「擬人化キャラが秀逸!」はたらく細胞 おじゃるさんの映画レビュー(感想・評価)
擬人化キャラが秀逸!
原作未読ですが、アニメでその魅力に触れ、今回の実写映画化を楽しみにして、公開初日に鑑賞してきました。期待どおり、なかなか楽しい作品でした。
ストーリーは、日頃の不摂生と無理な働き方のせいで健康状態の芳しくないトラック運転手の父・茂と、憧れの先輩との交際が始まった直後に急性白血病と診断された高校生の娘・日胡の、それぞれの体内で起きている変化を、擬人化した細胞たちの奮闘ぶりで描くというもの。
アニメでは体内シーンが中心で、おもに細胞や器官の働きそのものを見せていたように思いますが、さすがに実写映画でそれを2時間見せられても退屈になります。そのあたりを見越して、本作は親子の物語としてストーリーを流し、その中で細胞たちの活躍を描いている点がよかったです。表面的には互いを気遣う親子の物語として泣かせどころがあり、これに呼応するかのように、体内で細胞たちが必死に自分の仕事をまっとうしている姿が熱いです。
ストーリーもさることながら、本作のウリはなんといっても、細胞たちの擬人化キャラでしょう。アニメに登場したさまざまな細胞キャラに、有名俳優たちが衣装と特殊メイクでしっかり寄せているだけでなく、振り切った演技を披露しており、それを見ているだけでも十分に楽しめます。中でも、白血球、キラーT細胞、NK細胞は、ナイスなキャスティングと熱いアクションがかなりよかったです。他にも、マクロファージの終盤でのクールな活躍も見逃せませんし、血小板ちゃんたちはかわいすぎて癒されまくりです。どのキャラもかなり力が入っているので、もっと見せ場を用意してあげたいくらいです。
そんな多様な細胞たちの活躍を描くために、体内のさまざまな場所で起きるシチュエーションを用意しているのですが、これを描くためにとんでもない数のエキストラを動員したロケが圧巻です。もちろんCGも多用しているとは思いますが、無数の細胞の働きを見せるという点では、映像によるインパクトはそれだけで説得力が増します。
ただ、おおむね楽しかったのですが、アニメのような軽快感や爽快感はやや薄かったです。実写ならではの画面から伝わる情報量の多さが、ややノイジーに感じたせいかもしれません。とはいえ、原作漫画の実写化作品としては十分に及第点だと思います。自分の体内や生活に関心を抱かせるという点からもおすすめできます。自分も、この機会に不摂生な生活を少し見直そうと思います。
主なキャストは、永野芽郁さん、佐藤健さん、阿部サダヲさん、芦田愛菜さん、山本耕史さん、仲里依紗さん、松本若菜さん、染谷将太さん、板垣李光人さん、加藤清史郎さんら。他にも有名俳優が出演していますが、ほぼ無駄遣いと言える、贅沢な起用です。
おじゃるさん
共感コメントをありがとうございました。
それにしても
今をときめく
若手俳優キャスト 勢ぞろいみたいな・・(´▽`)
はい、定期検診は大事ですよね(^^)/
おじゃるさん
昨日鑑賞して・・・・
原作はアニメのようですね
実写で表現する難しさもあることでしょうが
とても わかりやすくて
良い作品でした。
キャストの皆様も擬人化された細胞を
熱演されていて
人間ドラマもあり
最後は、感動の嵐でした。
定期検診 続けましょう(^^ゞ