65 シックスティ・ファイブのレビュー・感想・評価
全112件中、1~20件目を表示
SF好きには物足りないが、アトラクション感覚で楽しむべきサバイバルアドベンチャー
一応SF映画のような装いだが、科学的な正確さや起こり得る確率など、細かいことを気にしていると話に入っていけない。大らかな心でハラハラドキドキを楽しむのが本作にふさわしい鑑賞態度だろう。
今から6500万年前の太陽系から遠く離れた別の星系にある、地球によく似た環境の惑星ソマリス。そこには主人公のミルズ(アダム・ドライバー)をはじめ人間そっくりの知的生命体がいて、なぜか英語を話していて、地球によく似た文明があって(でも科学技術は半世紀分くらい進んでいそう)、ミルズが乗り込んだ星間探査ミッションの宇宙船が事故で進路をそれてしまい想定外の惑星に墜落、そこはミルズが普通に呼吸できる大気がある地球だった……。って、あまりに都合の良すぎる設定とあり得なさすぎる導入部分にクラクラし、それぞれが起こり得る確率を掛け合わせたらそれこそ天文学的確率だろうと突っ込みたくもなるが、気にせず楽しんだほうが有意義な時間になるというもの。
「クワイエット・プレイス」の脚本家スコット・ベック&ブライアン・ウッズが監督・脚本を務めた本作は、「クワイエット~」に通じる音も効果的に使った驚かせ方で、アミューズメントパークのスリリングなアトラクションのように刺激をもたらしてくれる。墜落事故からたった2人生き残ったミルズとコアという名の少女に襲いかかる恐竜たちは、白亜紀の化石から忠実に復元された姿(またそれに基づいて造形された従来の映画などに出てきた恐竜たち)とは微妙に異なり、オリジナリティがあって怖さも増した印象だ。ミルズと言葉がほとんど通じない少女コアのサバイバル能力が笑っちゃうほど高いのはご愛敬。本編93分という潔さもいい。
創り込みが中途半端と言うか"雑"
確かこの頃の生物はかなり巨大化され虫もかなり大きかった様に教わった気がするが…だからもっと気持ち悪い虫とかが出て来ても良かった。特に恐竜の死骸等に虫がいっぱい居ても良かったのでは⁉︎デカい恐竜よりもそう言う虫とかヒルとかに大量に襲われた方がもっと怖いように思う。出て来る恐竜の種類も少ないし、もう少し創り込みをすれば更に面白く出来た様に思う。ネズミの祖先のような哺乳類もいた筈なのでそれらが沢山出ても良かった。それに宇宙船では無重力にならないと…宇宙船に引出しは無い筈だし(無重力状態では全て出てしまうよ)…。なんか全てが中途半端(創りが雑)であった。。 正直、映画館で観なくてよかった…と思ってしまうレベル。
恐竜好きは観ない方が…
惑星ソラリスのパイロットが地球の白亜紀に不時着する話し
不思議な映画
SF映画で6500万年前の惑星ソラリス。
宇宙船パイロットのミルズは娘ネヴァインの治療費のために、
2年間の宇宙探査の仕事を引き受ける。
しかし宇宙船は小惑星に衝突して
《白亜紀=1億4500年前から6600前を指す)
の地球に不時着する。
生存してたのはミルズと言葉の通じない少女のコアだけ。
果たして2人は脱出シャトルを見つけて宇宙船まで行けるのか?
(と言うことは惑星ソラリスに帰り着けるか?ってお話し?)
変な映画。
出演者はミルズ、コアとミルズの妻と娘のみ。
会話も最小。
たどり着いた白亜紀は末期の6500万年なのだろうか?
恐竜が《隕石衝突により絶滅した》とされる6500万年前の
《たった一日》の話?
だとしたら辻褄は合う。
ラストには2頭のティラノザウルスとの死闘もあり、
危機一髪で白亜紀を脱出する。
帰る先の《惑星ソラリス?》
それ自体がSF世界なのですから、地球の白亜紀から
6500万年前の惑星ソラリスとイコールする?
なんとも摩訶不思議な世界観の映画である。
本当なら相当に壮大な宇宙冒険ファンタジー。
そこに片足を乗っけただけみたいな、
非常に消化不良な映画である。
設定は斬新!
思ったより恐竜
サバゲーに興じるカイロ・レン
にしか見えませんでした、すみません。
惑星ソラリスに住む宇宙船パイロットのミルズが、重病を患う娘の治療費のため、2年間の宇宙探索の仕事を引き受ける。宇宙空間を移動中、宇宙船が自動運転中に小惑星群に巻き込まれ、ミルズが手動操縦に切り替えるも衝突は避けられず宇宙船は大破し、ある惑星に不時着してしまう。
その惑星とは6,500万年前、つまり白亜紀後期の地球だった。
大破した宇宙船から命からがら脱出したミルズだったが、移動中冷凍睡眠状態だった乗員は全員事故で死亡。かと思ったら一人だけ生命反応があり、冷凍ポッドに向かうとそのポッドでは娘と歳の変わらない少女が眠っていた。
果たして、二人はこの恐竜時代の地球から無事脱出できるのか?
正直に言います。惑星ソラリスがもう地球でしかなく、惑星の人たちの身なりも生活ぶりも何もかも、もうガッツリ地球です。普通に海辺にたたずむ家族の風景から始まるけど、これ地球じゃないんだよね?と受け入れるのに時間がかかる。治療費のためってのも宇宙人の言い草とはとても思えない。
不時着後の地球。なんならこっちの方が若干の異世界感がある。一応、惑星ソラリスは結構進んだテクノロジーが色々あるようで、ちょいちょい未来グッズみたいなのが出てくる。
でも、森の中をリュック背負って走り回っているミルズの姿は、なんとなくサバゲーに興じているようにしか見えず、またミルズもそのイケズっぷりも含めてカイロ・レンにしか見えてこず、冒頭の言葉となったわけです。
物語は宇宙船が墜落した現場から、宇宙船の他のかけらがある15km先までの森林が舞台。白亜紀なので当然恐竜くんたちも出てくるのですが、なんか小ぢんまり。ペットの犬猫サイズの恐竜から大きくても大型ワニサイズがメイン。たまにグワーってでかいのが出て来るけど、総じてこんな恐竜いたっけ?みたいなヤツ多し。
スケール感、そうこの映画に欠けているのはスケール感なんだと思う。
惑星ソラリスを思い切り宇宙要素盛り込んだ世界に造り込んだり、白亜紀末期の地球にいる恐竜たちも人間がちっぽけに見えるような壮大な草食恐竜たちも出してみたり。
まあ、1時間半ちょっとの尺に入れることを考えたら、このぐらいのスケールでもええやんって事なんだろうけね。
製作サム・ライミってあって、オヤ?っと感じた。この人この手の作品手がけるんだっけ?それとも、お得意の名前使っていいよーってヤツだったのかな…。
こういうティラノサウルスもいるのかな
恐竜映画といえば、言わずと知れたジュラシックパーク。
それと比べるのはちょっと酷かもしれないが、コンセプトは差別化されている。
そもそも恐竜自体の解釈が人それぞれなわけだから、ジュラシックパークの恐竜とは似て非なる。
登場人物はほぼ2人。
だから、恐竜に食べられちゃうみたいな描写はほとんどない。食べられ役さえいないから。
舞台は6500万年前の地球。まさに恐竜が絶滅したといわれる時代。なんと運のないことか。
つまり登場人物は地球外生命体で、科学技術も恐ろしい発展をしている星のようだから、もはや何でもあり。
地球人にしか見えないけど。
突っ込みどころは多いけど、ハラハラするような演出も多く、サクッとみるにはそれなりに満足度は高かった。
それにしても主演のアダムドライバーは、スターウォーズ以外では初めて見た。
「SFもどき」どころか「映画もどき」
割とお金かかっている雰囲気だったのでそこそこに期待していたのだが、いやはや
今の時代にこういったとんでもない駄作が出てくるとは驚きだ
遙か昔、異星文明の宇宙飛行士が不時着したのは白亜紀の地球
という『スターウォーズ』の「A long time ago in a galaxy far, far away....」のような
始まり方から、『ジュラシックパーク』、〆は隕石衝突ものという展開
プロットは「父親が子供の元に帰るために困難な状況を打開する」という
よくあるテンプレート(『インターステラー』などでも使われている)だが、
普通はこのテンプレートをアレンジして作品作るもの、
ところがほぼ完全にこのテンプレート一本でストーリーを作ってしまっているので
作品に奥行きがない。視聴する意欲を徹底的に欠く。
強いて言えば言葉の通じない足手まといが一人追加されている程度、これではたいしてドラマ性が追加されない。しかも言葉が通じないから台詞のほとんどが原始人がしゃべってんのかと思うほどバリエーションがない。
ペットでも連れていた方が動物映画の要素が足されてまだマシだったかもしれない。
しかも途中で致命的な展開をする始末。
肝心のアクションもすべてが想定可能なレベルに収まる。見所が迷子だ。
少なくとも主人公らの出身が異星文明だというのならそれらしい描写があるべきだった
ディスプレイのインターフェースも言語の描写がなく、会話の未知の言語も作り込みが薄っぺら
今日ではアマチュアのSF作家でも人工言語くらい作るだろう・・・
『スタートレック』も見たことがないのだろうか
脱出船という超小型ポッドも大気圏を脱出出来るようにはどう見ても
科学考証を徹底する必要はないが、SF的納得感や作品作り込みは必要だろう
(その点『ドラゴンボール』のポッドはその形の異様さから既存の科学技術ではないということが一目でわかり納得感がある。)
あの『スターウォーズシークエルトリロジー』に引き続き駄作に出演してしまったアダムドライバー
出ている映画は駄作と評されても仕方がないレベル。今後注意しておきたい。
予告編が丁度良い
アトラクション映画
なんか普通
6500万年前の地球、って設定って意味ないよね?
嫌いじゃないです。でも、ストーリーは凡庸かな
宇宙探索中に危機に瀕し、どうやって脱出するかという体の映画は数多ありますが、不時着したのが過去の地球というストーリーはこれまで無かったかもしれません。
宇宙は広いですからね、6500万年前に宇宙探索を行う文明がどこかに存在してもおかしくないかもしれません。“a long time ago in a galaxy far far away”で始まる物語もありますしね。
もっとも、ツッコミどころというか、何というか、ストーリーは凡庸ですね。先の予測が付きすぎます(苦笑)
物語の最後、大きい隕石が地球に落下して大規模な爆発しているのですが、これって、メキシコのユカタン半島に落下した後に、地球環境が激変して、大量絶滅が起きたヤツですよね?
全112件中、1~20件目を表示