「予想以上に面白かった 体内の働きについて、小難しくなくポップな映像と演出で描き、見応えのあるストーリーも相まって、老若男女問わず、とっつきやすく楽しめるんじゃないかと思います」はたらく細胞 Jettさんの映画レビュー(感想・評価)
予想以上に面白かった 体内の働きについて、小難しくなくポップな映像と演出で描き、見応えのあるストーリーも相まって、老若男女問わず、とっつきやすく楽しめるんじゃないかと思います
予告のルック的には子供じみた馬鹿馬鹿しすぎる作品の印象を受けていたので観るのを迷ったけど、お気に入りの『テルマエ・ロマエ』(2012)や『翔んで埼玉』(2019)の武内英樹 監督作品なので、やはり観ておこうと思い鑑賞
結果、平均的な面白さでそこそこ楽しめました
予告から受ける印象ほどバカっぽすぎず、むしろ結構真面目にやっているのと、体内外の2つの世界が並行して描かれる、なかなか斬新なストーリー展開で見応えがあります
そして『ゴジラ −1.0』で今年の米アカデミー賞“視覚効果賞”を受賞した白組のVFX、さらに『るろうに剣心』(2012)の大内貴仁アクション監督による本格アクション
とそれだけでも十分な満足感を味わえる上、更に豪華キャストのアンサンブルアクトが楽しめ、なかなかのお得感を味わえる作品
主演の白血球を演じる白塗りの佐藤健さん、『るろうに剣心』(2012)シリーズ以来の久々のキレッキレアクションが相変わらずカッコよくて、それだけで作品の格を上げています
そしてもう一人の主役、永野芽郁さんがメチャクチャ可愛かったです、見た目の可愛らしさだけでなく、新人赤血球という健気な役どころがとても合っていてほのぼのとしました
さらにマクロファージ役の松本若菜さんがカッコよかった、彼女はやっぱり凛とした雰囲気を発揮できる役をやると最高に魅力的です
さらに、さらに良かったのが深田恭子さん、やっぱりメチャクチャ綺麗、カメオ出演かってぐらい出番が少ないけど、強烈な印象を残します
体外の世界を演じる親父の阿部サダヲさんと娘の芦田愛菜さん、大ヒットドラマ『マルモのおきて』(2011)のコンビが贈る笑えて泣ける家族愛のストーリーもさすがの安定感のある演技合戦が見応えがありとても良かった
と、気張らず、気楽に楽しめる、後味スッキリの秀作でした