片思い世界のレビュー・感想・評価
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おじさんのおとぎ話
マザーグースの女の子は何で出来てる?砂糖とスパイスとなにか素敵なモノと思いたいおじさんのお話。美少女達が世間の悪意を受けない特別な設定して戯れる様を鑑賞したい願望。でも女の子はベビや苦いカラメルが入っているのが仕様で 女性の監督やプロデューサーが入ると上手く調整したけど 今回はおきた事件の毒と中和してふわ~としてしまった感じがしました。部屋や衣装は素敵だったけど本当にこの設定での少女達なら本当にこんなにバランスいいのか?食事シーンもっとコダワリあってもよくないか?とか役者さんがアンバランス(特に杉咲花さんの花屋の車に乗っているシーン)を表現しているのにフォローが足りない、細かさが坂本作品の良さなのに思いました。あとこれだけファンタジーなら全体の画面のトーンに統一感があってもいい北野ブルーやティム・バートンの暗さじゃないけど それぞれの場面は綺麗だけどブツギリで雑な感じがしました。最後に役者さんへの片思いとして 広瀬すずさんはもう健気な美少女設定はやめてあげればいいのに彼女は美貌を盾にのし上がる強い女性のほうが光る気がします。杉咲花さんは上手いの一言です彼女で『和宮様御留』がみたい彼女の芝居に溺れたいです。清原果耶さんは今回幼さを上手く出して彼女達のもつアンバランスが一番出ていた気がします。彼女は『古都』や『WOMAN、Wの悲劇』がみたいです。
仕掛けは否定しないが上手くいっていない
坂元裕二脚本で広瀬、杉咲、清原の3女優共演。
賛否の分かれそうな設定はそう否定するものではないが、演出が悪く機能していない。
コンサートのシーンであっと言わせなければいけないのに、フリが下手すぎて前バレしているし、シーン自体の演出もあざとく、これでは清原果耶が下手に見えてしまう。
そもそも売りである3女優共演が上手くいっていない。
この設定ならば一人はあまり世間に知られていない実力のある若手を入れなければ、観る側のメリハリがつかない。
広瀬すずの役をボンと中心に組み立てないと、横浜流星の役も中途半端で活きていない。
これは3女優起用でバランスをとった弊害がでていると感じる。
灯台で叫ぶシーンは一人一人を必要以上に強調するあまり、非常に滑稽で恥ずかしく見ていられない。
土井裕泰演出に力がはいり過ぎていて、もう少しサラッと見せてもらいたかった。
3人が、楽しそうで良かった
清原果耶ちゃんが出てる、それだけで観に行きました。
予告は見れず、番宣とかで2人ないし3人が、意外な組み合わせだけどホント仲良さそうだな、くらいの前知識で。
まず横浜流星も出てて、ビックリした。
『正体』が記憶に新しいので横浜流星と気づいたけど、『べらぼう』の明るさゼロ。
ストーリーは…泣ける。
でも好きかと言われたら、私はそうでもない。
つまらない訳ではないけど、映画館でなくても良かった、かも。
なんだろう、映画観てきた!って満足感がそんなにないから、かな。
好みの問題なのでしょう。
エンディングロールで、松田龍平と土居志央梨の名前があってビックリ…
気づけなかった。
公式ホームページ見てもわからなかったけど、wikiには載ってた。ちょっとスッキリ(笑)
そしてwikiを見て、一番小さかった子が清原果耶なのだと知った…そっか、学生&身長で勘違いしてた。
合唱曲もとても良かったけど、ムーンライダースがバンドとして出てたのにホッコリした。
泣いた後にモヤモヤが舞い戻る迷作
「カルテット」「ファーストキス」などの話題作を生み出した脚本家の坂元裕二と土井裕泰監督の「花束みたいな恋をした」以来となるタッグの作品。
自分の中で映画は二つに分かれる。
見終わった後の余韻で面白さや魅力が増す作品と、増さない映画。
本作は後者となった。
おそらく作品全体として描きたかったテーマはいままで想像したことのない切なさ中に溢れる優しい世界であり、魅力的だった。
映画館で見終わった後の満足感は高く、いい映画だったと感動していた。
合唱のシーンでは、これはやられた!って思うくらい歌詞が突き刺さり、泣かせに来てるなってわかりつつも泣きそうになった。
主演は今をときめく演技は女優の「広瀬すず」「杉咲花」「清原果耶」が同じスクリーンで見れるというだけで幸せでもあった。
あのシーン凄かったな、あの世界すごいな、タイトルはこういう意味だったのか!と余韻に浸っていると、少しずつ「あれってどうなったっけ?」「あれ、少しおかしくない?」など引っかかる部分やツッコミたくなってしまう部分が表れてきた。
そこから自分の中で「片思い世界」は良い映画から、ひっかかる映画、違和感にあふれた映画に変わってしまった。。。。
ここから先はネタバレを含めて感想を書きます。
冒頭いきなり、違和感に襲われた。
おそらく事件が起きたシーン、そこから3人の女性の日常は描かれるが、どうもおかしい。
日常に存在するものの、みんなをスルーしている?いや、むしろ透明人間のように気が付かれていない?
バスの中で男性のスマホをのぞき、「アホ毛のくせに」ってシーンで、「あ、これ死んでる?」と気づいた。
青春恋愛ものの片思いと思っていたら、亡くなった者から生きている人へ片思いだった。
頭を叩かれたかのよくな衝撃を受けるとともに、これからどうなるの?っという今後の展開へ期待感に溢れていた。
今まで描かれていた「幽霊」や「死後の世界」とは本作は大きくことなり、死んだ後の世界は生きているレイヤーと異なるだけで現実世界同様時間が過ぎるという設定は見事だった。
3人の亡くなっているとわかっているけど、ちゃんと生活するのいう姿勢にぬくもり感じたし、細かい日常例えば、身長が伸びる、お弁当を作る、勉強する、仕事するなどの日常を丁寧に描くことでより、「生」を感じさせる作りも良かった。
今振り返っても、それぞれが抱えていた「思い」におけるシーンも考え深いし、特に母と娘を描いた辛く切ないシーンには思い出すだけで悲しくなる。あの西田尚美さんの演技は素晴らしかった。
各シーンを切り取ると、全て良いシーンだったと思う。いい映画である。
ただ、全てをつなげた一作とした際に、無視はできない違和感だらけであることも否定はできない。
※揚げ足とりをしたいわけではないけど、どうしても気になる。
まずは、生活する中の違和感。
現実にはいるけど生きている人からは見えていない、そして触れられない、話せないという設定がある。お腹が空くの良いけど、どうやってスーパーで物を買っていたのか?
盗んでいたってことになるのだろうか。
そして、物に触れることはできるけど、現実の物は動かないという軸。
分かるようで分からない説明だった。
じゃあ、動かしたものを現実世界でまた動かしたら、それは3人の世界に影響しないのか?
次に、人間関係。
3人のそれぞれの個性や事情を描いてはいたものの、広瀬すず演じる美咲は家庭の問題がかなり影響している人物であるが、説明セリフでしか説明されていない。なぜそうなってしまったのか、今のご両親はどうなっているのか?などのシーンとしての背景が欲しかった。
12年の時が経つが、今になって動き出すこと出来事があまりに多過ぎる。
ちょっとした説明セリフだけでは足りない内容があまりに多かった気がした。
そして、ラジオの声について。
パンフレットに書かれていた坂元裕二さんのコメントでただの日常を描くだけではダメだと、アニメ同様展開をつくらないとって書かれていたのが気になった。
正直、無理やり作りだしたストーリーだったからこそ、中途半端に広げて、回収しない作りになってしまったのではないか?って感じてしまった。
もしかして、あえて描いていないのかもしれない。全てを説明するのは野暮だからと。
そうであるなら、やはり風呂敷は広げ過ぎてほしくなかったかな。
まぁ、いっかとは言えないレベルの話を簡単をみんな軽く納得し過ぎている気がした。
ラジオから聞こえる声、素粒子の話、もしかしたら現実に戻れるかもしれないというSF的な展開はワクワクさせられた。
全員帰れるの?それとも、もしかしたら誰かは残ることになるの?ラジオの声の人は何者なの?って広がる展開に見入っていたけど、ふわふわと終わった。それこそ煙のように消えていった。
そして、家に飾っている写真。
あれは事件がおきた、最も辛い記憶だと思う3人を繋ぐきっかけという意図なのかもしれないけど、事件の日の写真を飾るのはどうなの?あの写真が映るたび辛くなるのは自分だけなのか?
パンフレットを読めば、自分が抱いた疑問が少しでも解消されるのかな?って思っていたけど、残念ながら解消されなかった。
作り手と読め手の違いなのか。
確かに素晴らしい映画だったことは間違いないけど、それと同じぐらい違和感が溢れていたのが残念だった。
もちろん違和感があるけど、それを意識させないくらい圧倒される映画もあるけど、個人的にはそこまではいかない作品だったかな。
作るのかめちゃくちゃ難しい作品だったと思うし、見たことはもちろん後悔していない。
新しい映画を見ることは幸せやし、坂元裕二さんの繊細で柔らかく、でも心に突き刺してくるようなセリフや掛け合いは大好きなので、これから先も新作を見たいと思っている。
タイトルなし(ネタバレ)
美咲、優花、さくらの三人の小学生は児童合唱団に通う仲間。
美咲はピアノを弾く典真(てんま)君のことが気になっている。
それから12年。
成長した三人はひとつ屋根の下で暮らしている。
美咲(広瀬すず)はデータ入力の会社で働いている。
優花(杉咲花)は素粒子物理学を勉強する大学生。
さくら(清原果耶)は水族館の飼育員をしている。
ある朝、通勤のバスで美咲はひとりの青年(横浜流星)を眼に止める。
間違いなければ、彼は成長した典真君だ・・・
といったところからはじまる物語。
「ネタバレ厳禁」ということが鑑賞前に耳に届いたので事前情報なしでの鑑賞となったが、序盤でネタバレのネタ部分は明らかになりました。
まぁ、この部分はそのうち大きく喧伝されることになるだろうと思うけれども。
若い女性三人のガールズムービーというルックでありながら、坂元裕二脚本作品としては前作『ファーストキス』と同じテーマのような気がしました。
すなわち、結果は同じであれ、その過程の一瞬一瞬が輝くことがいいんだよ。
活き活きというのは、生き生きということだ。
一瞬一瞬の輝き(それは「ときめき」という)は『花束みたいな恋をした』のテーマでもありました。
なお、ガールズムービーといえば、ソーラ・バーチ&スカーレット・ヨハンソンの『ゴーストワールド』が至高のガールズムービーと言えますが、本作も究極のガールズムービーということも出来ます。
主題歌ともいえる合唱曲「声は風」、素晴らしい。
この曲が映画のすべてを表していますね。
もの哀しさを纏う穏やかであたたかな空間
坂元さん脚本の「ファーストキス」がとても好きだった為、本作の公開予告に興味を持ちました。
物語はゆっくりとまるでたまねぎの薄皮が1枚ずつめくり取られるように、作中で感じた違和感の謎が明かされていきます。
3人がひとつの家で仲良く暮らしている様子は、学生の頃友人と大きくなったら一緒に住もう!と話して一度は憧れた景色であり、ワクワクとした気持ちにさせてくれました。
ファッションインテリア、とにかくかわいいです。
途中若干話が突飛でこじつけたかなと感じる場面や長いと感じる部分はありましたが、
3人が肩寄せ合って暮らしているのは、何故か。
片思い世界というタイトルなのは、何故か。
作中の伝えたい想いを想像ながら観る事は楽しいかったです。楽しくも哀しい、哀しくも楽しい。わたしにはそう見えたけれど、当の3人はそう思ってないのかもしれませんね。作中のみんなが幸せであれ。そう願いたくなる作品でした。
タイトルの意味もわからん
いまなかなかオファーが通りにくいだろう、ブッキングも難しい広瀬ずず、杉咲花、清原果耶をメインに据えて臨んだ「坂元裕二」脚本を前面に押し出した作品。
今年のファーストキスでも感じましたが、脚本家「坂元裕二」はおそらくドラマシリーズが主戦場だなとほとほと感じました。2時間の尺では納めることには長けてない
SF(少し不思議)な要素を取り入ているが、その割にはずっと理屈に合わないことばかり起こり、その設定が邪魔になって余計なことばかり考える羽目になり、本筋に向き合えない。興味無いならそんなことしなけりゃいいのに。
これは観る側を信頼するではなく、ただ甘える行為でしかないのでとても不快でした。坂元裕二と三谷幸喜は、ドラマの名手ではあるけれど、映画には向いてないと誰か言ってあげるべきでしょう。まあ、諌めても関わってくるのでオーディエンスは観ないというのが正解なのでしょう
あと劇場で広瀬ずずひとりだけのポストカードもらったけど、これが3人のランダムじゃなかったら映画のコンセント破綻してるぞ、本当に
やや気になるところはあるが推し枠か
今年105本目(合計1,647本目/今月(2025年4月度)8本目)。
東京テアトルさんの枠なのになぜかテアトル梅田では放映なしという珍しい映画。
いわゆる子供のときのトラウマの話と幽霊化する3人の女性(の主人公たち)、そしてその「トラウマ」となった事件の真相解明とその「事件」の問題提起というタイプの映画です。今回はテアトル梅田さんではなかったですが、東京テアトルさんの枠はだいたいハズレがないのがよいところです(株主優待持っててよかったなと思える)。
気になった点として、映画内で何度か「少年法の抜け道」等の書籍が写るように、テーマとして少年法を扱っている割にその説明が何もない一方、少年法というのは馴染みが少なく、一般の方だと「実名報道の禁止」程度しか知らないのではないかな…というところです。ただこの映画ではその観点では詰みます(後述)。
3人がお化け(認知されない存在)として真の体を取り戻そうとして動く映画のストーリーはよかったし、映画のお題の一つのテーマとなっている「コーラス」(合唱)もきれいでよかったな、というところです。決してアクションシーンがいっぱいあるような映画ではないですが(その向きでいくなら「ゴーストキラー」か「復刻版RRR」でどうぞ)、個人的には推し枠かなというところです。
採点に関しては以下まで考慮しています。
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(減点0.3/少年法の問題について問題提起が不足している)
いわゆる「実名報道の禁止」以外にも少年法はもともと戦後のGHQの占領下で作られた法律がそのまま(姿かたちを変えて)生きているため、今現在(2025年現在)でも多少修正はされても「少年の矯正」を目的とする法律であることに変わりがありません。つまり、死刑が妥当するときには無期懲役に(義務的に)なる、無期懲役を科するときには有期懲役(20年まで)に「できる」、という特殊な規定があります(一部例外あり)。
映画内ではひっそりこのことが問題提起されているのですが、この点まで知っているのはちょっとある程度アンテナを張っていないと無理かな、といったところです。
(減点0.2/バスケで走って私鉄か何かの入場ゲートをジャンプ)
単なる不当利得(あるいは不法行為)の問題なので、この点は「真似しちゃダメよ」は入れておいてほしかったです(ただ、いわゆる券が認識せず閉じるこのシステムでは特に出勤退勤時に誤作動・誤反応することがあり、そのように不可抗力的な場合は説明すればリセットして通してもらえるようにできる(いわゆる通勤乗車券などを想定)というのが普通です)。
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素晴らしい作品だということを否定する気は全くないけど。
美しい、優しい感性に溢れた作品で。
話の運びも、エピソードのつなぎ方も、演技も美術も音楽も完璧で、映画としては本当に素晴らしいと思います。
普通に考えたら、★5つ付けないのは、難しい作品なのだけど。。
自分の個人的な感想としてはやはりこのくらいの★になってしまう。
なんだろう、死生観のようなものが、作り手と食い違ってんのかもしれない。
主人公の3人は、演者はもう豪華にも程があるだろってくらいだし、それぞれキャラクターも魅力的で、さすがの坂元裕二脚本でグッとくるところも随所にあり、あと特筆すべきは、合唱曲が素晴らしくて。
涙腺がほころびそうになったところはあくつもあったし、また素直に感動もしたのですが。。
どうしても、これは結局誰のための話なんだろう、というのが頭の片隅から離れなかった。
だって彼女たちは、本当はもういないのだから。
人は死んでも、その存在がなくなってしまうわけではないと思う。
誰かの心の中に思い出は残るし、何より過去の時間の中ににその人がいたということは、今この瞬間にも事実なのだし。
大切な人が死んでしまったとしても、その命、、ていうと語弊があるけど、その存在自体は消えることはないというのは、スピリチュアルな意味でもなんでもなく、ある種の真実だと思うのです。
ただ、亡くなった人を思うとき、なんていうか、その人が今はもういないというのが、何より大切な事実なんじゃないかと、、何言ってるかわかんないかもしれないですけど(笑)、自分の死に対する考え方はそういうものです。
だからこそ、その人の生も死も、本当に大切に思えるんじゃないかと。
だからこの映画は、美しい寓話ではあると思うけど、自分としては、本当に自分の好きな、それこそ生きる力を与えてくれるような、大事な作品というとこまでは行きませんでした。
話の構造として、そうなりようがないというか。
十分に楽しめたとは思いますけどね。
主演女優3人は魅力ありすぎだし、横浜流星君も、あーこの役君で良かったありがとうと思ったし(笑)。
あの合唱曲は、これから何度も聴くと思います。
あと一つ、、幽霊の彼女たちだって頑張って生きてんだから、生きてる自分はもっと毎日しっかり生きよう、なんてことを思いました。
これ上に書いたのと矛盾してるか。
生きる力もそこそこもらったということかもしれない(笑)。
物語の軸が分からない
前情報なしに鑑賞したので、まさかの展開に驚きました。
この後、どんなラストに持ち込むのか気になり鑑賞しましたが、三者三様のストーリーを詰め込んだがために全部中途半端。
母親と犯人とのシリアスな展開になったり、また急に恋愛要素絡んだり、最後は3人のハートフルな映画になったり…
「元に戻れるかもしれない」展開も、あのラジオの人も何だったの?
物語の展開にこちらがついていけない。
何を伝えたかったのか分からない映画でした。
広瀬すずちゃん、とてもお綺麗なのですがどの映画も演技が似ているから、感動シーンもすこしさめて観てしまいました。
杉咲花ちゃんの演技は良くて、母親への愛を感じて少し涙しました。
説明セリフが多くて演出が野暮ったい タイトルの出し方がダサい 3人...
説明セリフが多くて演出が野暮ったい
タイトルの出し方がダサい
3人のシーンに正直ときめきがなくて特に清原さんの魅力が出てない上に彼女起点の設定のツギハギ感
水族館の彼のシーンの後のフォローのない感じ
3人がその年齢に至るまでどう生きてきたのか…?
期待値を上げ過ぎたからの気になる点はあるけども、ファーストキスといい意味で対を成すうえで2作を近い時期に見た価値はかなりある。
合唱曲の歌詞が良い。
「花が忘れても 種は覚えてる 生きる喜びを」が作品の主題と受け取った。
合唱シーンの杉咲花の肩の入れ方の角度がプロ。
過去の坂元裕二作品では「さよならぼくたちのようちえん」を最も想起。
自分にももっと刺さるべきタイミングがあるはずなので、そこでまた見たい。
自分でもビックリするくらい乗れないw
これまでの
ずっと泣いていてラストで大号泣しました
ものすごく泣けるのでハンカチやティッシュが必須です。本当に見てよかったと思いました。いい意味で想像と全く違っていました。
劇中歌の「声は風」が映画の内容とリンクしていてとてもよかったですし、俳優さん方の演技もさすがでした。
もう一度見に行きたいですし、DVDやBlu-rayも出たら買いたいくらい大好きな作品です!!
すてきでやさしい考えかた
すてきでやさしい考え方だなと思う設定。
実世界でもこのような考えを持てると故人との付き合い方が前向きに変えられる気がした。
3人の主人公の暮らしは見ていて楽しい。でも実際にはかなりの痛みが伴っているはずである。それを感じさせないのは3人の明るさなのか、それとも別世界に生きているから浮世絵離れしているからなのか。
設定が設定なだけに、色々と深読みしてしまうし、それが楽しさでもあった。
この設定、この俳優陣、と考えると期待値は超えてはこなかった。映像や演出にチープな部分が多く、この世界に入り込むことは難しかった。
途中から、あ、そうだったのかとわかる
最初は不吉なことが起きそうなプロローグから始まって、わちゃわちゃ系の若い女性3人の友情話しかと思いきや、なんだかおかしいことに気づいていって、そういうことだったのかと途中でわかる構成。
伝わらないもどかしさと死後も思いやる気持ちの強さ、そういったアンビバレンスなことが脚本の核になっている。生と死は常に意識し合う。死を意識するからこそ、生を意識する。映画のテーマでもあるのだが、その設定もさることながら、広瀬すず、杉咲花、清原果耶、3人の個性がぶつかりあってたのしい映画になっている。広瀬すずはあらためて顔のつくりが清楚で美人だなぁと思った次第。杉咲花は演技派で目力は半端ない。清原果耶はボーイッシュな感じの役柄をやらせたらハマり役のような気がする。
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