ソフト/クワイエットのレビュー・感想・評価
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すごい
ビヨンセがツアーダンサーを全員黒人で固めてそれでもステキ!なんて評価をされたりしてるのを見て、それ白人がやったら大騒ぎになるんでしょ?と本当に不思議だったんです。だからこの映画でも教会での会合まではうんうんわかるーなんて思ってたんですよ。でもダメどんどん分からなくなってくる。まずなぜパスポート盗もうになるのか全く理解できない。けど最初はひいてたエミリーが高校時代みたい!ってはしゃぐので何か掴んだ気がしました。さらにアンとリリーを虐待する感じ、子どもの悪質ないじめのよう。この人たちはどうやらド田舎から出たこともなく狭い世界で視野がせばまるのに任せて生きているんだね。にしてもまあエスカレートの仕方がひどいけど。
いくつか気になるところがあって、そもそもこんな店ならアンたちは来ないよね。普段は普通に来てるのに会合のあとで気の大きくなったキムが暴走したのかね、だとしたらアンたちにはホント迷惑な話。どうやらすごい田舎なのにエミリーが車(免許?)を持ってないのが不自然なのでこれに意味があるんだとしたら重要そうだから知りたい。明らかな犯罪者のレスリーよりマージョリーへの風当たりのほうが強いのは何で?これも意味があるなら重要そう。教会から出ていくときにマージョリーが「誘ってくれてありがとう」って言うとエミリーが「人がいなかったから」って言うのよ。これなかなかなシーンな気がするんだけどその後特に何にもつながらなかった。アメリカ人なら分かる何かが隠れてるならすごいけど意味なかったらひどい作りだと思う。
負の連鎖
冒頭で子供に注意させに行かせるところでなんかこいつおかしいと思い、エミリーとレスリーが出会うところでもう違和感全開。で、教会での会話で完全にOUT!な感じでした。ただ、被害者姉妹にも感情移入は全く出来ず。ナッツアレルギーならナッツ家に置いてたらダメでしょう。それが一番腑に落ちなかった。
ラストどうやって脱出できたん?
鑑賞動機:あらすじ5割、ワンショット・リアルタイム進行5割
劇場で見逃して悔しかったけど。
ヒエエエエ、聞きしに勝るイヤな嫌ないやーな話。メンバーでタイプが違って相互に補い合っちゃうところとか、不協和音というかマウント取り合いみたいなのをしてるのとか、集団だったことで気が大きくなったりカッコつけたりしがちとか、自分たちに都合の悪いことはガン無視とか、もう破滅へまっしぐらあるあるですな。暴力的だったり威圧的であることが男らしさ(タマついてる)ってことだというのなら、そんなものはワンコのお食事にでもして差し上げればよろしいのです。
まあでもむき出しの悪意って、見聞きするだけで疲れるっす。よくそんなダリィこと進んでやりたがるのかわかんねっす。これが2023最後だとヤダなあ。
大傑作の胸◯ソ映画。
あ~~~気分が悪い。 間違いなく傑作なんだけど、倫理観の欠如した人...
あ~~~気分が悪い。
間違いなく傑作なんだけど、倫理観の欠如した人間がたくさん出てくるので大きな声で好きとは言えません笑
白人至上主義の女性たちがヘイトクライムを起こすまでをワンカット風に表現した作品。
彼女らは白人を崇高な誇り高き人間だと思っているように思えて、日常の不満を移民問題などにすり替えストレスのはけ口にしてるだけなんよな。
「私が昇進しないのはあの移民のせい!」➡お前の実力がないだけwwww
人間は都合のいいように解釈するし、適切な心の守り方だとは思うけどそれを暴力に転嫁しちゃいけない。
彼女たちの品のない行動にはマジで呆れる。
ナチスドイツを表すカギ十字をパイに書いたり、”ハイルヒトラー”の敬礼ポーズをしたり、自分たちの思想を正当化したいんやなと思う。
でもそういう小さい行動から差別(区別)は正当で、自分たちには鉄槌を下す権利があると勘違いするんやろな。
憎しみを募らせた末路。
アメリカでは年々ヘイトクライムの数が増加していて、そんな中で公開された実にタイムリーな作品。
冒頭から漂う不穏な空気。一見普通の女性たちが開いた会合はまるでママ友たちのお茶会のよう。しかし、メンバーの一人エミリーが持ち込んだ手作りのパイには鉤十字のマークが。そして参加者から語られるのは有色人種や移民へのあからさまな憎悪感情の数々。
彼女らは一様に不満を抱えていた。しかしそれは移民や有色人種のせいではない。たしかに移民政策で経済的に苦しくなったとしてもそれは選挙の結果によるもの。文句があれば投票行動で示せばいい。移民に怒りをぶつけるのは筋違いだ。
コロンビア人に仕事のポストを奪われたのを逆差別だというのも然り。自分の努力が足りなかったんだという考えは彼女らには浮かばない。
すべてがそんな調子で、自分たちの人生がままならないのはすべて有色人種のせいだという思考回路になってしまっている。
たしかに思考停止してしまえば楽かもしれない。悔しさをばねにして努力もせずなんでも人のせいにしていればいいのだから。でもそんな調子で憎しみを募らせて生きていったところで幸せになれるとは到底思えない。
そして彼女らは自らの心の中で培った憎悪感情がもとで人生を破滅させることとなる。トラブルになったアジア人女性の家に忍び込んで悪さをしようと言い出す彼女たち、この時点でその結末が手に取るようにわかる。
ただでさえ憎悪感情に支配されて論理的思考力が働かなくなった人間が徒党を組むと始末に負えない。一人ではできない大胆な行動も集団になれば途端に気が強くなり容易く出来てしまう。単体ではおとなしいバッタやイナゴが群れになったとたん体色が変化して獰猛になり農作物を荒らしまくるように。
確かに人間はもともと群れることでお互いを守り繫栄してきた。群れることは人間の本能なのかもしれない。ただ、同じ思想を持った者同士が集まり良い方向に行けばいいが彼女らのように最悪の方向に向かうことがあるのも歴史的に過去の事件などを見ていれば明らかだ。
結局、敵を見つけては攻撃するみたいな生き方は不毛だ。憎しみを抱き続けて生きるなんてけして楽しくない。ただ、為政者の中には仮想敵を作っては分断を煽り自分への支持につなげる者も多い。古くはヒットラーや最近ではトランプなど。
トランプなんかはヘイトクライムの発信源だ。アジアンヘイトは彼の発言きっかけだから。
頭を使わず常に感情的にしか生きられないならほんとにバッタと変わらない。為政者に利用されるのがオチだ。
なんで金出して、わざわざ映画館に行ってこんな嫌な気持ちになりながら...
なんで金出して、わざわざ映画館に行ってこんな嫌な気持ちになりながら、「パンフレットください。」ってきっちりパンフレット購入しなければいけないの!?
とゆう意味の分からない鑑賞後の気持ち。
ほんとに不快な映画だが、不快であることに意味がある。
これをワンショットで撮影?地獄なのか?
すごい試み。
これを作れるブラムハウスの株ガン上がりです!
役者さん達の気迫のある演技は
ほんとうにこうゆう人物なのでは、と感じてしまうほどで、特に主役のエミリーの人の
佇まい、笑顔の作り方、表情の動き。すごかった。
パンフレットの内容も充実してて
鑑賞の補助線としてすごく良い。(少し気になった点として女性のライターさんが1人?だったこと。せっかく女性監督の意欲作だし内容的にも男女半々とかの意見が読みたかった)
監督の、差別的な言動をとる人々を無視しますか?
無視する・関わらないとゆう選択をすることで、その人達をいないものとして感じることはできるかもしれないが、その人達は実際に存在し結果的に私達の生活を破壊しうるのです。みたいな感じで語っていた言葉が印象的。
集団暴力や、正義感による暴走は決して他人事ではないし、必ずしも男性によるものでもない。
ほんとうに怖い映画。
映画館で鑑賞
ここまでやるか、理性欠如の世界
ワンショットの映像は冒頭からタイミング良くカメラの前入れ代わり現れる被写体にすっかりのめり込んでしまう。
和気藹々の会合が驚愕の恐怖に変わっていく人間の恐怖はかつて観た事もない世界であった。
有色人種や移民を毛嫌いする女たちが取り返しのつかない事件を起こし恐怖のどん底に落とし込まれました。
観て後悔する映画としてチェック☑️
最後までいく
まさかの一日5作品鑑賞、その②
白人至上主義の女性たちによる、胸糞映画。
正直、不法侵入からの流れはちょっと不自然と言わざるを得ない。
「閉店だ」と言われてゴネた姉妹もよくはないが、そこまで無礼な物言いをしていたわけじゃない。
そこに暴言を浴びせ、代金をボッタクってまだ足りないか。
エミリーとの私怨もあるが、不法侵入に窃盗、器物損壊などまで平気で行う心理は理解できない。
(逆に、それすら問題にならないと考えるくらい下に見ているのか)
人が集まれば必ず上下や派閥ができる。
主人公サイドでも、アリスやマージョリーに対する発言で顕著に出ているし、マウント発言も多く見られる。
一方、最近の多様性への流れは、男女や障害、LGBTQに限らず、弱者やマイノリティへのバランスが非情に難しい。
小さな頃、「年上なんだから我慢しなさい」と言われた理不尽さの延長でもある。
…が、そんな思索も打ち砕くくらいエミリー達に正当性はなく、非情に分かり易い。笑
ワンカット進行もウリの作品だが、序盤はかなり冗長なので、酒屋か姉妹宅からでよかった。
まぁ、半端にやるより“全編”にしたくなるのも分かるけど。
ラストは胸糞度が下がるので個人的には余計かな。
ワンカットなら目撃者をチラ見せ、そうでなければマージョリーあたりが裏切って自首なんかだとより好み。
人の醜さ、混乱や緊張の表現はとても良かった。
全部アンタが悪いのよ
ポスター、チラシの画が異様で怖い。
コレ絶対半端なく不穏なやつだ、と思う。
実際見たらおぞましくて不快、酷い話だけど面白い、よくできたノンストップ胸糞映画でした。(誉めてます)
多少の差はあるが基本貧乏で頭の悪い彼女たちの、唯一優位性を自覚できるところが、自分たちが「アーリア人種」であること。
偏見、というより、縋るものがそれしかない感じ。
アタマが悪いから、自分たちの不遇をすべて「非アーリア人種」のせいにして叩いてうっぷんを晴らす。
こういう人たち普通にいそうで、実際に嫌がらせとかしていると思う。
凶行に及んだ4人は一人残らず一片の共感も同情心もわかない不快な女たちなので、転落っぷりがむしろ痛快だったりする。
コミュニティー全体が選民意識で凝り固まっているような田舎町の、理不尽満開なハナシかと身構えていたら、部屋を貸した教会の神父が過激発言を聞いて嫌悪感をあらわに彼女らを叩き出したり、エミリーの掃除人への差別的侮辱発言に一瞬嫌な顔をする園児の母親、犯行を止めきれなかったエミリーの夫にしても、周囲の人々は常識的で、彼女らは世間から冷ややかに距離を置かれている模様。
周囲が結託して4人を庇い、悪行を隠蔽するような理不尽はなさそうで、その点安心感がある。
こういう輩は私的な制裁ではなく、法に則ってしっかり裁かれて厳罰に処せられ社会的にも制裁されたらいい。自分の悪行の報いを受けよ、と思う。
被害者はただただ気の毒。
生き延びた姉の復讐戦が見たい。
加速する勢いのまま転がり落ちていくようなクライム・スリラー
ワンショット風で、加速する勢いのまま転がり落ちていくようなクライム・スリラーです。
いまも身近などこかで起きているような、日常のなかにある狂気が感じられ、ちょっとしたホラー作品よりもゾッとさせられるものがあります。
胸糞が悪くなるストーリー展開ではありますが、タイトルからして皮肉が効いています。
加害者となる主人公たちは、一貫して不快で愚かに描かれています。
周囲の人々も、彼らを冷めた目で突き放しています。
偏見をもつ主人公たちはコミュニティでも肩身の狭い思いをしているのでしょう、自分たちの思想を「やさしく/ひそやかに」広げていこうと話し合います。
しかし、実際には品がなく粗暴きわまりない行動を起こしていき、じわじわとクライムサイドの沼へはまり込み、抜け出せなくなっていきます。
最後まで彼らを救いようのない人物として描いているのは、むしろ痛快でもあります。
ややホラーな気もするが、しかし述べたいところははっきりします
今年192本目(合計843本目/今月(2023年6月度)17本目)。
※ 交通機関トラブルで最初の5~7分程度が抜けています。
多くの方が書かれている通り、人種差別をテーマにした映画です。
まぁもう人種差別に関する発言はオープンすぎて、この映画がR15どころかPG12扱いでもない(なのに、なぜか「~ライル」がPG12とか謎なのが映倫)というのが不思議なくらいです。
日本ではおよそ普通には「人種差別」という論点が発生しませんが、例えば男女同権思想から発生する衝突であったり身障者差別だとかという論点程度はあろうと思いますが、それでも「いじわるされた」とか「ちょっと強く言われた」とかという程度で、映画で描かれるようなようなことにはならないはずです(「その意味では」日本は平和な国ともいえる)。
まぁ、正直なところ、この映画がPG12でもなく一般というのがある意味すごくて、「別の意味で」見終わってからむかつくというかやり場がないというか、そういうタイプの映画です。間違ってもカップル割だから行こうかとかというような映画ではないので注意が必要です。
既存の映画であえて同じタイプの映画をあげるとすれば「聖地には蜘蛛が巣を張る」になると思いますが、表現はこちらのほうが強いかなというところです。
日本はそれでも集会の自由を保障しながら、あまりにも支離滅裂であったり、他者の人権を侵害しうるようなものは規制される(ヘイトスピーチ規制法・条例など)のですが、思想良心の自由(思うだけ)は規制できませんし、集会とは言わないものの「個人対個人」でのやり取りにおいて人種を持ち出すというのは想定外で、(これもまた他の方が触れていましたが)近い将来、フィリピン・インドネシア等をはじめとして広く外国人労働者が入ってくることであろう「近い未来の日本」でこういうことが起きたらどうするのだろう…(日本では人権侵害事案は法務省なり、外国人の場合、その性質上、受け皿が行政書士になることも多いが、日本語が7割も通じない状況ではまともな判断は難しい)という「実際上の懸念」はありうるのかな、というのが個人的に見たところです。
評価としては、まぁ多くの方が述べられるように「あまりにも見た後にむかつきすぎる」という点ですが、この点はそれを意図したと考えられる「セルビアン・フィルム」と同じ趣旨で、こちらに減点していない以上はこちらもそうであり、減点なしにしています。
ただし何度も述べるように「カップルデーだから行こうか」とかというような映画では「およそもってない」ので注意です。
なお、採点においては、このような特殊な事情を扱うがために、「人によっては気分を害することがある」点は考慮したものの、本映画が人種差別を扱うこと自体は事前に予告されていたものであり、それも「多少度は超えるが、支離滅裂でもない」という点において減点なしにしています。
とても良い映画
口論の末、自滅して行くのが見ていて何とも滑稽で面白かったですね。
これはコメディですね…スリラー風味の。
この作品が怖いなと思ったのは、深層心理では白人はみんな心の中では同じ事を思ってるんじゃないのか?という気持ちがしたことです。
海外なんかを一人旅してるとそんな思いに駆られること結構あったりしたので…明らかに嫌な目つきで睨まれたりとか、普通にありますからねぇ。
でも、これは偏見ですよね。
ロンドンに行った時、道で地図を広げていたら、優しく声をかけてくれたイギリス紳士もいましたし、パリではカメラを向けたら優しく微笑んでくれた果物屋のオッちゃんとかもいました…。
この広い世界、人間色んな人がいてますわ…笑
あぁ、こわっ!笑
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