劇場公開日 2023年5月19日

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ソフト/クワイエットのレビュー・感想・評価

全63件中、21~40件目を表示

4.0加速する勢いのまま転がり落ちていくようなクライム・スリラー

2023年6月25日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

ワンショット風で、加速する勢いのまま転がり落ちていくようなクライム・スリラーです。

いまも身近などこかで起きているような、日常のなかにある狂気が感じられ、ちょっとしたホラー作品よりもゾッとさせられるものがあります。

胸糞が悪くなるストーリー展開ではありますが、タイトルからして皮肉が効いています。

加害者となる主人公たちは、一貫して不快で愚かに描かれています。
周囲の人々も、彼らを冷めた目で突き放しています。

偏見をもつ主人公たちはコミュニティでも肩身の狭い思いをしているのでしょう、自分たちの思想を「やさしく/ひそやかに」広げていこうと話し合います。
しかし、実際には品がなく粗暴きわまりない行動を起こしていき、じわじわとクライムサイドの沼へはまり込み、抜け出せなくなっていきます。

最後まで彼らを救いようのない人物として描いているのは、むしろ痛快でもあります。

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moro

3.5マジなホラー

2023年6月16日
iPhoneアプリから投稿

こういう人間は少なくない。てか、その萌芽は誰の心の中にもある。だからこそ怖い。幽霊よりも人間の方がずっと怖いし、恐ろしい。

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Naofumi

5.0「ミーガン」より100倍は怖い。

Mさん
2023年6月14日
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一定数このような人たちはいるのだろう。
だから、彼は当選できた。

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M

5.0ややホラーな気もするが、しかし述べたいところははっきりします

2023年6月11日
PCから投稿

今年192本目(合計843本目/今月(2023年6月度)17本目)。
 ※ 交通機関トラブルで最初の5~7分程度が抜けています。

 多くの方が書かれている通り、人種差別をテーマにした映画です。

 まぁもう人種差別に関する発言はオープンすぎて、この映画がR15どころかPG12扱いでもない(なのに、なぜか「~ライル」がPG12とか謎なのが映倫)というのが不思議なくらいです。

 日本ではおよそ普通には「人種差別」という論点が発生しませんが、例えば男女同権思想から発生する衝突であったり身障者差別だとかという論点程度はあろうと思いますが、それでも「いじわるされた」とか「ちょっと強く言われた」とかという程度で、映画で描かれるようなようなことにはならないはずです(「その意味では」日本は平和な国ともいえる)。

 まぁ、正直なところ、この映画がPG12でもなく一般というのがある意味すごくて、「別の意味で」見終わってからむかつくというかやり場がないというか、そういうタイプの映画です。間違ってもカップル割だから行こうかとかというような映画ではないので注意が必要です。

 既存の映画であえて同じタイプの映画をあげるとすれば「聖地には蜘蛛が巣を張る」になると思いますが、表現はこちらのほうが強いかなというところです。

 日本はそれでも集会の自由を保障しながら、あまりにも支離滅裂であったり、他者の人権を侵害しうるようなものは規制される(ヘイトスピーチ規制法・条例など)のですが、思想良心の自由(思うだけ)は規制できませんし、集会とは言わないものの「個人対個人」でのやり取りにおいて人種を持ち出すというのは想定外で、(これもまた他の方が触れていましたが)近い将来、フィリピン・インドネシア等をはじめとして広く外国人労働者が入ってくることであろう「近い未来の日本」でこういうことが起きたらどうするのだろう…(日本では人権侵害事案は法務省なり、外国人の場合、その性質上、受け皿が行政書士になることも多いが、日本語が7割も通じない状況ではまともな判断は難しい)という「実際上の懸念」はありうるのかな、というのが個人的に見たところです。

 評価としては、まぁ多くの方が述べられるように「あまりにも見た後にむかつきすぎる」という点ですが、この点はそれを意図したと考えられる「セルビアン・フィルム」と同じ趣旨で、こちらに減点していない以上はこちらもそうであり、減点なしにしています。

 ただし何度も述べるように「カップルデーだから行こうか」とかというような映画では「およそもってない」ので注意です。

 なお、採点においては、このような特殊な事情を扱うがために、「人によっては気分を害することがある」点は考慮したものの、本映画が人種差別を扱うこと自体は事前に予告されていたものであり、それも「多少度は超えるが、支離滅裂でもない」という点において減点なしにしています。

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yukispica

4.0とても良い映画

2023年6月11日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

口論の末、自滅して行くのが見ていて何とも滑稽で面白かったですね。

これはコメディですね…スリラー風味の。

この作品が怖いなと思ったのは、深層心理では白人はみんな心の中では同じ事を思ってるんじゃないのか?という気持ちがしたことです。

海外なんかを一人旅してるとそんな思いに駆られること結構あったりしたので…明らかに嫌な目つきで睨まれたりとか、普通にありますからねぇ。

でも、これは偏見ですよね。

ロンドンに行った時、道で地図を広げていたら、優しく声をかけてくれたイギリス紳士もいましたし、パリではカメラを向けたら優しく微笑んでくれた果物屋のオッちゃんとかもいました…。

この広い世界、人間色んな人がいてますわ…笑

あぁ、こわっ!笑

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stoneage

マイノリティ〜〜〜

2023年6月10日
スマートフォンから投稿

パーティでの食事
私がこだわり抜いた『カレー』なの
最後に出されたメインディッシュ
和気あいあいと皆が食するカレー
が、しかし、カレー味のウンコ
そんな映画

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Psycho

4.0不快感極まることで引き込まれる

2023年6月3日
PCから投稿

今年一番、胸糞の悪くなる不快感極まる作品でした。
それでいて、つまらないわけじゃない、というかむしろ引き込まれる、強いフィルムでした。

黒人清掃員への侮蔑の眼差しと、直接喋るのを厭い教え子にクレームを入れさせる、主人公である幼稚園教師のクソ女の描写から始まり。
鉤十字の模様の入ったパイでナチ思想にはまった白人至上主義者なのを見せつつ。
アーリア人以外全ての人種への差別的発言と行動はエスカレートする一方で、そりゃもう酷さ全開。
行き着くとこまで行くんですが、観ていると最初に恐怖を感じ、次に腹の底から湧く怒りに支配されました。

監督自身、アジア系アメリカ人の母と、ブラジル出身の父をもち、様々な差別を受けてきた人。
彼女には暴走する白人至上主義者は「どこかにいる危険な人」ではなく、「隣人としてそこにいる危険」。
その監督が今まで見て感じてきた「アメリカで起こった真実」を描くという視点で作られているので、こんなにリアリティ溢れる作品に仕上がっているのだなと。

難点は、音楽。
怖いことが起きるシーンにやたら怖さを誘導する曲を被せるので、予想が容易で身構えさせられ、意外性や驚きが半減する感じ。
この点はもったいなかった。

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コージィ日本犬

4.0続きが見たい

2023年6月3日
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ミーノ

3.5映画館から逃げ出したくなるほどの恐怖

2023年6月2日
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yookie

5.0これが現実だと認識せねば

2023年6月1日
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redir

4.0ワンショットでこれだけの作品を作るとは!

2023年6月1日
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鑑賞方法:映画館

あるアメリカの片田舎で、移民や有色人種の存在やダイバーシティや多様性を日頃から鬱陶しく思っている白人女性達、本人たちは普段自分の境遇が悪いのは、逆差別を受けているせいだと思い込んでいるのだが、実は本人の資質に原因がある。集会後メンバーの経営する店でのアジア人親子とのちょっとしたトラブルが、最悪の事態に陥っていくまでを、ワンカットで描く。いつもながらこういう作り方は、何度も練習したのだろうなと、舌を巻かざるを得ない。威勢だけは良い白人女性だが、おつむと思慮が足りないので泥沼に陥っていくのが哀れではある。

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M.Ooi

3.0なんか、こんな感じかもな

2023年6月1日
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Scott

2.0設定に無理あり

2023年5月31日
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人物の設定に無理あるように感じる。高校生や小学生ならまだしも、大の大人が家襲おうと考えるか?
ワンシーンワンカットでその辺の感情を薄めてはいるが拭いきれない。

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るい

3.5スケープゴートとエスカレート

2023年5月31日
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鑑賞方法:映画館

白人至上主義の人間が周りにいないからイメージがつきづらい。映画とかで出てくるのもネオナチっぽい屈強な男たちやKKKの白マントを被っているイメージしかない。でも、彼らも普段はアメリカ社会で普通に生活しているんだよなと本作を観ると思い知らされてしまう。
教会の一室で開かれたのは白人至上主義の女性グループの会合。幼稚園の先生してたり、スーパー経営していたり、普通に勤めていたり、見た目だけでは主義主張なんてわからない。そんな「普通の」見た目の女性たちが語る差別発言の数々。少し笑ってしまうくらい極端な意見が飛び交っていた。後半よりもむしろ前半の会合シーンが怖い。
そんな彼女たちがどんどん暴走していくという流れ。バカみたいな選択の連続ででとんでもない方向に転げ落ちていく。胸糞悪いんだけど、どうなるんだ?と目が離せなかった。
満たされない人生にはスケープゴートを求めがち。誰かのせいにする方が簡単だから。そして暴力は単独ではなくグループになるとエスカレートするということだ。似たようなことが周りで起きる可能性が十分あるからこそ怖い話なんだよな。

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kenshuchu

4.0胸糞悪さ一級品

2023年5月28日
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鑑賞方法:映画館

怖い

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みき

4.0集会出た後がいい

2023年5月28日
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鑑賞方法:映画館

集会は正直、ちょっとつまらなかったが出てからがいい。
ちょっとした一言で人間関係を示したり、ということからだけど、途中からは圧巻。
音楽も鬱陶しくてよかった。

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khapphom

4.0アーリア人が

2023年5月27日
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アーリア人が英語話すな

田舎の保守的な人というのは、国が違っても同じなんだろうな

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ふくみみ

3.5パイを焼いたら鉤十字になっちゃった、てへ

2023年5月27日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

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ku-pa-

2.0うむ

2023年5月27日
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JYARI

3.5ブラムハウスの新作。そう来ましたか!

2023年5月26日
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鑑賞方法:映画館

爽やかな気分で劇場を出たい人にはお勧めしません。じつに不快な映画ですが、血がドバドバ、肉片がピューンのスプラッターではありません。普通の女性たちが、これも一種の「ノリ」なのでしょう、どんどんヤバい方向に行ってしまう話です。ワンショットで撮影されたのが売りですが、中盤までは特別にその良さは感じられませんでした。物語の終盤、ある理由で汚れた部屋を綺麗にしなければならなくなりますが、その片付け風景を延々と見せられることになります。なぜならワンショットだから省略がありません。主人公の後悔とうんざりがよくわかって、あれは並みのスプラッターより私の心がやられました。予告編でやってた同じくブラムハウスの「M3GAN」が楽しみです。あのロボット、なぜか若い頃の中谷美紀さんに似ている。

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raumer