「着想はユニーク」65 シックスティ・ファイブ odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
着想はユニーク
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タイトルの65は65 million years ago(6500万年前)からとったもの、舞台は6500万年前の地球、そう小惑星の衝突で恐竜が絶滅したという年代です。
主人公は見かけは人間ですが宇宙人、惑星ソラリスをもじったような惑星ソマリスの宇宙飛行士、2年間の任務を終えソマリスに帰還途中で地球に不時着、生き残ったのは主人公ミルズと9歳の少女コア、なんで宇宙船に子供が乗っていたのかやや当惑。
ジュラシックパーク、ロストワールドでもマルコム博士の娘ケリーが密航してハラハラさせたり恐竜を平行棒の技で撃退したりと大活躍でしたので模したのでしょう。
多額な予算をつぎ込んだメジャー作品なのに出てくる恐竜は小ぶりばかりでチープな感じ、子供向けアドベンチャーだからか恐怖感はそれほどでもない。水溜まりにハマった子供の恐竜を助けるシーン、これはきっと恩返しがあるなと日本の昔話を想像したらラプトルの集団に食べられてしまい残念。
ミルズとコアは言葉が通じず、しっくりこない仲が助けたり助けられたりのサバイバルを続けるうちに絆が深まる過程を描いたバディもの。おそらくミルズは亡くなった娘の代わりにコアを養女にするのでしょう。着想がユニークなので期待したが凡庸なファミリーものに終わってしまいました、もう少し脚本を練って、恐竜も派手に暴れて欲しかった。
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