なんでかね~鶴見 ガーエーにはまだ早いのレビュー・感想・評価
全1件を表示
うちなーだましい(沖縄の魂)忘れるな
クリックして本文を読む
これだけ、徹底して沖縄文化を描いた作品は初めて観ました。まるで沖縄ミュージカル映画ですね。
舞台は鶴見ですが、何で沖縄と思ったら、鶴見には、戦前から京浜工業地帯の工場で働くために、多くの沖縄出身者が移住してきたそうです。 区内には、沖縄の物産店や飲食店があるほか、エイサーなどの伝統芸能の催しなども行われており、「沖縄タウン」と呼ばれている地域もあり、映画の通りですね。
ただ、沖縄方言が分かり辛かった、エイサーは沖縄の伝統的な盆踊りで有名ですが「道ジュネー」とは?エイサーを踊りながら通りを練り歩く先祖供養のための練り行列。
映画のタイトルの「ガーエー」は沖縄の方言で「騒ぎ」や「お祭り」を意味し、「まだ早い」は、まだ騒ぎを起こすような状況ではない、という意味合いらしい。
「みーぼん」は沖縄で、故人が亡くなって初めて迎える新盆で、祭りごとはタブー、映画でも主人公のお爺のみーぼんなので道ジュネーへの参加を戸惑っていましたね。
最後に何か燃やしていましたが、これは「うちかび(打ち紙)」と言い黄色い紙に小判のような模様が押されたもので、沖縄の先祖供養で使われる「あの世のお金」のこと。お盆などの行事で、ご先祖様があの世でお金に困らないようにと、燃やして送る習慣だそう、これは珍しく劇中で説明してくれてましたね。
Youtuberの栄人が溶接工という職に就くオチは何だったのか、出稼ぎの沖縄県民は先人にならって工業地帯の正業につけと言うことにしても気の毒にしか思えませんでした。
コメントする (0件)
共感した! (0件)
全1件を表示