「トモエ学園いい学校!入ってみてもいい学校!」映画 窓ぎわのトットちゃん momoさんの映画レビュー(感想・評価)
トモエ学園いい学校!入ってみてもいい学校!
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トモエ学園いい学校!入ってみてもいい学校!
暴力を使わず因縁つけてくる奴らを追い払ったトモエ学園のみんなの言葉は本心だろ。
こんな学校が実在したということに感動を覚えた。
小林校長はあたたかいまなざし、ひとりひとりの子どもをちゃんと見ている。時に失言した教師に厳しく指導する姿もリアリティがあってよかった。
夜に電車を搬入するのを見たがっている子どもたちに、ダメだと言わず寝巻きと肌掛けを持ってこいと言える大人がどのくらいいることだろう。
あの戦前戦後の時代に、時間割もなく自由な課題をさせて、物事を探究させるモンテッソーリの学校があったなんて素晴らしすぎる!
小児麻痺のやすあきちゃんを木に登らせる手伝いをするトットちゃん。
木の上からの景色はやすあきちゃんにとって宝物になったと思う。
やがてやすあきちゃんの死と直面する時は縁日のひよこのシーンが重なることでよりトットちゃんの気持ちに近づけた。
父親がヴァイオリンで軍歌を弾きたくないと決意した時の家族の表情も良かった。
建物疎開で素敵な赤い屋根のお家も崩壊。建物疎開などというものがあったということはこの映画で初めて知ることが出来た。
エンドロールの最後にパンダが出てきたのがまた微笑ましいではないか。
黒柳徹子さんのその後の人生にも思いををはせることができた。
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