片思い世界のレビュー・感想・評価
全423件中、301~320件目を表示
演技から目が離せない
『花束みたいな恋をした』スタッフ再集結、と宣伝で謳っていますが、不思議設定を使っていることといい、直近の『ファーストキス 1ST KISS』に近い仕上がり。
何書いてもネタバレになるので、内容に触れることは避けますが、これを「片思い」で括るのは違う気がしたのと、「泣かせに走りすぎてあざとい」と反発しつつも……
かなり好きですね、この作品。
美しい女優さんたちの、けなげさを溢れさせた演技から目が離せませんでした。
個人的ツボは、劇伴音楽が鈴木慶一で、路上ライブやってる素人バンド役がmoonriders(ムーンライダーズ)ってこと。
音楽がよかったし、お爺様方の勇姿が眩しかった!
正直に言います、コンサートの場面まで気づきませんでした
「シックスセンス」も全く気づかなかったので、これは許してくれるでしょう。(誰が?)
何には、ネタバレになるので、察してください。
今も脳内にあのテーマソングが聞こえてくるので、あれを作曲した人はすごいなと思います。
合唱曲のテイを装いつつ、途中の転調というか、歌詞をタタタンって縮めるくだりは、今風なメロディで、とても良い曲でした。
一点だけ。
「べらぼう」の吉原コンビだと、どうしても女性が悪いように思えなく。
二股にも理由があるのよ、きっと、的に思えてしまい……。
もっと、教室の掃除しない系の、サークルクラッシャー系の、全女性の敵的な顔の女性にして欲しかった。
とはいえ、泣いたよ。坂元裕二はサンシャイン劇場で「ロミオとジュリエット」のプログラムのコメントを読んで以来、ついて来て良かったレベル、付いて来て良かった!
"片想い“ではなく“片思い"
始めの頃は、随分と豪華なお屋敷住まいですねとか、おいバスの運転手!とか、さくらは少々お行儀が悪いなと思っていたけれど、だんだんと違和感に気づき、想像していたのと違うストーリーで、なるほどね。
界の字がひっくり返っているのもそういう事か。
バスケットボールは辻褄が合わないじゃないかと思っていたけれど、理由が分かった上で山積みのファイルやペンギンのバケツとかを見ると、ちょっぴり寂しくて切ない。
故に、さくらの「返せ」にはグッときた。
恋心だけではなく、思いは三者三様。
『ひみつの花園』からずっとファンの西田さんは流石というか。夕方のしんみりした場面からクッキー、そして階段と感情を振り回され、ごっそり掻っ攫っていきました。やっぱ大好きな女優さん。
ムーンライダーズの皆さんはそっち側だったのかなぁ?
パンフレットが歌舞伎の筋書くらい分厚い
殺された理由はなんだったんだろうな?
この作品、予告編を観てなかったが、大好きな広瀬すずと杉咲花が出演しているので、楽しそうだなと思いながら着席。タイトルから三角関係のラブコメじゃないかと想像してたが、違ってたね。清原果耶演じるさくら、広瀬すず演じる美咲、杉咲花演じる優花は3人で12年暮らしていた。3人がバスに乗ると横浜流星演じる高杉がいて、美咲が惚れてるって事を3人で会話。あれ?三角関係じゃなく四角関係なのかなってモヤッ。てか、保護者いないの?って思ってたら、まさかの人生だった。ストーリーを全く知らなかったので不思議な事だらけだった。だって、いろんな人とぶつかってるのに、誰も謝らないし、ライブ会場でステージに上がって喋りまくってるのに、注意されなかった。変だなって思ってたら、理由が分かった。そういう事だったのね。まさかの展開で、すずと花のずっと楽しい展開だったが笑えはしなかった。後半の飛べ飛べあたりから最後まで、かなり泣けちゃった。予想を遥かに超えるストーリーでとても楽しめました。
だれかの声が、風にふわりと、飛んでいる。
※※※※※※※※※※※※※
4/21ネタバレ制限解除。
内容は投稿当時のままです。
※ ※※※※※※※※※※※※
封切りされたばかりなのでレビューを読んでもらえたとき「ネタバレじゃん!」とならないように最大限配慮したい。しかし、ネタバレしないように書こうとすると自分が今感じているこの気持ちを素直に残せない。というわけで今回は観た人にだけ読んでもらえるように【ネタバレ】の機能を使って感想を残したいと思う。
いい意味で裏切られた、3人の設定。そういう視点で今回は作品を綴られたのですね坂元裕二さん…と、まずは心の中でお慕い申し上げました。死んでしまった者に対してネガティブな気持ちを抱きながら今を生きている残された者にとっては慰めのような励みになるような作品だと思う。僕は去年の今ごろ、病気で父を亡くした。ふと、見守られているような気持ちに時々なるのは、やっぱり傍にいてくれているんだってことだと思い、嬉しくなった。見えなくても存在している。ただ、肉体だけ無くなってしまっただけだと。
3人は普通に生活している、普通に。ただ違うことは、人には見えないこと。コンサートのシーンでそれに気づいた。大声でヤジを飛ばしているのに、まわりの人は誰ひとり怪訝な顔をしない。「誰にも見えない」そのセリフでそういうことか…と切なくなった。なんで死んでしまったのか?と観ながら考えて、冒頭のシーンで出てきた黒い人の不穏な空気を感じていたことを思い出した。合唱のシーンが、なんだか天使の集まりみたいに見えていた。清らかで、白くて、ふわふわで。
無差別に命を奪われてしまった3人だけど、そんなことがなかったかのように楽しく生きている。“ゆうれい”になったらこんな楽しい遊び方が出来るんだ〜なんて、死後の人生がちょっと楽しみになってしまったりもした。生きている今という時間、もちろん好き。でも、死んだあとの世界も好きになれそう。
僕が涙したシーン
・肉まんを2個買ってくれていたのを知ってるよ
・クッキー
・ずっとこうしたかった
クッキーはほんとに…軽く嗚咽を漏らしてしまうほど、深く感情移入してしまった。「こういうところから呪いって始まるのかな…」と嫉妬とかで渦巻いてしまった心の自分を責めたり。車のなかに放置された子どもがいたときは助けようと必死に届かない声を必死に届けようとしていたのに、お母さんの新しい子どもが危ない状況のときは助けようとせずに、ただ見ているだけだった。僕は、死んじゃえばいいのにって思いながら見てた。お母さんを取られたみたいな悔しさ。だから、ふわふわのタオルハンカチに大事に包まれていたお月さまのクッキーを見つけたとき、私のこと忘れてなかったんだ、ずっと想ってくれてたんだって、ごめんなさいって、あたたかい気持ちとか自分の心の歪んだカタチが悔しかったりとかで、色んな感情がごちゃまぜの涙が溢れて、つらくて、でもあったかかった。
3人の女優さん、みなさん素晴らしいと思っておりますが、僕は、杉咲花さんの演技が一番胸に届きました。
これからも坂元裕二さんの作品は抜かりなく、死ぬまで、観て、自分の感性に届けたいと思います。
なぜだか松田龍平さんと勘違いしてしまったのですが、殺人犯役の方、…伊島空(いじまくう)さんとおっしゃるらしい。今後注目していきたいと思いました。ナミビアの砂漠に出ていたらしいですが、このときはノーマークでした。狂気的な演技がすごかった…更生して、優花の母と争った末、目が変わった。殺人犯の目だ。罪を犯した者、再犯しないなんて、あり得ないのではないか?と思ってしまった瞬間だった。
涙が止まりません
とても切ない片思い
片思い
恋愛の映画なのかと勝手に思って観てました笑笑
観ていくにつれて恋愛の話ではないことに気づく😀
事故で犠牲になった3人が別の世界で仲良く暮らしている。別の世界と現在の思いをリンクさせながら、3人の思いや犠牲者家族(西田尚美さん)、自分のせいだと後悔している青年(横浜流星さん)の思いが少しでも良い方に向かっていって良かった😀
俳優陣も豪華でした。
3人の生活の部分も楽しそうでほっこりしました。いつ何が起こるかわからないので精一杯生きなくてはと思ったりしました😀
坂元裕二更に攻めたな。終盤が◎
ファーストキス以来の邦画。またしても坂元裕二脚本作品。甲乙つけ難い作品。
坂元裕二にしては更に攻めた作品。ストーリー展開、広瀬すず、杉咲花、清原果耶三者三様の視点は怪物とダブって見えた。
広瀬すず、杉咲花は初スクリーン、清原果耶は3作品目だが演技は素晴らしかった。
終盤の作品の見せどころは坂元裕二らしい。
美味しいところは横浜流星が持っていった印象。見事な作品だが、惜しむらくは母親役?の西田尚美の役割をもう少しはっきりさせてほしかった。もったいない。
主演3人を若手トップ女優で固め、横浜流星も出てくる贅沢さ。清原伽耶...
こういう話なら前もって言ってほしい
坂元脚本・主演3人の情報に惹かれ、予告すら観ずに鑑賞しました。
坂元脚本ならではの3人の会話劇を楽しみにしていましたが、全くそういう話ではありませんでした。
勝手な期待感と好みで星を落とすのは忍びないですが、ファンタジーの形を取りながらも、生々しい悲惨な事件の上に立つ感動ストーリーが受け付けられませんでした。
子どもが巻き込まれる事件なんて現実でこりごりだし、あそこまでハードにする必然性を感じません。
ネタバレ禁止的な売り方がブームになっていますが、わざわざ映画館まで行って心を傷つけられることもあるのだなと勉強になりました。
俳優さんは皆さん素晴らしかったです。
これかあ
最初のシーンを見てやばいやつかと思ったけど、流石にそのシーンはなくて、生き残った3人が肩を寄せながら強く生きてるみたいなことかなとか思ってて、自動車に置き去りにされた赤ちゃんの時も、自分で電話しろよと思ってたくらいで、幽霊であることに気づいたのは、そのあたり。
周りの人の無関心も、気づいてしまえは。なんてこと無いのに、最近の日本人の劣化ぶりでも描きたいのかなとか、思ってました。まあ、今度は愛妻家 の映画を見た時も気づくのが遅かったので、こんなもんかと。
ただ、脚本的にはもう少し面白くできたんじゃ無いかと、この贅沢なキャストを考えると、少し惜しい気もしました。でも主役3人は皆大好きなので、観て後悔は無いです。
気になるエンドロール
杉咲花、清原果耶というお気に入りの女優さんが出ていたので
何の気なしに見ました。
正直全く期待していませんでした・・・
当初からの細かい演出の違和感がありますが、
これは結構斬新なので、ネタバレ見ないでの観賞を「強く」お勧めします。
題名の「片思い世界」という名の通り、メインストーリーは切ないですが
3人のほっこり演技にに癒されます。
個人的ですが、唯一もったいないと思ったのは
非常に壮大でいい画がたくさんあったので、
画面サイズをシネスコスクリーンに合わせてもらいたかったです・・・
後は表題にあるように、エンドロールで、「どこに出演していた?」
という有名役者さんが出てきますが、後々考えて、わかりました。
ストーリーと演技、美しい画像など盛りだくさんで楽しめますが
そういった「裏」的ないたずらもちりばめた良い意味で期待を裏切る映画だと思いました。
清原果耶バスケ
鑑賞動機:この3人が主演7割、脚本は坂元裕二2割、横浜流星1割
序盤のさくらの帰宅場面は、彼女の性格を表しているのかな、と思ったら、通勤通学場面でああそういうことね、と腑に落ちる。そこからさらに物理学っぽい解釈が乗せられているのはちょっと面白かったけど、まあでもゆるゆる設定には違いない。スーパーカミオカンデが出てくるとは思わなかったけど。製本雑誌がぎっしり詰まった集密書庫出てきて、噴いた。
『海街diary』で末っ子だった広瀬すずが、しっかりお姉さん的な立たずまいでいるのに時の流れを感じる。そして闇堕ちしそうになる、杉咲花にハラハラする。清原果耶はやっぱりコメディ場面の方がイキイキしているように見える。
この3人をそろえたらどんなすごいのできちゃうんだろう、と思っていた部分は大きいが、想定の範囲内に収まっていた感じ。
横浜流星は実際に弾いてはいたのね。トモロヲさんとか西田さんとかがきっちり固めているのも大きいかも。
音楽劇のシナリオがきちんと回収されるだけでなく、あんな使われ方をする場面はグッときた。
まあでも3人がキャッキャしているのだけでもずっと見ていられるけど。
合唱が美しく名曲、だからこそ
舞台挨拶全国生中継回で鑑賞。
予告段階ですでに一耳惚れしていましたが、とても合唱が美しく名曲、物語に沿ったグッとくる歌詞も素晴らしく、だからこそ、あの事件の凄惨さや惨さが余計に際立ち、見ていられない場面もありました。
あの男に鉄槌が下ったかの様なシーンがありましたが、あれだと加害者のような被害者のような人が別で生まれてしまうので、下るにしても違う内容の方がよかったです。
泣けるけど
シーンごとの絵は綺麗で、どこを切り取ってもポスターにできるような感じ。車の赤ちゃんを助けようとするシーンや、優花の母親の新しい家族を見てしまったシーン、美咲と典真のシーンなど泣いてしまった場面も結構あった。
でもエモさ?を狙いすぎ?というか、こういうのが好きなんでしょ?感がするシーンが所々あって完全には感情移入することが出来なかった。
話の流れも、ん?と思うところがいくつかあったがそれは自分が理解できなかっただけかも、、
主演の3人は演技もビジュアルもとてもよかった。展開が分かっていても演技を見ると泣いてしまった。
欲を言えば美咲やさくらの家族も見てみたかった。典真の家族はピアノを辞めたこととかをどう思っているのかとか、、
タイトルの意味が分かってから聞く劇中歌の「声は風」は…涙
3人のやり取りが魅力的
全423件中、301~320件目を表示