「ちょっと惜しい」はたらく細胞 リボンさんの映画レビュー(感想・評価)
ちょっと惜しい
アニメ見てたし映画のるろうに剣心も見ていたので、白血球がまんま剣心でアクションなんかは良かったんですが、
人間がどうなると(くしゃみしたり擦り傷ができた場合など)体の中はどうなるのか分かりやすく見せてくれてたし、
献血でぅわ〜っと吸い取られた赤血球の李光人君が、輸血されて新しい体で戸惑いながらまた働くとかの見せ方、
私の大好きなカッコいいナチュラルキラー細胞はやっぱカッコいい仕事人の女子を再現してくれたし色々良かったんですけど、
「映画の脚本としては」最後の、映画の終わり方がなんかふわっとしていて。。。とても残念。なんか惜しい。
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題材としてもともと面白いアニメだし、
悪役細胞の小沢真珠さんなんかもノリノリで悪い細胞をやってくれて佐藤健さんのアクションは流石、まだまだ動けるな〜と思ったし、
山本耕史さんとかが「俺等がここの細胞達は食い止めるからお前は先へ行け!!!」ってさぁもうまんま、縁の所へ向かう剣心の構図なんですけど〜〜(大好物!)
強い設定のバグ細胞役、ここまで来たら新田真剣佑さんに演じて欲しかったけど(さすがにるろうに剣心のまんまじゃ駄目かな?)
今回のラスボスとなるバグ細胞がFukaseさんだとどうにも「キャラクター」の悪役と被って。。。そして右腕は結構な武器になってはいたけど、肉弾戦なら剣心に見える佐藤健さんのほうが遥かに強そうなので「結局白血球の佐藤健のほうが勝つだろうな〜」と思えてしまって。
もしかしたら勝てないかもしれないくらい強そうなバグ細胞としてはちょっと体術の面では弱そうでした。まぁ、キャラクターの時のようなサイコパス感を出したかったのかもしれませんが。
そして最後、花粉症としてスギ花粉が襲ってくる時、何故スギ花粉だけはCGなのか?!!
最後の締めくくりとして、誰かめっちゃ厄介な感じにはっちゃけてくれる役者さんにスギ花粉を演じていただき、
スギ花粉に向かう白血球!!のドアップで
「俺等白血球の闘いはこれからも続く!」
とかのセリフで映画終わるほうが良かったのにな〜と思いました。なんかラストがふわっとしてました。。
(この不満は単に演出、脚本だけのことです。)
でももし第2弾が作られたらきっと見に行っちゃうんだろうな〜と思いました(笑)