「戦争関係なく普遍的に通じる作品」映画 窓ぎわのトットちゃん 木花咲耶さんの映画レビュー(感想・評価)
戦争関係なく普遍的に通じる作品
良いところ
子供ならではの成長と素直な交流を丁寧に描いていて、子供から大人までに伝わるテーマがある
?なところ
下世話な話だが、海外展開はしにくそう
GODZILLA−1.0とかゲゲゲの謎とかと並べて戦前戦後ものみたいなこと言われてるけど、前の2作は第二次世界大戦がないと成り立たない話に対して、今作はそういう並べ方はちょっと主旨から外れた、どの時代でも成立する普遍的な小学生低学年の子どもたちの心の交流と成長を描いた作品。同い年くらいのころの子供達にこそ見せた方が良い作品だと思う。
歴史背景による描写がなくもないが、それは抜いても問題ないし、これだけ広い世代に受け入れられている原作なのだし、むしろ現代に勘案してリメイクするのもありだと思う中、まっすぐにやり切ったのは深い覚悟あったからだと思う。それだけ力の入った絵面だし、作品だった。
ただまあそれだけに子供の描写に過剰反応する海外には展開無理そうなのがなあ、もったいない。いや、これをみられない海外市場がおかしい、としか。
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