劇場公開日 2024年12月13日

「「今度、出演していただきたい映画があるのですが」「何の役でしょうか?」「マクロファージです」「へ?」」はたらく細胞 あんちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0「今度、出演していただきたい映画があるのですが」「何の役でしょうか?」「マクロファージです」「へ?」

2024年12月15日
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鑑賞方法:映画館

原作漫画はとても有名なので上のようなやり取りは実際にはなかったとは思うが。
キャスティングを楽しむ映画である。ハリウッドあたりではキャスティングは独立した職能として確立しているが、日本では監督やプロデューサーに任されることが多い。インタビューを読むと、この作品では武内英樹監督が主導してキャスト設定をしていったらしい。「もしも徳川家康が総理大臣になったら」もそうだったが、この人は登場人物の性格付けがはっきりしている作品に役者を決め込んでいくのが実にうまいね。
「もし徳」の場合は、登場人物の個性やイメージがキャラクターになるわけだけど、この作品の場合はそれぞれの細胞の機能がキャラクターとなるわけで、こんなに選定基準がはっきりしていることはあまりない。それだけに外してしまうと目も当てられないのだが。
健気な娘役が体の内外に一人づつ、武張った免疫系細胞役が数人、ヴィランが数人、コメディリリーフ役が数人、うまく配置してある。
出番が少ない役でも肝細胞役で深田恭子が顔を出したりしていて楽しいのです。
私の好きな光石研も少し出演している。光石さんは最近、何か頼れる社長役っていうのが多いですね。

あんちゃん
talismanさんのコメント
2024年12月20日

外国人の感想、聞きたいですね!

talisman