片思い世界のレビュー・感想・評価
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神は時に神風を吹かせます
「花束みたいな恋をした」の脚本坂元裕二と監督土井裕泰さんの再タッグ作品とあらば、期待しかありません。何やら出演者も賑やかそうだとはやる気持ちをなだめて映画館へ🫡
人気テレビドラマ「クジャクのダンス、誰が見た?」では、広瀬すずちゃんのお母さん役だった、西田尚美さんが今作では杉咲花ちゃんのお母さん役でした。ウッチャンが主催するNHK人気コント番組「LIFE!」常連の女優さんでバラエティ系なのかと思っていたら、最近はあちこちで引っ張りだこです。思うにLIFE!出演の役者、歌手、芸人さんはみんな出世されていくイメージがあります。星野源さんはじめ、ムロツヨシさん、シソンヌじろうさん、遅れて長谷川さん、そして西田尚美さんと。ウッチャンのあったかい雰囲気がみんなを後押ししてるんかなぁなんて勝手に思っています。話脱線しましたね…🙄
今作では幼い子どもを3人も殺害した元殺害犯が出所し、日常生活を送り結婚までしようとしてるストーリー展開になっています。たとえ当時未成年だとしても、これほど早く出所されたら、大切な子たちを失った親は誰だって心中穏やかではいられないと思います。殺害犯はそれらしい風貌ではなく、どこにでもいる目立たない真面目そうな青年だという設定にも坂元脚本らしい拘りが感じられます。感情のよく見えない狂気さを秘めている元殺人犯を伊島空さんが見事に演じていました。一方自分が殺したわけでもないのに、その殺害現場に自分だけいなかったという理由だけで、罪悪感をずっと抱きながら生きている陰のある青年を横浜流星さんが好演。殺害犯との対比が見事に描かれていました。
死んでも違うレイヤーで生きているという話は面白いし、ない話ではないのかしらなんて思いたい気もしました。ラストあそこで元の世界に戻れなくて大正解👍
違う話にならずに済みました🤫
それぞれの片思いの相手に想いが届いたその時
神様は神風を吹かせます。
トラックも急に突っ込むし、紙束もふいに風に舞いあがります。
反省なきものには、天罰を
心優しき者には、赦しを
やっぱり悪いことは出来ないな🧐
今をときめく広瀬すずちゃん、杉咲花ちゃん、清原加耶ちゃんと朝ドラ主演人気女優が夢の共演!!
2時間ずっと眼に嬉しい☺️至福の時
誰かの強い想いはきっと、その先にいる誰かに届くと信じたい。死んだ世界が別レイヤーのこんな神世界なら、死後の世界も怖くなくなるかもな〜♪
ファンタジーですね!
ここ最近、全く罪のない方が理不尽な事件で犠牲になってしまうこと、ちょくちょく目にします。でもこの映画のようにパラレルワールド(?)で独自の世界を築くことができるとしたらホント嬉しいことですよね!?
今の映画界を代表すると言っても過言ではない3人の若手俳優さんたち。(宇宙人ジョーンズの仲間かと思いましたが杉咲花さんしか被ってませんでした!)やはりいい味出してましたね。最近の広瀬すずさんは若干当たり外れがありますが杉咲花さん、清原果耶さん、存在感そして本当に仲良し感満載で素敵でした。
特に杉咲花さんなんかは『市子』でみせた複雑な想いを含んだ演技とは違ってどちらかというとパン好きなお嬢さんの印象に近く多彩な役どころを演じ分けられる素晴らしい役者さんだと思います。
清原果耶さんも「宇宙でいちばんあかるい屋根」での桃井かおりさんにも負けない演技でびっくりして「望み」では多感な妹をうまく演じ、「花束みたいな恋をした」「まともじゃないのは君も一緒」「護られなかった者たちへ」と着々と演技の幅を拡げています。
今回尺の関係か広瀬さん、清原さんの生い立ちにはあまり触れられていませんがその辺りも描写されてるともっと彼女たちの素晴らしさが引き立つのでは、って思いました。杉咲さんのお母さん西田珠美さん、合唱団の田口トモロヲさんも脇を固め万全の布陣でした。
また何気にアホ毛のお兄さん横浜流星さんも過去を重く抱えすぎる青年が少し吹っ切れて合唱団の演奏ができるようになったくだり、表情でうまく演じてました。でも誘惑感丸出しの小野花梨さん、ウザかったのでさっさとプロミスインして帰って欲しかったです。
坂元裕二さんの脚本、外しませんよね。この前観た映画「このおばさんあんたとこと好きなんだよ!」のセリフは秀逸すぎました。坂元裕二さん脚本と聞いただけでハードル上げてしまいますが余裕で飛び越していらっしゃいますね、今回も。
いい音楽聴かせてくれたストリートミュージシャンたち、鈴木慶一とムーンライダースの皆さんだったんですね。ご健在で何よりです、ってこの作品自体の音楽監修、鈴木慶一さんなんですね。エンドロールで知りました。
観終わったあと彼女たちはどんなおばさん、おばあちゃんたちになるのか興味津々です。次のいいすみか、田舎への移住計画がうまく行くことお祈りしたいと思います。
追伸
スーパーカミオカンデにはよく知ってる企業が参画されているし岐阜県なので親近感ありありでした。聖地巡礼してみたいものですが彼女たちとは違って簡単には入れないでしょうね。
眼福の作品
広瀬すず、清原果邪、杉咲花のトリプル主演を堪能できる映画。演技派若手トップ女優が揃い踏みということで、見応えは十分。それに、単純に3人とも可愛い。この3人のトリプル主演ありきの映画だったと聞き良くも悪くも納得。
この3人でなければおそらく映画としての評価は下がるだろう。ポジティブな言い方をすれば、この3人の共演を観れるだけでもこの映画を観る価値がある。
元の世界に戻ることはできなかったけれど、合唱の場面は感動的で、家を出ていくラストも、本来は寂しい場面なのだが不思議とワクワクさせる演出でした。
序盤の仕掛けも、観客の好奇心を掴みつつ人によって気づくタイミングが異なるであろう微妙な違和感を残す演出が楽しいですね。物語の本質ではなく、あくまで物語の1側面でしかないので、種明かしを序盤のうちにするのも好印象です。
もっと早く気づけよ、俺!
序盤からいくつか違和感のある場面があり、音楽会の場面であまりの傍若無人ぶりに「どういう脚本?」と頭の中が疑問符だらけになったけど、清原果耶が舞台上に上がったところでさすがにその意味に気が付いて納得しました。本当ならバスの乗車ができず、なぜか後から来た北村匠が入れてもらえた場面で気が付いてもよかったけど、まったく頭が働いていませんでした(笑) 勘のいいひとなら、20未満の女性3人が共同生活をしているという現実にはなさそうな設定で気が付いているのかも・・・
しかし、それでも会社などでの他人との絡みの場面に違和感があったのが、そのからくりも見せてくれて完全に納得しました。後半は実在の人に気が付いてもらえない状況でどう話が進むのか楽しみにしていましたが、唯一残念だったのが、他の人も指摘しているように母親と殺人犯との絡みの場面です。サイコパス相手に1対1で対峙しようとするのは流石に無理があり過ぎです。その犯人が事故で死ぬのもあまりにもご都合主義すぎて、すっきりするどころか、モヤモヤしか残りませんでした。
母親の場面を除けば、とてもよかったです。ラストで広瀬すずと横浜流星が(エアーで)ハグする場面もよかったし、最後の合唱では歌詞も相まって涙が止まりませんでした。
映画のタイトルも、内容とぴったり合ういいタイトルだと思いました。
女優の無駄遣い
坂元裕二脚本と今をときめく若手女優3人が出演というだけの知識で見ました。
坂元裕二には「花束みたいな恋をした」のイメージがあり、タイトルに「片思い」とあるんだから恋愛ものと思い込んで見たら、まるっきり裏切られました(笑)
とにかく、設定が奇天烈です。
そんな奇天烈な設定の時ほど、その世界観を視聴者がすんなり受け入れるためにはディテイルのリアルさが必要だと思うのですが、そのあたりが非常に甘い。
たとえば、幽霊で他の人には見えないし触れないはずなのに、雑踏で他の人に突き飛ばされて転んだりしてるのはおかしいですよね?
本来なら彼女たちのからだををすり抜けて歩いていくはずです。
また、誰の目にも見えないし存在すら分からない彼女たちが、仕事をしたり学校に行っているという設定も納得感に乏しかったです。
途中で挟まれるエピソードにしても、亀の話もよく分からず、ラジオ放送の話もわざわざ灯台まで行ったのに何も起こらず、では何のことやら。
唯一、西田さんの演技は素晴らしかったけど、それも加害者があんなことで死んじゃうってあまりにも安易です。
結局、加害者は大して反省もしておらず、西田さん演じる被害者の母親に詰め寄られたら逆上するというのでは、そこになんの救いもありません。
更に、横浜流星演じる同級生が過去をずっと引きずって生きているというのが、ストーリーのひとつの柱になっているのですが、これに関しても、この映画の説明だけでは必然性に乏しくてあまり共感できません。
結局、ラストに至るまで、西田さんも横浜流星も誰も彼女達の存在には一切気づくことなく、何も奇跡は起こることなくエンディングを迎えます。
確かに、ラストで横浜流星が広瀬すずの存在に気付くようなストーリー展開だとあまりにもベタかも知れませんが、そもそもがそんなに大した話でも無いので、いっその事ベタにまとめてくれた方がスッキリしたような。
総じて、この内容なら実写ではなくアニメで良かったのではないでしょうか?
少なくともこの若手女優3人も使ってこれでは勿体ないと言わざるを得ません。
同じく横浜流星も勿体ないですし。
無論恋愛映画ではなく、かと言ってファンタジーにもなり切れておらず、非常に中途半端な映画というのが感想です。
ファンタジーだけどリアル
ただ仲良し3人組がわちゃわちゃしてるわけじゃあない。
届かない想いを抱えながら世界を生きている。
ネタバレを観てなくて良かった。
はじめのやりすぎには理由があってそこから明らかになっていく。
坂元裕二の脚本は自分にはすごく合う。
悲しいだけでは終わらない、むしろ優しさのあるお話。
優しい人が多い世界でよかった。
映像がつくとさらにこんなに美しくなるのか。
映像も大げさすぎず、ツボだった。
主演3人には安定して良かったし、うるさくない演技にグッときた。
ファンタジーだけど、心があって共感できることがたくさん。
願いが叶わなくても想いは届いただろう。
死者と生者が繋がる瞬間。
私が生きるこの世界にもまた別の世界があるのかな。
残酷なことが起こってしまうこの世界だけれど、素敵な作品を作れる方々がいる世界がここにあることと、作品を観ることができて私は幸せ者である。
そんな気持ちにさせられた。
成長する事が、生きている「証」。
仲の良い三人娘のほのぼのとした青春物語かという始まり方である。違和感のある展開が続いた後に突然知らされる、「この子たちは死んでいる」という事実に驚かされる。人が死んでも別の世界で生きていてほしいという願いは、人類が始まってから続く普遍的なテーマである。しかしこの映画は一味違う。生きている者と同じ日常生活を送っている所が実にユニークである。普通にお腹もすくし、仕事をしたり勉強したりしている。家に帰れば三人でおしゃべりしたりテレビを見たりして規則正しい生活をしている。そして何よりも、成長していることが「生きている」証である(死んでいるけど)。初めは楽しそうな共同生活だなと思って見ているが、物語が進むにつれて段々切なくなってくる。
通り魔による集団殺人という設定は普通だが、これしかないという効果を生んでいる。幼くして命を絶たれた子供は、果たせなかった自分の人生への心残りと、親や親しかった人との突然の別れの悲しみは、想像を絶するものがあるだろう。三人一緒だったから力を合わせて、今の(幽霊としての)充実した生活が成り立っているというのは納得できる描き方だと思った。
三人からは現実の世界が見えており、その場に存在することもできるが、現実世界からは見えないし存在しないことになっている。この一方通行が「片思い世界」であり、映画の全体を通すテーマになっている。三人は現実世界に残したそれぞれの「片思い」を果たすべく奮闘するが、最後まで一方通行のままである。下手に現実世界と通じたりしないことがこの映画の潔い所であるとも言える。通じなくても相手もこちらを「片思い」していることが分かり、救いを感じることができる。
最後の「合唱」は記憶に残る名シーンになった。昔から聞いてきたような良い曲である。
大切な人を亡くしたら、死後の世界でこんな風にいてほしいという願望を実現した作品でした。
この世界は分からなくて残酷で美しい
今をときめく3人の女優が主演を務めるということで、どんな奇跡が観られるかなとワクワクしておりました。
前情報は何も入れず、出演者のみで臨みました。
3人で過ごす空間が、どれだけの思いと過程で作られていったのか。。3人にはある残酷な事件で結びついた絆があるのですが、こんなにも残酷なこと、それが起きた理由も、また「分からない」のだな、と。
それでも、この世界は希望に溢れてる。じんわりと胸に鈴が鳴るような、物語でした。
予告からは想像できなかった片思い世界
いつも予告からこういう話かなと内容や展開を予想するが、今回は大ハズレ。片思い世界ってそういうことかぁ。そりゃあ、一方通行だよね。序盤の所々に散りばめられた(ん?)という違和感の理由が、ホールのシーンで見事に回収された。
普通こういう類のお話は、設定に無理があって好き嫌いが分かれる。だけど、今作は「触ったものは動いてるの?」という疑問には納得の説明が入っていたし、扉とかエレベーターは開いてないと入れない徹底ぶり。そのおかげで世界に入り込めた。
それぞれの(恋愛だけじゃない)片思いが切なくて、思いが届いてほしくて涙が出てきた。特に美咲と典真の音楽劇朗読シーン。すずちゃんの息づかいが上手すぎる。美咲が典真にどれだけ救われていたか、そしてそれを読んだ典真がどれだけ背中を押されたか。涙が止まらなくなった。土井監督の作品で泣かなかったことないなぁ。
最後にエンドロールで松田龍平の名前。どこで!?と思ったけど、津永か!聞き覚えあるなと思ってたからスッキリ!
変わらないものへの肯定的挑戦
この作品の賛否別れるところで、最大のポイントはやはり3人が「幽霊」であるという点だと思います。難しい理屈はともかくその点は受け入れられたが、どうしてもあの殺人犯のくだりだけは受け入れられませんでした。
ああいう話し方・態度で会話がまともに成立しない。更生をしたとしても根の部分は変わっていなかったという人物像はわかるのですが、あの逃走シーンと死に方はないかなあと。清原果耶が怒りのやりどころを失い叫ぶシーンがありましたが本当にその通りで、それが意図的なのだとしても映像的に車で犯人が撥ねられた末、あのお母さんが助かるという結実はコントのようでした。
まあでも物語の全体像として「変わらないもの」というテーマ性を感じられ、それは死者が生者に決して影響を与えられない。横浜流星は最後、避けていたピアノを弾くことになりますがその行動に根付くのは過去の反省と償いに由来する行動であり、そういった「不変」というテーマを徹底的に、そして大胆且つ肯定的に描こうする坂本さんらしい【マイナスをプラスにはならずともせめてゼロにする】というような言葉の実践には魅了されました。
第一線の女優御三方には目を引くものがありました。貞子のくだりなどあの辺のセリフ使いは坂元裕二さんらしく上手いなあと感心。
声は風
始まって直ぐに不思議な違和感を頂きつつ
どんな状況とイメージしながら観る映像の世界。
徐々に散りばめられたパズルが繋がっていく。
片思いの世界の意味がじわじわ伝わり
タイトルが府に落ちる。
儚くて切ない世界だけど仲良く3人で
暮らして笑う姿が見れて良かった。
『声は風』の曲と横浜流星さんのピアノ
演奏。みんなで歌う姿に気持ちが溢れ出した。
タイトルの印象とは異なる映画なのにタイトルが染みる映画
かわいい3人に片思い世界というタイトル
そんな映画だと思っていたのに
理不尽に命を奪われていた3人
その親の気持ちになってしまって
こんな形でも幸せに暮らしているのかも
と思うと泣かずにはいられなかった
成長してるし楽しそうだし
いくつかのエピソードのなかでも
新しい家庭を作り幸せそうな母の姿に複雑な思い である様子が描かれていたとき
母親とはそういうものではない という気持ちで見ていたら
やはりそうであった
犯人に会いにいく母
お月様クッキー やっぱり我が子のことはいつも思っているよね
「逃げて!!」の階段のシーン
無力と知りながら母親に覆いかぶさる3人
またアイツに刺されてしまう その恐怖を思うと
大号泣してしまった
犯人のアイツ こんな事件を起こすようなヤツは
ほんとうに刑期を終えてもこんな感じだったら
なんて思うとやるせない
なので、映画の中だけであって欲しい
この世界に帰ってきてほしいけど
きっと帰れないというか、そんな事になったら
興醒め ある意味よかった
SFなんですよね
いついつまでも3人で幸せに暮らしていて欲しい
こちらの世界に対しての
片思い世界
というタイトルが染みて染みて大号泣
今どきのアニメ原作だったかと思うようなお話
逆にアニメ化されてもいいと思う
美しくかわいく実績のあるアニメ会社さんに是非お願いしたい マッパキョウアニ トカ
タイトルなし(ネタバレ)
坂元脚本であること、すごいトリプル主演であることに惹かれて、すぐにも観たいと思いつつ、タイミング合わず、ようやく公開3週間で鑑賞できた。
公開から日が経っているのに、ネタバレせずに見られたことは本当にラッキーだったけれど、この作品があまり話題になっていないということなのかな。
「合唱出てみない?」という、美咲の提案。え、どういう事?と思っていたら、あんな形で、なつかしい合唱クラブに、制服に寄せた服装で、「勝手に」子どもたちの合唱に参加していた。だって12年前は、舞台に立てなかったのだから。その歌の歌詞も、3人の心情を表すものだし、フルコーラスの間に、12年間の3人の生活が「走馬灯のように」描かれるところも、とてもステキ。歌い終わったときの楽しそうな3人の満面の笑顔がよい。
食べ物は一生記憶に残るのさ
始まってからいろんな感情や想いが込み上げてくるのね。歳を取ると。
片思い。人の心のなかが見えないので永遠にみんな片思いなのかも。
せつないの一言で済ませるのもなんだかなぁ。
じゃあね。またね。
言いたいけどなかなかね。出てこないね。
でもこの作品はちょっと胸の奥につっかえたものが取れるキッカケをくれたように思える感じでした。
帰り道に『じゃあね。またね。』と振り向いて呟いてみました。
う〜ん、
あまりにも未来とか希望がないではないか………
そんな中での、最後、合唱をバックに子供だった頃の3人がはしゃぎながら生活するシーンは、心が痛くなった。
美咲、優花、さくら
来世を生きてくれ❢
それでも、観ないより観たほうが良い映画だと思う。
予告編の清原「返せ!返してくれよ」ワイ「キャンディ・キャンディ全9巻?」
2025年映画館鑑賞38作品目
4月21日(月)イオンシネマ石巻
ハッピーマンデー1100円
監督は『いま、会いにゆきます』『麒麟の翼 劇場版・新参者』『映画 ビリギャル』『罪の声』『花束みたいな恋をした』の土井裕泰
脚本は『世界の中心で、愛をさけぶ』『西遊記』『花束みたいな恋をした』『怪物』『ファーストキス 1ST KISS』の坂元裕二
予告編だけでは内容がさっぱりわからない
「子供達の合唱」「返せ!返してくれよ!」「片思い世界」
それでも勘の良い人はわかってしまうかもしれない
「警部殿!わかりましたよ!」
「なに!?もうわかったのか毛利くん」
その流れから真相に辿り着くだろう
しかし自分ごときそうはいかない
借金のトラブル?高野健一容疑者?ちがーう
タイトルの片思いが本来の意味として解釈しラブコメかなと勘違いしてしまう
そのためか朝ドラ主演経験有り3人組という豪華な顔ぶれに横浜流星という売れっ子超イケメン名前もイケメン
そして名脇役の田口トモロヲと西田尚美
監督や脚本家も実績豊富だ
でもやっぱり予告編はわかりやすい方が良い
その点でいうと『フラガール』とか『スウィングガールズ』とか『舞妓はレディ』などといった作品は予告編を観ただけですぐにでも観たくなる
清原を中心にした3人組といえば秋山清原デストラーデだがこっちの清原も活躍度が高い
前髪で隠すと野暮ったいが額を全開にすると俳優として覚醒してしまう気がする
おでこの絆創膏を剥がすと人格が変わる『三つ目がとおる』の写楽保介のように
やけにモラルハザードな行動をとるがそれもそのはず
3人は幽霊だから
それまでの幽霊のイメージからすれば斬新
すり抜けない
人にぶつかって倒れるし静物をつかめたり
松本まりかが演じた『妖怪シェアハウス』のお岩さんよりずっとリアルで自然
でも誰も3人が見えない
『ゴースト ニューヨークの幻』とか清水崇監督作品のような幽霊像ではこの作品の表現に合致しないのだろう
CGにかかる費用をケチったわけではない
広い道路に飛び出して走る車を避けて突っ走る広瀬すずと杉咲花のシーンはさすがにCGだろう
スタントマンでもないのにあんな危ないことをやる日本の俳優は『101回目のプロポーズ』の武田鉄矢か『ウルトラマンレオ』の真夏竜くらいなもの
3人の髪型がそれぞれ全く違うのが良い
3人だと信号のような色違いの服を着るシチュエーションをよく見かける気がする
昔の男性アイドル3人組もそんな格好でテレビに出ていた記憶がある
典真が違うものに聞こえてしまう
一気に下ネタみたいになってしまう
本来は如何わしい商品ではないのに悔しい
「てんま」といえば思い出されるのがのんちゃん主演の『天間荘の三姉妹』
3人の設定が少しだけ似ている
特に真ん中が水族館勤務というのが共通しているが偶然だろうか
幼い3人を殺した犯人役は伊島空
お弁当を配られたあとの表情などやばい芝居が印象深い
だが存じ上げない
ア・バオア・クーを連想したが関係ない
新人というわけではなく『菊とギロチン』『コンフィデンスマンJP ロマンス編』『ミッドナイトスワン』『探偵マリコの生涯で一番悲惨な日』『カラオケ行こ!』などなど出演作は多い
だが記憶にない
改めて伊島空を探してみよう
劇中歌の『声は風』は名曲
映画で使用された曲としては『誰も守ってくれない』のエンディングテーマとして使われたリベラの『あなたがいるから』以来の衝撃
あとまたしても吉岡睦夫
出過ぎ
2001年のカープの菊地原かよ
配役
会社の事務員の相楽美咲に広瀬すず
美咲の幼少期に太田結乃
美咲のルームメイトで水族館勤務の阿澄さくらに清原果耶
さくらの幼少期に石塚七菜子
美咲のルームメイトで大学生の片石優花に杉咲花
優花の幼少期に吉田帆乃華
スーパーの店員の高杉典真に横浜流星
典真の幼少期に林新竜
高杉の恩師で音楽教師の加山次郎に田口トモロヲ
高杉の彼女の桜田奈那子に小野花梨
湾岸の作業員の増崎要平に伊島空
湾岸の作業員に木村知貴
金髪の湾岸の作業員に鈴木武
ラジオの発信者の津永悠木に松田龍平
花屋の店主の木幡彩芽に西田尚美
彩芽の再婚相手の木幡啓史に望月章男
彩芽の幼い娘の木幡海音に清水珠愛
水族館のベテラン飼育員の村上直行に尾上寛之
水族館の新人飼育員に加村大翔に諏訪珠理
美咲の上司に川島潤哉
美咲の同僚で飲み会の幹事に影山祐子
書類を持ち込む社員に名村辰
書類を持ち込む社員に長谷川ティティ
優花が気になる大学生の大原知基に秋谷郁甫
物理学の大学教授に金子清文
不動産の内覧者の岡田に河井青葉
不動産の内覧者の岡田に小久保寿人
不動産屋の大岩に吉岡睦雄
リフォームの施工業者に笠松伴助
出版社の編集者に新名基浩
事件を語る父親に味方良介
事件を語る母親に土居志典梨
事件を聞く子供に野澤しおり
赤ん坊に気付く男に岡本智礼
赤ん坊に気付く男に一條恭輔
花屋の客に管勇毅
落とし物に気づくバスの乗客に上ノ茗真二
飲み屋のトイレに駆け込む女に小島梨里杏
漁師の井出史生に赤堀雅秋
釣りをする若者に河原楓
大学の警備員に鈴木理学
ビデオ映画のお化け役に鉾久奈緒美
ピアニストのケイン高堀に高堀耕志
幼少期の合唱団のリーダーに高松咲空
路上のダンサーにHoodie fam
ストリートミュージシャンにmoonrider
意外で切ない片思い世界
今月は忙しくて、なかなか映画に行けなかった。やっと観れた、どうしても観たかった3本の内の1本!
何とか間に合った!「ファーストキス」も好調な坂元裕二さん脚本作品。こちらの作品は余り話題になって無かったけど、個人的にはこちらの方が期待大!
ビジュアルからは姉妹3人の恋愛映画かと思っていた。ら!まさかまさかの、ゴースト映画だったとは!!序盤に「杜撰な演出だなぁ」と思っていたのが、全て伏線だったとは!そしてその後は、何と余りにも切ない片思い世界!
設定を受け入れられるかがポイントですが、かなり良い映画だった!
変わらぬ緻密な積み重ねによる脚本!だからこそ、何度も涙が溢れた。
芸達者な3人の主演!
観れて良かった!!
今日は阪元裕吾監督が脚本を執筆した「ゴーストキラー」と連続で鑑賞して、坂元祭りだ〜!と喜んでたら、何と、幽霊祭りだった!!
#坂元裕二
#片思い世界
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