを始めたので、チェックイン機能とやら(位置情報連動?)での特典をもらおうとしたら、不具合でチェックインのボタンが表示されていなかった模様。
冒頭に書いた通り、今年はもう劇場に足を運べる可能性はほぼゼロなので、特典アイテムをもらえませんでした……。
折角原作ゲームを始めたのに、これは残念過ぎました。まだ初心者だから、アイテムはどんなものでも助かるのですが……。SNSなどをチェックしたところ、どうやら補填はないらしいので、二度と手に入りません。
時間もかかるゲームですし、またアニメだけのプロデューサーに戻るかもしれません。
以上、余談でした。