片思い世界のレビュー・感想・評価
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片思い?
若手女優3人の競演
予備知識なしで鑑賞。映画館の予告編で、広瀬すずと横浜流星が抱きあっていたので、以前共演していた「流浪の月」とは違ってラブラブなんだなぁと想像していました。話が進むにつれて、なんか違和感が有り。「なんだそういうことなの」と映画のネタに気がつきました。若手女優3人(広瀬すず、杉咲花、清原果耶)の競演が素晴らしいかったです。すずさん、姉さん役をうまく演じていました。横浜流星さん、「正体」に続いて内面から涌き出る悲しみの演技が良かったです。西田尚美さん、去年から売れっ子ですね。「言えない秘密」「傲慢と善良」「アイミタガイ」「十一人の賊軍」「正体」など良い役を演じてます。今回も拍手でした。ラストの合唱が、胸をうちました。松田龍平さんが解りませんでしたが、サイトをみて判明しました。😭
そんなことある〜?!の連続!
大切な人と会えなくなって人生が狂うぐらい落ち込んだことはないけど、...
不思議な感じ…
横浜流星君ファンの友人に誘われて、何の予備知識もなく
舞台挨拶のライブ中継付きで鑑賞。
結果、驚かされました。
「えっ、そういう話?」
ところどころ、あまり深く考えず、ファンタジーとして解釈するしかないかな?
と、いうこともありますが…
背景にある、悲惨な事件は辛いし、
なぜ自分が、なぜ娘が、その気持ちを想像するとかなり辛いです。
また、個人的には杉崎花ちゃんの演技が好きで、クッキーの場面では泣かされました。
それに、小柄のせいか、どうしても末っ子に感じてしまいますが、
年下のしっかり者の果耶ちゃん、ちゃんとお姉ちゃんとして2人を見守るすずちゃん、
3人の仲の良さは癒されました。
3人の暮らしは、まさにファンタジーで、とっても可愛い物に囲まれて過ごしています。
すすちゃん演じる美咲の服装が好みです。
流星君が演じた典真は、あの音楽室でいっそのこと存在に気づいて欲しかったかな~って、
思いました。そうでなければ、あのハグはしないですよね?
10歳で離れてしまっていたのだから…
結局、つっこみどころはありますが、
ふんわりと、不思議な感じののこる映画だと思います。
百合ではなかった
映画館で予告を観ていて、完全に広瀬すず・杉咲花・清原果耶の百合映画だと思っていた。
観たという友人から
「重い」「百合ではない」「ネタバレを観ない方がいい」
と言われ急いで鑑賞。
あまり数を観る方ではないけど今年はあまりよかったと思える映画に出合えていなかったこともあり、今年観た中で一番よかった。ダントツ。
泣きすぎて息が苦しい。
起きたことは変えられないけど、未来は変えられる。
というのがメッセージなのかなと思った。
一方的なコミュニケーション
評価サイトで5が多かったので週末で、禁酒中で鬱だったので気晴らしに映画見に来たのが、見た理由です。
この映画を一言で言うと、ストーカー、、、違うな 言葉が強すぎる、でも、いや凄く良い映画です。一言なら。内容はSF非日常映画です。一方的な想いだけで、コミュニケーションが成り立たない舞台設定がそう思わせるのかもしれないです。
コミュニケーションができないのは、客観的な理由があります。忙しすぎる、相手の性格が嫌い、容姿が良くない異性には返事したくない、つまらない相手だから、とかね。この映画にも理由がありました。まあ、一方的なコミュニケーションしかできずに何年も暮らすのは、辛いと思います。でも、本音を言うと僕は10年近く職場以外でほぼ人間関係を作らない生活だった。同じようなもんです。一方的に話しかけた相手は除く。
だから、この映画の最後まで煮え切らない感じ、好きです。映画だけ上手くいって、現実の自分は孤独なままって辛いですからね、逆に。
良い点。服装やおうちの内装がかわいい。見てて飽きない。見てて幸せな気分になる。
こういう生活したいなーって思う。一生結婚しなくていいからシェアハウスとかでみんなで暮らしたら楽しいんだろうなと思ったりする。
展開も速くていいです。いつも邦画は展開遅いから覚悟して見てるけど、この映画はテンポ良いです。
文章振り返ると、鬱々としてますが、いい映画ですよ!ここ半年で見た中で1,2番目に良い映画でした。終わり。
ラジオの男のせいであった
『ファーストキス 1ST KISS』でボロ泣きして映画館に2度足を運び、その熱が冷める前に再び坂元裕二氏の脚本作品だと聞いて前のめりで観に行きました。
観る側がどの人物に共感できるかでこの物語の受け取り方が変わりそうです。
私は杉咲花さんと母のストーリーに注目して切なくなったり、ハラハラしたりと感情移入していましたが、他に関しては全体を通して今ひとつ共感できず、客観的な立ち位置からもう一歩前に出られませんでした。
合唱シーンは感動的だったけど、どうしても客観視してしまう自分がいて、泣くこともできずにいました。
観る前から前のめりに期待していたせいもあり、どんな終着点にたどり着くのだろうかと展開を待っていたら、目の前を素通りしてハッピーに終わってしまった印象です。
特殊な設定のせいか、主人公たちはかわいいけどクセがなく、坂元裕二氏が描く「クセモノどもの会話劇」がいまいちで、ゆるゆるしていて消化不良でした。
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その後数時間…
悪い映画ではないしとてもよかったのに、この気持ちは何でだろう、と思い返してみて、原因は"ラジオの男が言っていたこと"から始まっていたような気がします。
この映画を見た方とお話したい。結局、あれ何だったの?と思いませんでしたか?
ラジオの男の話がぼんやりとしたまま、横浜流星のストーリーから感動の合唱シーンに突入したので、この後でまだ何かの展開があるかもしれない、ラジオの男の真実がわかるのかも、、と期待してしまったんです。
エンドロールを眺めながらモヤモヤしていました。さらにまたこのエンドロールで、出演していなかった「松田龍平」の名前が流れてくるじゃないですか…
一瞬理解できなくて、似た名前の別人かと思ったりしてぐるぐる。いや、やっぱ松田龍平だよね。
「えっ?!どこに出てたの?」
観てきたシーンを頭までさかのぼり振り返り、あぁ、あのラジオの声か!えーっ!ってなってしまい、映画の余韻にも浸れなかったですよ、もう。
・ラジオの男の言っていたこと
・ラジオの男の正体
・ラジオの男を演じた俳優
これらが映画の感傷にふける妨げになっていたということです。
これ、監督と脚本家の狙いなんでしょうか?だとしたら何を狙っていたのか。
もう少し考え続けたら、読み解けるのかな。
坂元氏はこの作品を最後にしてもいい的なことをおっしゃっていたそうですが、いやいや!ダメダメ!挽回してください!という想いです。
個人的にはファーストキスの方が何十倍も面白かったです。松たか子&松村北斗&塚原あゆ子監督の相乗効果だったんでしょうか…
こういう世界であったらいいなぁ…
号泣そして願望でした。
こういう世界だったらいいのにと思いながら、3人の明るく人を思う気持ちに、涙が溢れました。
ですが、男性にはちょっと…と思う方がいるのではと好みが分かれるのではないかと思います。
ラジオの松田龍平さんの声だけの出演には、ビックリしましたが、この方の声だけの演技にどれだけ重要な役割であったかとやはり流石だなと思いましたし、あと横浜流星さん、過去作で1番好きな役でした。
主役が揃ったけど
主役が出来る若手女優3人と、日本アカデミー賞俳優が揃ったのだから、面白くないわけはないけれど、あと一歩。合唱が少なかったから?並行世界(異世界)設定はゴーストに似ている?
周りで演技している人は、本当は見えているのに、見えない演技をしている感があって、わざとらしく見えたというか、安っぽい感じがした。
3人を殺した犯人だけが、本物に見えた。
本作は悲しい設定だったので、これで終わりではなく、続編が見たい。3人の新しい住まいや生活、その生活の中で起こる出来事、元の世界に戻るためにアレコレ試すなど、ぜひ考えてほしい。
丁寧な暮らしの娘達の生活を見守りたい人におすすめ
この瞬間を刻む映画
広瀬すず、杉咲花、清原果耶の美しい時を刻む映画としては秀逸で素晴らしいプロモーションビデオだ。
横浜流星や西田尚美との化学反応も良いと思う。
とにかく3人が住む洋館が素敵♪まあ、ないよ、あんな家。そこからしてファンタジーだ。
そして、3人の赤青黄のコーディネートが見もの。スタイリストさん素敵だわ。
杉咲花ちゃんの赤がめちゃくちゃ似合ってたな。赤ずきんちゃんもめちゃくちゃ似合うと想像する。
広瀬すずと清原果耶はターコイズブルーを着てる時が美しかったな。
まさか、片思いって恋愛じゃなくてそっちか!
コミック原作や小説原作の日本映画がほとんどの時代、坂元裕二ならではの予想できないストーリーは良かった。
新海誠のアニメでこれを描いたらもっと入り込めたかも、実写のハンデを感じるよなと思いながら鑑賞。
こういう作品はアニメな方が入り込みやすい。
一番良かったのは杉咲花の演技かな。泣かされました!
エンドロールで松田龍平の名前が!
え?どこどこ?
なんと声の出演だったのか…
坂元裕二ならではのブツブツ屁理屈がなかったのはちょっと残念でした。
ひたすら切ない
女子3人暮らしのおしゃれで可愛いオープニングから始まって、「片思い」ってそういうことなのか、って気づいてからは切なすぎてずっと胸が苦しかった。
ゆうかとお母さんの場面とか美咲とてんまの場面は嗚咽しそうなくらい涙が止まらなくなり、合唱シーンで子供たちの純粋な歌声と3人が歌っている姿に号泣。「声は風」が3人に重なる歌詞で…
追い討ちをかけるように美咲とてんまの最後のシーンでも号泣。
大切な人、身近な人を亡くした経験のある人が見たら、救われる気持ちになれる作品だと思う。レイヤーの世界があってほしい。
坂元裕二作品は「いつかこの恋を…」とか「カルテット」とかが好きで「「花束…」で苦手になり敬遠してたけど、今回の作品は1番大好きになりました。繰り返し鑑賞したくなった。
是非「ネタバレする前に」鑑賞を!
私が本作を鑑賞する前に知っていた事は《脚本家と監督が『花束みたいな恋をした』を制作された二人》という事と《(ぼんやりと)広瀬すず・杉咲花・清原果耶の3人が共演している(らしい)》と言う2点のみで、[あらすじ]も[予告編]もノーチェックでした。
ただ漠然と「三人の女性の片思いを描いた恋愛映画なのかな?」くらいな感じで鑑賞に行ったのですが、良い意味で予想を裏切られました。
【ストーリー(脚本) & 演出】
『花束みたいな恋をした』では 主人公二人の「出会い〜交際前〜告白〜交際後〜同棲〜の数年間」の《リアルな日常》を描いていましたが、本作では打って変わって 主人公三人の《非現実的な非日常》を 絶妙な[空想的リアリティ]を用いる事によって、全体的にはファンタジーな作りでありながらも 上手く物語に説得力を持たせて描いていた様に感じました。
演出面においても、物語冒頭から暫くは[観客が「主人公達の行動に微妙な違和感を感じる」程よい加減]の演出が続き、また 主人公三人が[まだ子供だった12年前から ずっと一緒に住んでいる]という奇妙な状況も判明し、その後 物語の割と早い段階で《その状況になった理由と共に 冒頭から感じていた違和感の答えも明かされる》上手い演出であったと思います。
序盤以降の脚本や演出については書きませんが、作品全編を通しての巧みな脚本と演出のお陰で、久しぶりに「作品の世界と そこでの物語に 思いっきり浸れた」様な気がしました。
脚本評価★★★★★
演出評価★★★★★
【キャスティング(配役) & 演技】
[相良美咲/広瀬すず]
[片石優花/杉咲花]
[阿澄さくら/清原果耶]
今や 押しも押されもせぬ《実力派》の三人。演技力には何の心配もなく安心して鑑賞出来る 何とも豪華なトリプル主演でした。
[高杉典真/横浜流星]
映画に出演し始めた頃と比べると 年々飛躍的に演技力を高め、近年では数々の映画作品に主演する程の横浜流星さん。
良い意味で「存在感を主張し過ぎない演技」と 良い意味で「没個性的な人物描写」で、高杉典真という人物を演じていたと思います。
[その他 出演者に関して]
本作は『役の名前のある方・役の名前の無い方』『台詞のある方・台詞の無い方』に関係無く、出演しているすべての方への「演技指導や動きの指示が 上手く為されているな」と感心しました。下手な動きをしている人が殆ど居なかった様に感じました。
配役評価★★★★★
演技評価★★★★★
【映像 & 音楽】
まず映像に関しての感想としては、『撮影の構図』『カメラワーク』『ロケーション』『ライティング』『セットや小道具等の美術』『衣装』など、[観客の視覚に関わる全ての要素]が高いレベルで纏まっていたと思います。
また音楽に関しても、『メロディ』『サウンド(使用する楽器を選択するセンス)』も素敵でしたが、劇中でBGMが挿入されるタイミングも「曲が印象に残る」非常に良いタイミングであったと感じました。
映像評価★★★★★
音楽評価★★★★★
【総合評価】
久しぶりに『映画を観終わった時』に、「愛おしい存在を より愛おしく思い」「大切な存在を より大切に感じる」気持ちになれる素敵な作品に出会えたと思いました。
勿論《エンターテイメントとしての映画》としても 多くの方に楽しんで貰える作品であると思います。
本作なら「フルプライス(通常料金)で鑑賞しても損はない」と思います。半信半疑の方は「レイトショーやサービスデイの料金で試しに鑑賞してみては?」如何でしょう。
個人的には《暫定的ながら 本作が現時点での『今年1番』の作品》なので、客観的に見ても 主観的に判断しても《★5評価》で良いと考えます。
総合評価★★★★★
【補足】
エンドロール後にシーンは無いので すぐに離席しても問題は無いのですが、ストーリーが終わった時に「素敵な作品だったな」と感じた方は、エンドロールの音楽を聴きながら 余韻に浸るのも良いかと思います。
【ささやかな考察】
軽い考察なので「ネタバレにはならないと思う」のですが、劇中で『5人組のストリートバンド(moon riders)』が登場するのですが、物語のラスト直前に登場した際の 彼らの挙動を見て考えたのは、「もしかして彼らも…」と言う事です。
私が言う「もしかして彼等も…」の意味は 本作を最後まで鑑賞して頂いた方には分かると思いますので、これから鑑賞される方は ストリートバンドのメンバーの挙動にも注目してみて下さいね♪
良作。
良作、だけど若干、、、
脚本が坂元裕二さん、監督が土井裕泰さん、、
しかも広瀬すずさん、杉咲花さん、清原果耶さん、、、
面白くないわけはないです☺️
3人の会話劇というか、かけあいの中に坂本裕二さんの脚本の良さが光るのかな?と思っていたら、
物理学的な方向に話が転がっていって、頭がそっちに持ってかれました。笑
2時間少しの鑑賞時間が長くは感じなかったけど、
引き込まれてあっという間、、ではなかったです😅
そしてほんわか系だと思っていたのに、後半はすこーしハラハラするシーンもあり、怖かった(・_・;
犯罪者の更生と、被害者の家族、、、
それこそ、どこまでいっても一生今世では交じり合っては行けないと思います。
同じレイヤー(世界)で生きてるかもしれないけど、
別の世界で生きなきゃいけないですね、、
良作、だけど若干世界観に入りきれなかったのと、
私はちょっぴり暗い気持ちになったので3.5です⭐️
12年の日々、これからも幸せでいて欲しい
作られたストーリー、あり得ない話のはずだけど、私たちの前から亡くなっていなくなった人々の思いや魂が、今を生きる私たちを見守ってくれているような、人間の尊さを感じる内容であった 悲劇ではあるけれど、3人で助け合い12年を生きてきた 突然家族・友だちを奪われた無念さを胸に秘めながらも、小さな子どもたちがおとなになった 作られたストーリーであっても、そのストーリーを信じてみたいと思うし、このような世の中にあってもそんな関係を育めるのかもしれない
子どもの合唱、そしてピアノの演奏がこれだけ胸にしみることもなかった
3人の暮らしはどうなっていくのか、あり得ない話であってもこの日本のどこかで、友を、親を、果たせなかった合唱を、3人が片思いを続けていることを信じたくなる
(4月10日 イオンシネマ京都桂川にて鑑賞)
「世界がこうであったらいいね」を新しい視点で描いた作品
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