劇場公開日 2025年4月4日

片思い世界のレビュー・感想・評価

全278件中、1~20件目を表示

3.5こんな世界があるかもしれない

2025年4月5日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

是非これから見る予定の方は、何も情報を入れずに見に行ってほしい。その方が作品を楽しめると思う。

序盤でそういうこと!?と予想外な展開に驚いた。振り返れば微妙な違和感がたくさん散りばめられていたのに、そこを見抜けなかったのが少し悔しい笑
ありそうでなかった、坂元脚本が描く世界観がとても面白くて、不思議で暖かくて、でも少し寂しくて、私の好みの世界観でした。
こういう世界が本当にあったらいいな。

日本アカデミーで最優秀助演女優賞の受賞歴がある、杉咲花ちゃんと清原果耶ちゃん。ドラマに映画に引っ張りだこの国民女優広瀬すずちゃん、この3人が主演というだけでワクワク。3人の演技力がこの独特な世界観を見事に作り上げていた。
それは美術面でもそうで、3人の住む家のごちゃごちゃしているのに温かみのある、ジブリに出てきそうなインテリアコーディネートが素敵だった。着てる服も三者三様で、使う色にもこだわりを感じられて素敵だった。

同じ坂本さんが書かれた、オリジナル脚本作品『ファーストキス』と比較すると、こちらは独特なセリフ回しは抑え気味。
少し中盤失速したと感じてしまったのと、クライマックスのひとつである音楽劇のくだりのところがあまり好みではなかったので、個人的な好みは『ファーストキス』だったけど、こちらの方が広がる余韻があった。
あと『ファーストキス』でのタイムリープに粗を感じた人は、こちらの方がまだ良いと思うかもしれない。

最後の合唱シーンはずるい…。あんなの泣くでしょ…。予告の時から思っていたけど、この合唱曲が本当に素敵だった。

人生なんて急に何が起こるかわからないし、世界はまだまだ解明されていないことがたくさんある。そういう不思議な世界で、私たちは生きているんだな感じた。

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AZU

3.5主演3人をフレーム内にとどめておく手段としての“思いの一方通行”

2025年4月7日
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鑑賞方法:試写会

悲しい

資料によると、脚本の坂元裕二は、広瀬すず、杉咲花、清原果耶の3人が主演、「花束みたいな恋をした」でも組んだ土井裕泰監督で撮る新作の企画を自ら発案。ただし、そうした座組が固まり撮影日程も決まってきた段になっても、脚本は「何も出てこない状態」だったと明かしている。

坂元自身も観客も望むのは3人のアンサンブル演技。3人が一緒にフレームの中になるべく長く収まっている、3人だけで“世界”を成立させるために、3人が外部からある程度孤立した状況を設定する。そんな狙いから、主人公の3人が特別な絆で結ばれ、家族同然に暮らす3人の間では何でも分かり合えるが、それ以外の人への思いは一方通行になる、というある種ファンタジックな要素を含むストーリーに決めたのだろう。

広瀬、杉咲、清原はいずれも映画主演作、ドラマ主演作ともに複数、それぞれ朝ドラでヒロインも演じ、演技力・人気ともに20代半ばの世代ではトップクラスの女優たち。3人が何気ない日常を和気あいあいと過ごしたり、誰かの苦悩や葛藤に寄り添ったりといったシーンでの掛け合いは安定感抜群で、いつまでも眺めていられそう。

ただし、3人のアンサンブル演技をたっぷり見せるためにひねり出された“思いの一方通行”という特殊設定が、映画を不自由で不自然なものにしてしまった感も否めない。

似た設定を用いた作品として思い浮かぶのは、90年代に大ヒットしたあるハリウッド映画(タイトルを出すだけでも本作のネタバレになるので書けないが、「片思い世界」を鑑賞済みの方なら洋画の題もピンとくるはず)。あちらでは、その設定の不自由さを克服する手段が中盤で提示され、それが後半の展開の推進力にもなっていた。「片思い世界」でも、ラジオから流れる声がそれに近い役割を担うかと思わせるが、微妙というか、中途半端というか。

坂元脚本・是枝裕和監督作「怪物」のラストでは、観る人によって現実ともファンタジックな世界ともとれるシーンの奥深さに圧倒された。あの傑作に比べると、今作は特殊な設定に縛られてしまったかなと思う。

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高森郁哉

3.5非日常的な物理現象から物語を構築する坂元裕二の攻めたオリジナル脚本。その成否は見る人によって大きく分かれる?

2025年4月4日
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本作は「花束みたいな恋をした」のスタッフが再集結した作品なので期待値が高かったのですが、決してハードルを上げずに見るのが良いと思います。
「花束みたいな恋をした」は何と言っても脚本の良さが光っていました。
本作も坂元裕二のオリジナル脚本ですが、「花束みたいな恋をした」とは大きく異なり、強いて言うと作風は「ファーストキス 1ST KISS」に近いです。
それは、どちらも物理的な話が物語の中核を構築している、という点においてです。
ただ、「ファーストキス 1ST KISS」ではタイムトラベルという物理現象が物語で重要な設定となっていましたが、作品の面白さは、その物理的な設定を超えて、恋愛映画としての会話劇にありました。
その一方で本作は、物理現象の設定の比重が大きく、その世界観にどれだけ馴染めるのかで作品の評価が分かれるのでしょう。
本作の場合は、その物理現象の設定に映像表現が付いていけていないようなシーンも散見され、ある意味で、実写では難しく、アニメーション向きな面があるのかもしれません。

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細野真宏

3.5主演の3人で満足

2025年10月17日
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鑑賞方法:その他

泣ける

清原果耶、杉咲花、この2人の女優さん
めっちゃ好きで、名前で作品を選ぶところはある。

何の情報も見ずに、鑑賞。
子供の車内放置辺りから、ようやく設定が
飲み込めた。

画面は、ほぼ常に誰かがその中に居て
その存在感はごく普通の風景の中で
ふわっと光って見える感じ。
やはり、演技の上手さが際立つ

存在を主張しながらも、周囲に溶け込んで
ごく普通の20代女性として映っている

設定にやや難があるようにも感じるが
大きな波は無いものの、引き込まれて最後まで
見ていた。

それも全て、3人の佇まいによるものと
感じる。

好きな作品です。

この終わり方で良かった。

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fool

3.5声は風

2025年10月16日
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泣ける

悲しい

驚く

ネタばれ無しで、レビューは難しいですが
最終到着点は、そこで良いのでしょうか?

名女優と言える3名を豪華に使った作品です。
女優の力量でしょうか?やっぱり泣きました。

お母さん役の西田さんも良い役者ですね。

最初は良く判らないです内容ですが、段々引き込まれます。
この設定で、この3人?

おまけに劇中とエンドロールで流れる「声は風」
良い音楽でした。

堪能させていただきました。

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takichi

5.0号泣

2025年9月30日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

驚く

とにかくよかった。
ファンタジー的な要素やブッ飛んだ設定を許容できない人が批判してるんだと思うけど、自分はファンタジーは嫌いだけどこれは普通に良かった。
設定がそもそもせつないしいろんな気持ちになる。
母への思い、母の新しい人生、でもちゃんとまだ愛があり、からのクッキーで号泣。
すずと流星の読み合わせからのハグ。最後の合唱も泣けた。合唱曲が素晴らしいし歌詞がリンクしてる。
こっちに戻ってきてたらつまらなくなったがそこは現実的で逆に良かった。
ラストが個人的にはポップすぎたが前向き、希望で良かったのかな。
花ちゃんの泣きの演技のリアリティは凄い。
毎回こっちも泣かせられる。
恋愛モノではない。批判してる人間やYouTuberは
ホント理解出来ないな。この世界観を理解出来ない人間は薄いな。
回し者じゃないがとにかくおすすめしたい映画。

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はなお

3.5ちょっと不思議な映画

2025年9月14日
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鑑賞方法:映画館

癒される

ドキドキ

カワイイ

3人の設定がとても斬新でした。それぞれ3人の会話やキャラクター、演技も特徴的で飽きさせませんでした。こういう話はすごく興味深いですが展開、終わらせ方で評価が変わってくるでしょうね。

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涼たん

4.0女優さんと脚本者に惹かれ見に行きました タイトルがそういうことか!...

2025年8月29日
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女優さんと脚本者に惹かれ見に行きました
タイトルがそういうことか!!世界観や彩りが映像としても素敵で楽しめました

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pasta

4.5予想外に

2025年8月13日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

驚く

癒される

賛否が分かれてたので、みようか迷ってたのだが、観て良かった。

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むーらん

3.5好きな世界観

2025年8月9日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

癒される

最初の微かな違和感の正体が早い段階で答え合わせが来てビックリした。でもその後のストーリーも涙ありじんわりと心が温かくなったり…。私はとても好きな世界観でした。

とにかく出演者の方々の演技力が素晴らしかったです。

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ゆず

3.0主役を張れる女優3人がでてるから期待値が上がっていたのもあると思う...

2025年8月1日
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鑑賞方法:映画館

主役を張れる女優3人がでてるから期待値が上がっていたのもあると思うが、少し残念な映画だったかも。
サスペンスとファンタジーを掛け合わせた物語だったがどちらかに絞った方が良かったのではないかと。
もしかしたら脚本自体はいいのかもしれない、実写映画向きの物語ではなかったのかも…
映画の雰囲気というかキャストの衣装や3人が暮らしている家などはすごく素敵で映像自体は素敵だった。

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あんバタさん

4.0はなちゃんかわいい

2025年8月1日
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鑑賞方法:映画館

はなちゃんかわいい

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ちいさら

5.0泣いた

2025年7月16日
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2回見た

2回ともめっちゃ泣いた

・灯台の飛べーの瞬間、広瀬すずだけ残ったらどうしようと思ったから元の世界には戻れなかったけど、三人一緒のままでよかった

・片思いは辛いな
1回目見た後、伝えられるうちに伝えておくべきだと思って
好きな人に告白したけど振られた

・誰にも見られてないのにちゃんと生きるって孤独だけど偉すぎて泣いた

この世界も彼女たちの世界も基本的にはそんな差はないなと思った

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Yu

3.5シックスセンスからの…かな?

2025年7月9日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

可愛らしい映画だった。

主演の3人が大好き!

あ、にしても…
私は横浜流星の顔を覚えられない💦

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むぅ

2.5あっちの世界

2025年7月2日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

たまにはこんな映画でも…
一人でも主役の張れる3人が出ているので
さぞ…と思ってはいたが…
ファンタジーすぎて入り込めなかった
設定にも少々無理があったね
モッタイナイ

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かちかち

美咲(広瀬すず)、優花(杉咲花)、さくら(清原果耶)が幼い頃音楽会...

2025年6月20日
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美咲(広瀬すず)、優花(杉咲花)、さくら(清原果耶)が幼い頃音楽会で無札別殺人犯によって命を絶たれる。
この3人は幽霊となって一緒に仲良く暮らしている。
自分たちは何も変わらないのだが、現世の人からは見えない。
だから、現世の人とは関われない。
恋もできないし、親にも会えない・・・
そんなとき、ラジオから同じ境遇で幽霊だったけど現世に戻れたと・・・
戻るにはあなたが相対人に通じ合う必要があるということ。
通じあえたらこの時間にこの灯台までくれば現世に戻れることが出来る。

3人はそれぞれ会いたい人に接触して、自分の存在を知ってもらうように努める。
ただ、さくらだけは彼女たちの命を奪った殺人犯と接触しようとする、なぜ?
優花の母は今は再婚して子供もいるが、優花のことは今でも忘れられなくて、犯人に接触し何故殺したのか問い詰める。

指定された時間に灯台まで行き、戻ろれることを望んだが、それは叶わなかった。

3人はもと住んでいた家に買い手が現れたので、新しい住居を求めることに。

ハッピーエンドではないけれど、悲しい結末でもない。
ハリウッド映画だと現世に戻れて、その後も3人の友情は続くっていう感じのハッピーエンドになると思います。

これからも現世の人とは関われないけれど、3人はいつまでも一緒。
だからまだいいかな。

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Hubbell

3.0伝えられなかった思い、伝えることができない世界…

2025年6月13日
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鑑賞方法:映画館

広瀬すず、杉崎花、清原果耶が三姉妹を演じる(姉妹じゃないけど)と聞けば、観ないワケにはいかない。
しかも、脚本は坂元裕二で土井裕泰が監督。
彼女らのトリプル主演企画が先に決まっていて、脚本は当て書きされたらしいのだが、そもそも坂元裕二の発案だったようだ。ただ、プロジェクトが始動してから脚本の執筆を始めたとか。

この映画にはある意味で驚いた。
こんな物語だったとは全く知らなかったので、『花束みたいな恋をした』の路線を期待すると肩透かしを喰らう。

三人娘の秘密が割と早々に分ってしまったので、オチが見えたと高を括った私は愚かだった。
タイトルにある「片思い」と「世界」の意味が終盤でなんとなく解ってきて、M・ナイト・シャマランの出世作や、アン・ハサウェイが主演したスリラー映画とは、決して同種類ではなかった。

最近の坂元裕二は、異次元の交錯というか、あの世なんだかパラレルワールドなんだか、そんなところに踏み込んだみたいで、このまま〝セカイ系〟に突き進んでしまうのではないかと心配になってしまった。どうやら、そこまでのつもりはないようだ。
殺人事件の裁判の判決文で、被害者のことを「何ら落ち度のない…」と形容されることがよくある。
自身に何も責任がない状況で他人に命を奪われた人の無念は、いかばかりだろうか。子供ならなおさら、まだ見ぬ先の人生を生きたかったことだろう。
この映画は三人娘の秘密がオチではないのだが、公式サイトでも伏せているようなので、この辺に止めておく。

「片思い」とは、遂げられなかった(未だ遂げられていない)思いのこと。若い彼女らにそういう思いがあるのは当然だ。
広瀬すずにとっては、男女の恋愛。
相手役の横浜流星は、かつて広瀬すずを蹂躙する暴力夫を演じたが、今回は正反対のキャラクター。とはいえ暗い影のある役が明るい役よりも似合う。彼にも片思いは残っていた。
杉崎花にとっては、母娘の愛。
母親役は西田尚美。彼女の片思いは驚くべき行動に走らせる。
一方、清原果耶の片思いはひねくれている。
こちらの片思いに対するあちらの片思いが、彼女のケースにはない。
このヒネリに、ちょっと違和感を抱いた。なにか、釈然としない。
これが原因なのか、灯台を舞台にしたクライマックスもいまひとつ盛り上がらなかった。

広瀬すずと横浜流星の思いが交錯する切なくて美しい場面は、この映画の一番の見どころだと思う。
たが、歌劇の脚本というアイテムの使い方が有り体だったのが残念だ。
西田尚美の行動は突飛すぎて引いてしまったが、彼女が抱き続けてきた苦しみを吐露する迫真の演技には圧倒的な説得力があった。さすが、日本のテレビドラマ・映画では欠かせないポジションにいる女優だ。
合唱コンクールの締めくくりはちょっと面映ゆかったが、三人が無邪気さを精一杯に表現していて、合唱曲の歌詞も相まって綺麗だった。

全体的にはファンタジーファンタジーし過ぎの感があって、坂元裕二脚本作としては私は不満足だったが、ご自身にとっては会心の出来だったようだ。
私の期待する方向とは違う、作家の向いている方向があるのだろう。

エンドロールを見て、あれは松田龍平だったのかと驚いた。リリー・フランキーかと一瞬思ったので(笑)

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kazz

3.0既視感がある

2025年6月12日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

カワイイ

冒頭から何か変だな?とか旬の三人俳優が一つ屋根の下で暮らす生活空間ファンタジー過ぎるだろうか思いつつ
あぁそういうことかとなるのはチョット面白かった
この手の話を物語にするとかなり暗い話になりがちなところ、かなりポップな雰囲気と
この視点で物語を進めることはあまり無かったので良い試みだと思う設定だけならホラーでも演出次第で全然アザーズみたいになってしまうところだったし
ただ、どうも地上波ドラマっぽく感じたのと
ラジオから聴こえる声は結局なんだったのか
この3人だからなんか雰囲気でギリギリいけた感はあるがラストの合唱曲は素晴らしかった
パンフレットも物凄い力が入った公式ガイドブックかと思うボリュームでオススメしたい

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sasaki

5.0世界観やサウンド、脚本全て好きでした。こんな世界だったらいいなと浄...

2025年5月31日
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世界観やサウンド、脚本全て好きでした。こんな世界だったらいいなと浄化されました。主演3人とも大好きです。

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まりろん

2.0別の意味で泣けた。

2025年5月29日
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本当はそうじゃなかったでしょ。

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JYARI
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