片思い世界のレビュー・感想・評価
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観た人と語りあいたいから…みんな早く観て!
良作すぎるよ泣泣、事前情報ゼロで見て正解
レビューを確認する前に観るべし(人生ベスト級)
人生ベスト級の大傑作です。
劇場で流れていた予告を見た時は正直「どういう映画だかよく分かんねえな」くらいに思っていましたが、
実際に観てみるとその理由が明確になりました。
映画鑑賞を始めてからずっとわずかに感じていた違和感の正体に気がついたときに「やられた!!」と驚愕をします。
物語全体は明るいテイストで彩られていますが、
とてもとても哀しい物語です。
私はこの映画のことを今後しばらく引きずるでしょうし、
折に触れて思い出すでしょう。
『いい映画』とはまさにこのような、
感情が揺さぶられ、劇場を出た後の人生に影響を残すような作品のことを言うのでしょう。
クライマックスに関してケチをつけることができなくもないですが、
しかし、流石の坂元裕二の暴力高井的な感情の揺さぶりで多少の穴は気になりません。
作劇、シナリオ、役者陣、
全てが最高。
間違いなく傑作です。
全員におすすめです。
無理がありすぎて共感できない…
ある共通の秘密を抱える家族ではない3人が穏やかに過ごす日常を、旬の若手女優の共演で描き出す本作。究極の片思いという意味が序盤で分かり、そこから本作の全体像が見えていきます。
正直な感想としては、好みではなく楽しめませんでした。“秘密”の意味が分かった時はびっくりしたし、このあとどうなっていくのかなとワクワクしましたが、ただ泣かせようとするだけの演出に終始しどんどん冷めてしまった…。
そもそもあの状況で普通に暮らすことや勉強することだけならまだしも、バイトや仕事って無理があるし、美咲の絆の描き方は過ぎるし、坂元さん脚本の良さであるナチュラルさが全然感じられず、ずっと作りモノを眺めている感じでした。
合唱曲がとても良い曲で、そこが一番印象に残ったかな…。
最高の三人による奇跡的なスピリチュアル映画
ついに素粒子まで!!
クリストファー・ノーラン監督の『インターステラー』
最先端の科学的知見をベースにした物語の中で、アン・ハザウェイ演じる科学者が、宇宙では「愛の法則」があるとしか思えない事象も存在する(信じたい)、みたいなことを言ってました。テレパシーとか虫の知らせみたいなスピリチュアルな現象も実はまだ解明されていない素粒子レベルの何かの働きが引き起こしているのかもしれない。
ちょっと脱線しますが、クレオパトラのワイン(小水という人もいる(^^))という話、ご存知ですか。
「地球上に存在する水分子の総数は、おおよそ10の47乗個であると考えられていて、クレオパトラが飲んだワイングラスの中にあった水分子が小水→川→海→蒸発→雨という具合に地球上に完全に均等にばらまかれたとすると、2000年後の今、任意に取り出した1個の水分子がクレオパトラに飲まれた水分子であった確率は10の24乗/10の47乗=10の−23乗ということになる。その結果、今あなたの飲もうとしてるコップ一杯の中には、クレオパトラの小水に含まれていた水分子が10個ほど入ってることになる。」
そうです(うーん、難しい)。
分子とか素粒子のようなミクロな世界のことも、宇宙の歴史138億年というマクロな世界のことも実はまだまだよく分かっていないことだらけ。ダークマターとかダークエネルギーとか…。
現実的には絶対にあり得ない、と分かっていても、こんなことがあったらいいのに、こんなことが本当に起こって欲しい、そう思わせてくれる映画が見たい。
いつもそんなことを思いながら映画を見てる私にはとても刺さる作品でした。
脚本が??? 改めて、他の作品で実現して欲しい超豪華なメンバー
広瀬すずさん、杉咲花さん、清原果耶さん、横浜流星さんと、若手の超豪華メンバーが揃って出演となれば、もちろん期待値はMAXでした。
特に、「海街diary」で、四姉妹の末っ子役だった広瀬すずさんが、10年経って、今度は、しっかりと、三姉妹のお姉さん役を演じてくれることを楽しみにしていました。
なのに、なんでこの脚本??? 私が期待していたのとは、ストーリーが全く違っただけのことですが、過去最高レベルで、ガッカリしながら鑑賞することになりました。事前情報では、内容を隠していたのに、映画が始まったら、すぐにネタバレっていうのも、いかがなものかと思いました。
願わくば、この豪華な共演を、他の作品で、改めて実現して欲しいです。
声は風
違和感…
「12年前から何故だか一緒に住んでる」という説明を見て『アレ』の話だと思って覚悟してた。序盤で早々に彼女らの境遇が明かされて、絶対に『アレ』だと思った。
でも違った。そのことについては良かった。
米国映画は911、韓国映画は光州事件、邦画は『アレ』、と各国ごとにトラウマとなる事件が何度も登場する。そのこと自体はまぁそうだろうなと思うのだけど、『アレ』が予告なく登場するのはちょっと勘弁なんですよ…
そういう意味では良かったんだけど、それが本当に良かったのかは疑問…『アレ』じゃない事件がスタートになってしまって、彼女らも関係者もどこに向いて何してるんだかよく分からない…
なんとなく良さげなところに着地した雰囲気になってるけど、そうなのかな…?
あきらかに脚本が練り込み不足だと思われ、それを演技巧者の役者陣(特に西田尚美)がカバーする形になってた…
ちょっと坂元裕二伝説に違和感…
片思い世界🤍 予告編から期待していたけど 今年ナンバー1の作品でし...
楽しみにしていた映画
みんなかわいいですね
苦行好きな人は是非
JapaneseペドフェリアNo.1
安易な好感度のてんこ盛り
脚本 坂元裕二!!
前回見た「ファーストキス 1ST KISS」が
良かったこともあり
かなり期待して事前の情報は入れずに
久しぶりの試写会参加。
好感度の高い役者をこれでもかと
キャスティング
イヤな予感…
いかにも試写会~って感じの
薄口で凡庸、嫌われない、でも
けして飽きさせない構成の作品。
どこかで見たカットの連続で
そう、安手のファッション誌のグラビアか
はたまた、K-popのティーンズグループの
MVのよう。
せっかく数字の取れる役者の
雁首揃えて これはどういうことか?
その中でも 印象に残ったのは
「伊島 空」
初めて認識したけど
今まで見た 何本かの作品に
忍び込むようにキャスティング
されてる俳優だった
今後 追ってみようと思う
※今回 地元のテレビ局主催の試写会だったが
前振りで 女性アナウンサーが
(←たぶんムーンライダースを知らない)
ネタバレとまではいかないが
作品の内容に触れてしまう。
また、最後のシーンで効果的に
使われたであろうテーマ曲が、
上映前にBGM に何度も流されていて
感動に水を差された結果に。
それぞれの片思い
物語に入り込めなかった
なるべく情報入れずに見ることをお勧めします
坂本裕二脚本の作品は好きなものが多く今作も楽しみにしていた
が今作はちょっと合わなかった
演出、演技、セリフがわざとらしくて舞台みたいな感じ
この劇っぽさが自分には合わなかった
脚本も言われなかったら坂本裕二だと分からないかも(悪い意味ではない)
予告をちゃんと見ておらず、「カルテット」みたいな坂本裕二全開の脚本と自然な演技が上手な役者が多いのでそれを期待していたから少し残念
あと、設定上仕方ないのだけどシュールだなと感じるシーンが多々あって、大事なシーンで全然笑うとこじゃないのにちょっと面白くなっちゃったりした
合唱曲はめちゃくちゃ良かった。
1番驚いたのはクレジットで松田龍平の名があったこと(ラジオのパーソナリティだったらしい、全然わからなかった!)
勝手に変な期待をしてしまったのもあるのでもう一回見てみようと思う
杉咲、清原、広瀬のケミストリーとは?
本作における広瀬すず、杉咲花、清原果那の演技は、
それぞれが持つ美しさや可愛らしさ以上に、
彼女たちの内面から湧き上がる感情の深さが鑑賞ポイントのひとつだ。
シナリオの要求に応えるためには、
彼女たちの演技における繊細さと抑制が欠かせない。
その結果、彼女たちは個々に作品を背負い、
3人の演技が合わさることで、
驚くべき化学変化、
劇中にも出てくるスーパーカミオカンデ効果を生み出し、
視覚的にも感情的にも観客を引き込むことに成功している。
どういうことか具体的に。
シナリオに触れられないので、
演技に関してのみ。
本作は、静かな感情、激しい心、細やかな表現、
を求められる作品であり、
その中で広瀬すず、杉咲花、清原果那という3人の演技が、
物語の核を形成しているのは言うまでもない。
美人、かわいいとその容姿の裏にある繊細な感情や心の葛藤を表現することで、シナリオに求められる高度な演技力を体現している。
【広瀬が演じるキャラクター】
決して多くのセリフで感情を語るわけではない、
目線や微妙な頭部の高低、表情の変化で、
観客に深い感情を伝える。
内面は複雑で、感情を抑え込むタイプのキャラクター。
彼女が目を伏せたり、上げたりすることで、
心の中の葛藤や痛みを表現し、
時にそれが目に見える形でほのかににじみ出る瞬間に、
心が揺さぶられる。
この〈無言の演技〉こそが、
広瀬の真骨頂であり、
彼女がそれほどシナリオのセリフの多くを語らずとも、
その目線一つで伝えることができる力を持っていることを証明している。
【杉咲が演じるキャラクター】
感情を強く押し出さないで、
どこか控えめでありながらも芯の強い女性を演じている。
正反対のキャラクターも他の作品で観てきた。
彼女の演技には、
常に何かを内に秘めているような印象があり、
その無言のうちに感じ取れる〈強さ〉が物語の中で重要な役割を果たしている。
杉咲の表情は非常に豊かで、
顔のほんの一部の変化や、
微細な仕草によって感情の変化を伝える技術に長けている。
彼女がふとした瞬間に見せる微笑みや沈黙の中にこそ、
彼女のキャラクターの深さが凝縮されており、
観客にとっては非常に印象的だ。
見る者を引き込む不思議な力があり、
目線や壁伝いに歩くような演技で、
物語の重要な転換点を感じさせる瞬間が何度も訪れる。
【清原が演じるキャラクター】
物語における〈衝突〉を担う役割を果たしている。
彼女の演技は非常にダイナミックかつ冷静で、
感情がぶつかり合う場面でも、
どこか冷静さを保っているように見える一方で、
その冷静さが感情の爆発を予感させるような緊張感を持っている。
特に彼女が抱える内面的な葛藤が、
他のキャラクターとのやり取りの中で顕著に表れる瞬間は、
息を呑むほどの美しさを超える迫力がある。
しかし、
その衝突の中に見える微細な調和や抑制された感情の動きこそが、
清原の演技の真髄で、
彼女の〈静と動〉が交錯する演技は、
シナリオにおける複雑な感情のバランスを絶妙に保つために不可欠であり、その役割を見事に果たしている。
この映画における3人の演技は、
まさに〈化学反応、ケミストリー〉を通り越して、
同じ場面に登場する、しないにかかわらず、
物語の中で一つひとつの小さな衝突が生まれ、
そしてその衝突が作品全体に新たな方向性を与えていく様子が見て取れる。
まるで素粒子が衝突し、
新しい物質が誕生するような、
まさにスーパーカミオカンデのような、
予測不可能なエネルギーを放ち、
作品の世界観を支えている。
どんなに激しい感情の衝突があっても、
その演技のバランスを保ちながら、
全体としてひとつの調和を生み出すその力量は、
稀有な才能の3人が集まったと言えるだろう。
全245件中、221~240件目を表示
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