「後半になるにつれて戦争ムードが色濃くなる」映画 窓ぎわのトットちゃん トダー・オートマタさんの映画レビュー(感想・評価)
後半になるにつれて戦争ムードが色濃くなる
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黒柳徹子さんの自伝的な本が原作なアニメ映画
原作は未読です
落着きがなくおてんばな女の子のトットちゃんが
普通の小学校にいわれなくなったので
トモエ学園という電車が校舎になっている学校での
生活を描いている
トモエ学園の先生は
現在から見てもユニークな教育をしているように感じた
これが80年前に本当にあった学校とは信じられない
トモエ学園の日常を描いている場面が
淡々としている感じがする
そのなかでイメージ映像を入れている感じ
小児マヒの男の子「ヤスアキちゃん」とのエピソードが多い
ただ、単発のエピソードをつなげた感じがするし
「ヤスアキちゃん」が亡くなった理由もよくわからない
これは原作も同じなのかもしれないが
本作は後半になるにつれて
戦争ムードが色濃くなってきて
それがトットちゃんとトモエ学園にも反映されてくる
英語がしゃべれないとか
食べ物がなくなってきたりとかのシーンがあって
反戦映画っぽい感じがするが
あれが当時のリアルだったんだな
黒柳さんの体験に合わせているのか
トットちゃんは疎開で青森にいって
トモエ学園は空襲でなくなってしまうので
ハッピーエンドでは思えない感じで終わってしまった
それでもトットちゃんが
幼い赤ちゃんに小林先生と同じようなこと言うのが希望だった
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