「己の健康に乾杯!その想いに納得、笑って学んで涙して 自分の体を労ろう!」はたらく細胞 The silk skyさんの映画レビュー(感想・評価)
己の健康に乾杯!その想いに納得、笑って学んで涙して 自分の体を労ろう!
日々増す寒さに堪える~ 今日この頃。
こんな時は 好きな人と お鍋にお酒。ついつい暴飲暴食。
でもスグにお風呂に入ってはイケません・・・
体を労ってあげないと大変な事に。
今まで体の事って 知っている様で理解してなかった人も多いと思う。
この映画を観るまでは。
体の細胞を擬人化して その働きをお勉強ですね。
最初観るまでは子供向け作品と思ってたけど、そうでも無くて
これは案外狙いが良質だと感じましたですね。
人間社会のドラマ部分も盛り上がり、予想外にちょっと涙しました。
監督:武内英樹氏
------MC
漆崎日胡(娘):芦田愛菜さん
漆崎茂(父):阿部サダヲさん
武田新(彼氏):加藤清史郎さん
(細胞MC)
赤血球:永野芽郁さん
白血球:佐藤健さん
キラーT細胞:山本耕史さん
NK細胞:仲里依紗さん
マクロファージ:松本若菜さん
ヘルパーT細胞:染谷将太さん
外肛門括約筋:一ノ瀬ワタルさん
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(残念なところ)
・空がある お城とか、森林、丘や山並みに違和感。
そして どう見てもショッピングモール撮影に
幻滅かな。
やはり 体内での出来事。 空、山の様な解放感は合わないと思います。
バックをもっとCGで凝らないと なんか変に感じましたね。
この点が 唯一残念に思った次第です。
(良かったポイント)
① (父の体)下痢ピ-腹痛と脳指令との熱い戦い 攻防戦!!
とにかくよく頑張ったで賞は
肛門表現を担った役者陣と、
ウンコ表現をやり遂げた役者陣にあげたいです!!!
本当に 本編一番大笑いしましたです。
下痢ピ-ウンコを我慢する この感情が非常に良く
出来ていました。しかも 擬人化で。
この状況に成る方 男女問わず多いと思うんですよネ。
そこが 楽しく学べましたです。
特に第二波・・・ そうそう それそれ って思ったアナタ。
素晴らしい~ (#^.^#)
②(娘の体)人を好きに成る、告白する時のトキメキ
人に対しての好意感情、その時の体の変化を説く。
ちょっと短い場面でしたが、DJサンバで踊る~
有りがちなんだけど この好きに成る脳メカニズムを
もっと具体的にすると 楽しめる感じがしました。
③(娘の体)白血病になる。そして骨髄移植と回復へ。
とにかく ここの場面表現がかなり分かりやすく説いてて
めっちゃ楽しく学べたと思います。
・抗がん剤ってどんなもの?とか。
・放射線治療ってどんなもの?とか。
・骨髄移植ってどんなもの?とか。
献血に行く この父の想いも分かります。
分かり切っていても やはりこの医療処置を丁寧に分かる様に表現した所は
非常に素晴らしいかなと感じました。
④ 同じ体から生まれた劣化細胞。その成長が癌。
まるで体の中の事なのに、人間社会と同じなのかも。
切り取るか、焼いて削除するしかないって考えが
極限思考だけど仕方がないのかな。
近い将来 がん細胞を良質化する技術が生まれて来るかも知れないね。
⑤ 地球上の生物は みんな血が赤いという事。
赤血球とはなにか、ここの働きや重要さを学べたと思います。
酸素を各細胞へ運ぶ。 つまりは地球上生物って事で。
そうなんだ~って思いに。大事な役目の一つですね。
最後に ”自分の体を労わってあげて~” その言葉の意味が
観ている方々の心へ届くでしょう。きっと。
この冬、ご家族皆で楽しく
体について学べる110分
どうぞ 劇場へGO!!