劇場公開日 2024年12月13日

「おみそれしました!」はたらく細胞 momoさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0おみそれしました!

2024年12月22日
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一番最初に、佐藤健の真っ白な顔や赤い帽子をかぶった永野芽郁ちゃんのビジュアルを観た時は、大丈夫か?2人とも仕事選んでるか?と心配になったのに、そんなものは全く杞憂に過ぎなかった。
監督の力を存分に発揮して楽しいエンタメ作品に仕上がったと思って観ていたら、まさか後半ハンカチがいるとは!
参りました。

とにかくキャスティングは非の打ち所がない。
白血球佐藤健とキラーT細胞山本耕史とNK細胞仲里依紗のアクションシーンがとにかくかっこいい!
そして仲里依紗と山本耕史が二人揃ったシーンでは演技力の相乗効果が素晴らしすぎてうるうる来てしまった。

赤血球永野芽郁ちゃんの寝癖とショートパンツが最高!弱そうで強い意志を持ったこの雰囲気はなかなか出せない。

阿部サダヲと芦田愛菜が父子というのも最高じゃないですか!
この2人だけでもう素晴らしい映画が1本できてしまうのにそこに細胞も菌やウィルスなど豪華俳優が絡んでくるのだからワクワクが止まらない。

神経細胞DJ KOOのアゲアゲDJのシーンはとても楽しかった。人は恋すべきだなあ!
赤血球板垣李光人の弱々しい新人君からの成長ぶりや、肝細胞深キョンの妖艶なお店のシーンも良かったなあ


家族がこれまでしてきた血液系の大病や、抗がん剤や放射線治療を思い出しながら観ていたら、生理痛でお腹が痛くなってきた。今まさにリアルタイムで自分の体の中で頑張ってる細胞に感謝した。

エンディングテーマを聞く頃には体の声を聞こう、細胞の頑張りを応援しようとすっかり改心させられた。

momo