片思い世界のレビュー・感想・評価
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ずっと泣いてました。思い出すだけで涙が...
想像を超えてきました、、、
泣きすぎて頭が痛いです。
ネタバレが広がる前に全員見て欲しい。
展開を知った後ももう一度見たくなりました。
また3人に会いたくなる。
「片思い世界」ってそういうことなんですね、、
今年ベスト!本当におすすめ!
特に「ファーストキス」を見て好きな人は、全員見て欲しい。
オールタイムベスト入り!
『ファーストキス』を観てから『片思い世界』を観たので、ふたつの世界が繋がっているような気がしました。
杉咲さんがママの前では一気に幼くなる様子に、胸が締め付けられて涙が止まらなくなりました。
もう会えないと思っている人とまた繋がれるかもしれないという希望をもらえる素晴らしい作品でした。オールタイムベスト入りです!
片思い世界、このタイトルの意味がわかったときの衝撃と虚無感。
坂元裕二さんの言葉で紡がれるまさかの設定、
先日公開された「ファーストキス」のタイムリープにも通じる世界観、これを公開まで伏せてきた宣伝に感服です。
クッキーのシーンで涙が溢れました。
そしてストーリーの深みもあり映画として面白すぎる……
映画を観終わった後の周りのお客さんの啜り泣く声や、切ない表情、思い出しても涙が出ます。
果敢な企みを評す。全編退屈だが。
3人の女性が織りなす、究極の片思いと現実
あまりテレビでの番宣もしていなかったし、物語の内容は全く知らず、予告編で広瀬すず、杉咲花、清原果那と言った、若き人気女優3人のレアな共演と知って鑑賞。鑑賞前までは、監督が『花束みたいな恋をした』の土井裕泰監督であるため、女性同士の固い友情と絆、そこに恋愛を織り込んだヒューマン・タッチな物語だと思っていた。
しかし、しかしだ…、始まって暫くすると、3人の言動に何とも言えない違和感が生まれ始めた。そして、思ってもいなかった、意外な3人の設定と展開へと導かれていった。各映画紹介でも、その部分は全く触れてないし、ネタバレにもなるため、観てからのお楽しみということで、レビューを書くのも、なかなか難しい作品と言える。
年長の広瀬すず演じる美咲は会社員、真ん中の杉咲花が演じる優花は大学生、そして、年少の清原果那演じるさくらは水族館の飼育委員、とそれぞれが仕事を持ちながら、アンティークな一軒家で、3人で暮らしていた。幼少期からの友人であり、嘗て、ある子ども合唱団の団員だった3人。大人になっても共同生活をしながら、それぞれの事を大切に思いながら、家族の様に楽しく仲良く暮らしていた。
だが、幼少期の合唱団でシーンが映し出された時、何か得体の知らない不穏な空気を感じた。世の中には、普段の何気ない日常の中で、自分が全く予期していなかったような、理不尽な事件や事故に巻き込まれて、傷つき、命を落とすこともある。『池田小学校殺傷事件』『京アニ放火事件』等、凶悪な犯罪に、無念の思いを引きずる人も多いと思う。本作には、そうした事件の恐さも絡ませながら、サスペンス的な要素も盛り込んでいる。
一方で、そこは土井監督。3人の個性と役割を巧みに取り合わせて、本当の3姉妹の様な、優しさと愛情に包まれた演出を生み出していた、また、彼女たちにとって大切な人への届かない片思いが次第に縮まって、ようやく結ばれ、なかなか踏み出せなかった次への一歩へと突き動かしていく展開は、涙を誘う。特に、優花が子供の頃に好きだった月型のクッキーを見つけた時は、頬を熱いモノが流れた。
広瀬すず、杉咲花、清原果那の3人は、朝ドラでも主役を張り、演技力も折り紙付き。それぞれの個性の違いが、役柄の立ち位置も明確にしている中で、程よく化学反応を見せてもいる。そこに、一人の青年役にとして、アカデミー賞男優・横浜流星が絡むのだから、この4人が共演するだけでも、観る価値あると思う。そして、クレジットロールに松田龍平の名前があったが、スクリーンには登場していなかった。どこで登場するのか、劇場で確認してください。
坂元裕二と土井裕泰の力技に涙する
1997年の神戸連続児童殺傷事件と2001年の付属池田小事件を意識した脚本であることは疑いない。前者については犯人の少年Aが少年院から出所したあと手記を刊行したことが下敷きとなっている。
これらの事件は社会全体に衝撃を与え今もって多くの人々にトラウマとして残る。だから本作品について激しい拒絶感を示す人がいることは理解できる。
今日の舞台挨拶を聞いた限りでは、2年前の企画段階では、3人の若い女性が一緒に暮らしているが彼女たちは現世とは異なるレイヤーにいるという設定、そして3人のキャスティングのみが決まっていたようだ。つまり12年前の事件という設定はそれ以降の脚本段階で取り入れられた。おそらく現在の脚本となるまでには制作側にもかなりの異見もあり議論されたのだろう。それが舞台挨拶で坂元が、一時は中止することも考えたという発言につながっていると思う。
ただ本作で特筆すべきは、存在しないはずのもの、つまり「不在」の立場からの視点であったり行動が語られているところにある。
存在している側では、加害者である増崎と優花の母のように憎しみはどこまでも続いて行かざるを得ない(だから増崎の「許す」とか「お互い前向きに生きる」とかいうセリフは全くの了見違いである)
でも「不在者」についてはどのような顔かたち、身なりになっているか、不在者同士でどのような関係になっているか、どこで学び、働いているか想像は全く自由である。だからこそ「不在者」はどこにでも現れ、優しく人に寄り添う。
つまりこの物語は坂元と土井が力技で描いた永遠に交わらないはずの「存在」と「不在」の交流の物語なのである。つじつまの合わないところはたくさんある。でも三人の主演級女優の力演が説得力をもたらしている。
そしてやはり交流の場面として、現役の子どもたちと、さくら、美咲、優花の3人が合唱するところが素晴らしい。
三人がいるだけで画になる
予告で見て主題歌の良さに気になり、しかも杉咲花に広瀬すずに清原果耶、そして個人的に大好きな坂元裕二作品ってこれは豪華すぎだろ!って感じで早速見てみました。序盤は何というか探り探り見ていく感じでそんな中での清原さんの役の感じにはとてもイライラしたのですが(笑)その直後の展開で「あぁーそういうことか」となりました。
私が見てきた作品の中での話になりますが今まで映画でこういう設定ってたしかにありそうでなかったよなーと思いました。
たいてい死んだ人が見える人間がキーパーソンとして出てきて物語が進んでいくパターンの作品はありますが、誰にも見えない、そして見えないまま物語が進んでいく感じ良かったと思います。
その中でのあの三日月のクッキーのくだりはうるっとしちゃいましたね。
設定的にどうやって三人だけであの城を築いて大人になってきたんだ?って疑問がずっと残ったり所々謎設定な部分はありつつも
そこは見る側のきっとこうだろうという頭の中での補填が求められますが素晴らしい作品だったなとは思います。
とにかく主役の三人がとてつもなく可愛くて底抜けに明るくその世界観で進んでいくのでバカタレ男性諸君はきっと見ていてとにかくとてつもなく幸せな気持ちになれます!
もうそれだけでこの作品は完成していると言えます(笑)
あとは昨年の「正体」に続いて悲しみを背負った難しい役どころを横浜流星さんが演じていてこれもまた上手いな〜と思いましたし
あとは特に良かったのは小野花梨さん。彼女はぶりっ子役もできてサバサバした役もできるんで演技力が本当に高い女優さんですね。
それと最近映画やドラマに西田尚美さんめちゃくちゃ出てますよね、なんで急に売れ出したんだろ?って感じに。西田さんももちろん安定の演技力でした。
田口トモロヲさんは年明けに見たあの作品の田舎の麻薬栽培役以来に見たので出てきた途端に笑ってしまいました。
そして何よりラストの合唱、あの主題歌の曲がめちゃくちゃ素晴らしい!
ぜひおすすめです!
キャストつええ〜
2025年劇場鑑賞104本目。
エンドロール後映像無し。
本編終了後舞台挨拶中継付きで鑑賞。
マスコミもいないのでネタバレ仕放題はありがたかったです。
広瀬すず、杉咲花、清原果耶全員朝ドラ主演経験者ということで(広瀬すずのだけ途中離脱しちゃったんですが)1人でも主役張れる若手が3人と、キャスト強めになってます。共演は大河も絶好調な横浜流星ですし。この前クジャクのダンスで広瀬すずと共演していた西田尚美がまた出ていて混乱しなかったのかな、といらない心配も。
事前に「前情報少ない方が良い」という前情報だけ得ていて(笑)まぁもともと映画なんて前情報少なければ少ない程サプライズを楽しめるというのが持論なもので、ジャンルどころか邦画か洋画か分からないままチケット購入する事も珍しくない自分としては、予告で流れる合唱の曲いいな、くらいで鑑賞しました。
観てる途中はこれもっと引っ張ったほうが面白かったのでは?と思ったところも、早めで良かったと後に思い、それと同時にこれ最後絶対泣くんだろうな、と思っていたら案の定だよ!
なんか投げっぱなしのところもありましたが、自分は満足です。とにかく主演3人全員いい演技で、見どころ満載という感じです。
第4の壁か?
見応えがあった
やはりファーストキスの方がオススメです。
坂元裕二脚本とのことでとで楽しみにしていた作品。
結果、題材は好きでしたがもう少し深い内容があったら良かったなと思いました。
わたしは幽霊は見えないですが、いるとは思っていて、この映画のように普通に生活していると思っています。
最初のバスのシーンで幽霊ではないかと予想し、その後のシーンでも周りと会話が成立していないところで確信。映画『シックスセンス』が大好きなので、好きなジャンルだなと、その後のストーリーも期待しなが鑑賞しました。
幽霊になった後に誰からも認識されない中の3人での生活は、切なくもあり温かくもあり…。生きていた世界に戻れるかもと希望を抱いたものの、結局は戻ることができず。
途中まではとても良かったのですが、後半は少し長く感じました。ただ最後の合唱の曲やシーンはとても素敵でした。
好きな題材の映画でしたが、同じ坂元裕二脚本の映画でしたらやはりファーストキスを観る方がオススメです。
好き嫌いは分かれそうだが、人を思い続ける尊さを教えてくれる
公開が待ち遠しかった
ネタバレ踏まずに映画館へGO!
タイトルのまんま。これ以外ない。
ある意味オバケのQ太郎なのか…
そもそものとっかかりが主人公達3人が少年の手に掛かってしまい、ゴーストになる胸糞悪い話です
彼女達が(亡くなっていますが)明るく強く生きていくところ、美しい風景、合唱シーン等分断にヒーリング要素は盛り込まれていますが…
正直この作品過去最高レベルで評価難しいです
気になる方は劇場まで…
「声は風」にのって、。
公開初日の朝イチに観ました。坂元裕二史上最高傑作と言えるでしょう。これから観る人はテレビもネットも映画評も一切耳に入れないで観に行って欲しい。頭も心も素の状態で観ることが何より重要です。
(以下ネタバレ含みます)
土井裕泰監督は撮影期間中にスタッフとともに交通事故に遭いICUに入る程の重篤な状況になったとのこと。広瀬すず、杉咲花、清原果耶の主演3人の劇中と同じ「片思い世界」の立場を体で感じることができたのかも知れない。どのシーンが復帰後の撮影なのかはわからないが現実世界とは「別のレイヤーにいる」3人をより深く理解した絵が撮れたのではと思う。
12年も家族のように暮らしてきた3人。それぞれ会社に通い、大学で学び、水族館でバイトしてるがその姿は少し違和感がある。その理由は映画の始まりから僅か20分程のコンサートホールのシーンであきらかになる。ここで観ている我々はえっ!となり先行きを心配する(ここでついて行けないと思った人も多いのかもしれない)。しかしその後から紡がれる物語はユーモアも織り交ぜながらそれぞれの大切な人と、見えない関係性の中、感動的な展開が待ち受けていく。
12年前ツバメノートに台本を書いていた美咲の後ろにいた典真が居なくなった理由、ラジオから流れるちっと変わったメッセージ、3人を見つめてくれる亀、優花お気に入りの三日月型のクッキーなど要所に散りばめらたアイテムが絶妙に絡みながら話は進んでいき、遂に「片思いの世界」の中で美咲と典真はお互いを理解する。そして合唱のシーン。とにかく嬉しくて愛おしくて涙無くして観ることも聞くこともできません。まさに「声は風」なのです。
この合唱に辿り着く為に物語はあったのでした。
12年住んだ洋館から去った後も3人は楽しく暮らしていくと思います。
最後に、街なかで演奏をしていたムーンライダーズも3人にさりげなく手を振っていたので「同じレイヤーにいる」人たちのかもしれない、。
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