片思い世界のレビュー・感想・評価
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仲良し三姉妹の切ないラブストーリーだと思ったら全く違ってた(笑) SFファンタジー系の作品だった。
お気に入りの女優さんが3人も登場するので鑑賞。
これに加え横浜流星さんも登場。
3人とも安定の素晴らしい演技!
そんな中でも清原果耶さんの姉貴肌な感じの演技が良かった!
来場者特典も清原果耶さんのポストカードをゲット♪
(残りの2枚も揃えたい!)
序盤から意味不明なシーンが多め(笑)
バスのドアを運転手が開けない。
バスの無賃乗車。
居酒屋で会費を払わない。
何なの?と思っていたら、納得の出来事で予想も出来なかったストーリー。
タイトルの通り「片思いの世界」にいる3人の女性達のストーリー。
本作はこの3人の女性のエピソードが組み込まれた感じ。
三咲(広瀬すずサン)ver
高杉に片思いって感じ。
このエピソードが本作の肝って印象。
子供の頃、合唱クラブのピアノ奏者の高杉(横浜流星さん)に誘われて合唱クラブで脚本を書くことに。
三咲の書く字が子供とは思えない(笑)
高杉が持つ肉まんが入ったレジバックに泣けた。
優花(杉咲花さん)ver
お母さんに片思いって感じ。
髪の毛をグシャグシャにするシーンが可愛かった!
花屋で働くお母さんがハンカチにくるんだ月の形のクッキーに泣けた。
さくら(清原果耶さん)ver
まさかの人に片思い(笑)
誕生日の逆サプライズのシーンは良かった!
誕生日ケーキはどうやって買ったのか?疑問は残りました(汗)
さくらのエピソードで泣けるシーンは無かったかも(汗)
燈台のエピソードは何だったのか?
ラジオのDJは誰だったのか?
気になるシーンが多め。
子供達が歌う讃美歌は素晴らしかった!
だけど思って感じと違う作品で満足度はソコソコだった感じ。
もう少しそれぞれのエピソードを深掘りした方が良かったのかも。
三咲(広瀬すずサン)が高杉と抱き合い「ずっと、こうしたかった」のシーンが一番好きかもです( ´∀`)
主役級3人がもったいない
相楽美咲(広瀬すず)片石優花(杉咲花)、阿澄さくら(清原果耶)の3人は、東京の古い一軒家で一緒に暮らしていた。それぞれ会社へ仕事、大学で授業、水族館でのアルバイトへ毎日出かけ、帰ってきたら3人で一緒にごはんを食べ、リビングでおしゃべりをして、同じ寝室で眠り、朝になったら一緒に歯磨きをし、朝食を食べ、弁当を持ってまた1日が始まる。家族でも同級生でもない彼女たちだが、お互いのことを想い、楽しく日々を過ごしていた。もう12年、強い絆で結ばれてきた3人は・・・そんな話。
最年少のさくらが20歳で12年3人で暮らすってどういうこと?と思ってたら、3人が幽○とは・・・ピアノのコンサートの時に変だと思い、それからは、なんだかなぁ、という感じ。
主役級3人を1作の中で観れるのは良いが、他人から見えないのはもったいない。
なので、横浜流星との絡みもなく、良い人だった、で終わってしまった。
合わなかった。
ムーンライダーズ
と、松田龍平さんを探せ!ってことで。。
(慶一さん可愛かった)
はい。中々レビューを書くのが難しい作品でしたね〜
坂元脚本作品はファーストキスが観れそうにないので本作こそは観たかった。
キャストが豪華であの予告!!
ストーリーが想像出来ない作品で、とても楽しみにしていました。
(フライヤーは手元にあるがいつも通り読んでいません)
花粉症で目が取れそうだし鼻水やばめでしたが薬も飲んだし大丈夫でしょう!って事でレイトショー。
はぁ〜目ぇかゆ〜〜!!
役者達の芝居は何も言う事はなかったです。
(一部の子役達除き←厳しっ!)
実は苦手なすずちゃんの芝居も自然に観れた。
で、あのですねぇ。
この世界観を受け入れられるかどうかで評価が変わってくるかもしれません。。
ワタクシはというと。。
正直ノレませんでしたm(__)m
坂元さんついに素粒子まで手を出したか!
インターステラーの世界は難しいのでわかりかねます。。
えらそ〜に聞こえるかもですが、発想というか、目の付け所はとても良いと思いました。
なるほど!新しいな!って思った反面、まぁ坂元味なんでそうなんですけど、ファンタジー色が強すぎて私は微妙に冷めてしまいました。。
早い段階でネタバラシしてくれるので、そ〜ゆうもんなのねと割り切って観たのですが。。
幽霊ルールが雑すぎて(都合良過ぎて)飲み込めない。
美咲(すず)は訳ありそうだったけど、優花(花ちゃん)とさくら(果耶ちゃん)はすぐに家族を探さなかったの?割と近所にいそうだよ?とか、
事件当時は少年だったのに、てんま
(流星君)12年経っても根暗BOY継続?
そこまで責任感じ続けるもんかね?
とか、
他にも重要なラジオパートは投げっぱなし感あったし、母と犯人のくだりの扱い方(展開)が好きじゃなかった。
(私なら◯◯しますけどね)
そして、花、果耶、すず!
この3人が揃うなんて今後ないのでは?!と思うのに、本作が彼女らの代表作に遠く及ばない仕上がりで残念だった。
坂元ドラマはハマるのが多いけど、映画はハマらないなぁ〜
今回の坂元脚本も力技で持っていった印象。。
(まぁ、こっちのコンディション次第なんですけどぉ〜
頭冴えてる時はまだマシだけど、ワタシャ現在、花粉で思考回路停止状態なのでね。
いつもに増して上部だけしか読めませんでしたm(__)m
でもですね。
やっぱり、面白いは面白いです。
(急なフォロー)
確かに3人の置かれた状況は切なくて切なくて辛い。
会いたくて会いたくて震えるでしょう。
私ならまともではいられなくなるだろう。
だけど3人だったから!
この3人ならば辛い事だけじゃないなって思えた。
そして、死後の世界。
死ヌ事こわいこわい私ですが、まだまだ未知の世界がありそうだと、少し、楽観的になれたし、少し、こんな事もあり得るのかもよ♪と自分に暗示をかけられました。
新しく旅立つ彼女らの笑顔に明るい未来(?)も想像出来ましたよね。
みなさん触れるであろう合唱パートはちゃんとやっぱり感動"させられ"ましたw
グッと来ちゃったよね。
素晴らしかったですね!
(流星君ピアノ本当に弾いてた?!?)
それから、
「正体」では冤罪だったのに死刑宣告・収監されていた鏑木君(流星君)と、増崎(空君)の扱い(刑)がえらい違いで、鏑木君に同情した。
しかもアイツ更生してないし!
今度はゾンビか?!
まだ追いかけてくる?!とヒヤヒヤしましたが、しっかり倒れてくれてホッとしました。
でもちんでないよね?!
アイツ〜!!
もちろんの花だけど、伊島空君が良かったです。
それから、インテリアはおしゃれだったけど、衣装がダサ過ぎたw 何アレw
あっ!私は霊感ありません。
誰かの"片思い"に気付ける自信がありません。
あっ!ポストカードは果耶ちゃんでしたヘックション!!
甘さを丁寧に取り除いた映画
系譜としてはゴーストとかシックスセンスと同じなのに、私たちが望むような生者と死者の交流は最後まで起こらない。死者が生き返るというような思わせも途中あるのに、やはり何事も起こらず、見てる側のあってほしい願望は徒労に終わる。生者はほとんど自力で立ち直り、死者はそれを眺めるだけである。だけど、生者は死者が残した企図のない伝言に救われたことを映画を観る人は知る。そして死者もまた企図せぬ伝言を受け取ってくれた生者に救われる。
この映画のエピソードはご都合主義のように思われるかもしれない。でも一番大事な部分からは甘さを取り除いた真摯な作品なのである。分かり合うなんて起こらない。大切な人のことを思うとき、私たちはいつだって片思いなのだ。
コーラスで歌ってみたい
悲しく切なく温かい物語
実力派若手女優3人が主演を務めるとあって注目していた本作。けっこう期待していたのですが、公開2日目の朝の時点での評価はなんと3.4!ということでハードルを下げて鑑賞してきたのですが、そんな低評価を跳ねのけるような素敵な作品で大満足でした。
ストーリーは、12年もの間、東京の古い一軒家で本当の姉妹のように仲よく楽しく一緒に暮らし、それぞれ仕事や学業やバイトに精を出していた、相楽美咲、片石優花、阿澄さくらの3人は、大きな秘密とそれに伴う忘れられない強い思いを抱えているのだが、それを相手に伝えられないもどかしさに悩み、その思いと向き合い、折り合いをつけていく姿を描くというもの。
冒頭から、仲はいいのだけれど何か不自然な人物像や生活風景に違和感を覚えます。ほどなくその理由がわかって、ここまでの違和感がスッキリ解消します。と同時に、この切なくも優しい世界になんとなく癒されます。3人の屈託のない笑顔、家族として楽しく暮らす生活ぶり、ちょっとベタに振りすぎている面はありますが、3人の特殊な状況を思うとなんだか微笑ましくもあります。
しかし、そんな3人にもそれぞれに抱える思いがあり、それがそれぞれの物語を生み出していきます。毎朝のバスの中で見かけた昔の友達、久しぶりに再会した母親、忘れようとしても忘れられない憎い男など、彼女たちの”片思い”は、恋愛のそれとばかりは限らず、届かぬ一方通行の思いでもあります。
それは、相手にとっても同じだったのではないかと思います。突然いなくなった彼女たちに対して、周囲の人たちも決して消えることのない思いを抱き、それを伝える術もなく、苦しんでいたことでしょう。そんな相手の思いを知ったことで、彼女たちの思いは昇華したのではないでしょうか。それぞれの相手とわかり合えたとは言えないまでも、その思いは伝わったのではないかと思います。
会えないから、いなくなったからといって、その思いがなくなったわけではありません。私ももう会えない家族や友達を思い出し、彼らもきっとどこかで…と思うと、心が少し温かくなるのを感じます。悲しく切ないストーリーではありますが、3人の明るい未来を感じさせるラストに心癒されます。
主演は、広瀬すずさん、杉咲花さん、清原果耶さんで、まるで本物の姉妹を思わせるような演技はさすがの一言です。脇を固めるのは、横浜流星さん、小野花梨さん、伊藤空さん、田口トモロヲさん、西田尚美さん、moonridersさんら。
今回は上映後に舞台挨拶中継があり、主演の3人に加えて、土井監督と脚本の坂元裕二さんが登壇されました。主演の3人のトークからは、真摯に役に向き合い、丁寧に演じたことが伝わってきました。また、坂元さんの「3人で一人みたいなところがある」という言葉にハッとしました。異性への思い、家族への思い、元の生活に戻りたいという思い、このまま3人で暮らしたいという思い、消えることのない恨みや憎しみ等、きっと3人の中に全てあったことだと思います。あと、杉咲花さんの「その人の思いはその人にしかわからない。勝手に想像してもそれが正しいとは限らない。」という言葉が印象的でした。全くそのとおりです。だからこそ、“伝え合える世界”にいる私たちは、誤解のないように伝えないといけないし、相手の思いにも耳を傾けないといけないですよね。
びっくり
これは。。。
いつ面白くなるのかと思ったら遂に最後の合唱がはじまっていた。
『ファーストキス』同様、劇中のSF設定の「え?」というところが解消されないまま突き進むのでちょっと置いていかれる。スーパーカミオカンデとか素粒子とか霊界通信ラジオみたいなのを並べて、今起こっている世界を説得しようとしているのだが、人にぶつかって倒れるけれども車は通り抜けるし、物は動かせるのか動かせないのかわからないし、また何ができて何ができないのかの説明芝居をスーパー女優3人がわちゃわちゃ繰り広げているうちに時間は進むのでもったいない。
そして物語の駆動部分のとある事件。同じモチーフを是枝監督がやったらこの辺はいやらしいくらいに深掘り設定してくるだろうけど、そこが割と大雑把な泣かせと大雑把なサスペンスにしかなってなくて、言ってみれば突っ込みどころ満載の描写が連続してゆくためなかなか心は動かされない。特に西田尚美と横浜流星パート。もちろん芝居が、というより設定というか段取りというか、要は演出が。。
それと、正直この設定でなぜ犠牲者を美人3人にしたのか。姉妹でもなくたまたま美人に成長しちゃったのか。横浜流星に言い寄る女性が小野花梨なのは何かのバランスなのか。更に広瀬すずは腹が減ってひとりぼっちとかの設定の割には制服ごとお金持ち学校風というか、俯瞰でくるくる回るところを見ていると、文化系男子、文化系おっさんの思い描く少女コミック趣味の世界に見えてしまう。
自分は今のところ坂元裕二のファンタジーとは相性が悪い。
タイトルなし(ネタバレ)
予告のワケアリそなうな幼少期の映像から、幼少期を施設とかで過ごした3人が大人になってルームシェアしてる設定&初恋の人・横浜流星を巡る恋愛映画かと思ったら、幽霊映画でした。
最後の合唱の歌詞が作品とリンクしていて泣けました(T_T)
愛おしい人を思う想いが溢れ出す
東京西部の街。
公園を抜けた先に在る昭和レトロの瀟洒な洋館に
二十歳そこそこの女性が三人暮らしている。
『美咲(広瀬すず)』『優花(杉咲花)』『さくら(清原果耶)』の
顔は似ておらず、どうやら血の繋がりは無さそう。
ただ、和気藹々とじゃれ合う姿は、
姉妹と言っても良い親しさを感じさせる。
が、冒頭からのシーンの積み重ねで、
観客の側は違和感を抱き始める。
三人の暮らしは、何か変なのだ。
『美咲』はオフィスで働き、同僚との飲み会にも参加する。
『優花』は大学で量子力学を専攻し、
『さくら』は水族館でアルバイトをしている。
目覚ましが鳴ると起き、朝食を共に食べ、
弁当を持って出かけ、夜にはガールズトークに花が咲く。
なのに、付いて回る不自然な空気は何だろう?
全体尺の二十分を過ぎた頃だろう、
驚愕の事実が提示され、それまでの不穏な感覚に得心が行く。
彼女たちには見えていても、
周囲の人々に三人は見えない存在なのだ。
十二年前のある悲しい事件が関係しているのだが、
それと判らせるまでの導線が途轍もなく巧い。
監督の『土井裕泰』と脚本の『坂元裕二』の職人芸で、
とりわけ後者は、今年公開の〔ファーストキス 1ST KISS〕に続き
不条理な世界観の魅せ方が抜群に長けている。
とは言え、片方には見えていて、
もう片方には見えていないのは、
現実の世界でも多そう。
小さくはタイトルにもなっている
「片思い」がまさにその典型例。
大きくは社会の中で見えない存在の人々で、
実際は多くいるだろう。
姿が見えないのと同様、
彼女たちの声も周囲には聞こえない(勿論、体感することも)。
幾つかの危機的なシチュエーションが描かれ、
自分たちが無力なことは分かっていても、
三人はなんとかしようと知恵を巡らせ動き続ける。
それを更に傍観している我々は、
忸怩たる思いでただ目を凝らすのみ。
なんと歯がゆいエピソードの積み重ねだろう。
終盤に向け、異なる次元に住む彼女たちを
この世界に引き戻す可能性が示唆される。
それには、現世で生きる人と
心を通わす必要があるのだと。
三人が幼い頃に所属していた合唱団で
ピアノを弾いていた『高杉(横浜流星)』は
『美咲』に何かと気を掛けてくれていた少年。
しかし、事件のあとは自分を責める気持ちから
心を閉ざしていた。
意を決した『美咲』が『高杉』に再び向き合うことで、
奇跡は起きる。
ラストシークエンスでの合唱は、
歌詞を読み込めばより思いが深くなる。
喪失からの再生が見事に編み込まれ、
シーンだけでも胸が熱くなるのに、
感動を増幅させてくれる。
見る価値なしと思ったが
タイトルのネーミングセンスが最高✨
坂元裕二さん脚本、土井裕康監督作品ということで観たかった映画ですが、レビューが真っ二つに分かれており少々迷ったけれども見てよかった!!最高👍
前情報入れずに見た方が良い!とのレビューを受け、ほんとにそうして良かった!
序盤に、ストーリーの違和感の正体・タイトルの意味を知ることになりますが、そこから永遠😭涙です。
こんなにも切ない片思いがあるのでしょうか。
絶対に混じり合わない世界。
伝えたい、伝わらない、でも通じるものがある。
それは奇跡の様にキラキラしていました。
主役級の女優さん3名の演技もほんと心震わされました。
思いが伝わります。
特に杉咲花さん。お母さんや娘さんに対する複雑な感情、嗚咽しそうなほど心動かされました。
大好きなお母さん、嫉妬、爆発する感情。
恋愛映画じゃありません。
この時代を反映した部分が大いにあります。
不平等なことが起こるのがこの世界。
どこにも行き場のない思いを抱えてる人もそう少なくないと思います。
ぶつけても伝わらない。
何も感じない人が一定数いるのも事実。
そんな人にぜひ観てほしい。
この映画に救いがあるかもしれません。
パンフレットに、坂元さんのインタビューで、
「結果が出ないと失敗って思ったりするじゃないですか。亡くなり方が悲しいと人生そのものが残念だったと考えたり。でも、何か気持ちが芽生えた時点で達成していたり、気持ちがつながった時点で永遠だと思えたり。大事なのは、始まったことだって。」
この映画は分かりやすく世界が違ったけど、
みんな片思いなのかもしれない。
思い合っていても、同じくらい思っているかも分からないし、どう思っているかも分からない。
感じることは、思える人がいることは幸せだということ。そして、報われない世界でも共感できる人がいるのも幸せ。
とても温かい映画です。
最後の合唱に向かうまでの時間、思う存分自身の心で色んな感情を受け留めてください😊
子供いないけどね、泣いた。
自分には子供(嫁も)はいません。けど、無差別殺人で子供が殺されたら3人の子供たちは可哀想だなと思い馳せると涙しました。何故か?それはこれまで生きてきた以上に長い時間を色々な人生をやっていくはずの未来が無くなる苦しみと、そこに寄り添い生きていく親の見届ける楽しみや喜びが無くなる苦しみ。そんなものを考えたら涙が出ました。
もちろん、震災など不可抗力にのみ込まれて悲しい結末を迎える例も同じで、自分のせいでなく生きていけなくなる人生は辛いだろうと思い泣くのは不自然かな?たとえば映画で作りものでも本来同じ様な思いを本当にした人がいると考えるとつらくて泣くんだけどね。
で、美咲ら3人の話。みんなと同じ様に生活して歳をとっていく。不慮の死をした人は平行世界で人間と同じ様に生活しても現実世界に干渉が出来ない。設定が最初は分からないで始まる。そして現実世界の誰かと両思いになれば現実に戻れるという片思いの世界はいつまでやっていくのだろうと思い観ていた。
一方通行
大人になるとは、答え合わせをすること
古い民家に共同生活する3人の女性。学園ドラマにお仕事ドラマ、そして恋愛を絡めたお話が始まるかと思ったら、そういうことでしたか…!
死んだ人のゴーストがこの世にとどまる映画はたくさんあるだろうが、子どもから成長し、大人になったタイミングの女性を描くのは新しいと思った。
子どものままだと可哀そうな感じが強くなるのに対して、20代の女性だし、そしてこの役者さんたちのことだし。幽霊の特権をいかして職場へ、キャンパスへ忍び込んでいく様子が、生命力豊かにテンポよく描かれている。
クラシックのコンサートで感情を爆発させる(そして観客は映画の仕掛けに気付く)ところは鮮やかだし、3人が一緒に幽霊映画を見て本物との違いを指摘しあうのは微笑ましい。そのぶん、この人たちがしょせん幽霊でしかない切なさもひたひたとしのびよってくる。
思うに、この年代の若者は子どものころの疑問に答えをいったん出すものだと思う。この家に生まれてきてよかったのか、自分にどの程度の才能があったのか。この世とは別の世界があるのか、など。きっと3人も、この世界と自分の関係を確かめるまでは生きていたかったのだ。
幽霊にも関わらず着飾り、律儀にキャンパスやオフィスに出かける本当の意味がここにあるように思え、泣けてくる。
その意味で、ラストは同じような日常が続くのもいいのだが、3人に何らかの「区切り」を与えてあげてもよかったのかなと感じた。ファンタジーであれば幽霊として特殊な能力をもつようなアイディアもほしかった気もする。
蛇足だが、この種の不幸を描くのに無差別殺傷か震災が決まりのようになっているのは残念。この描き方ならパターンの範囲内にとどまってしまう。ネットでみかける話題以外にも、想像を広げないといけないことはいろいろあるはず。広瀬すずさんについては生い立ちも示唆されていたが、もっと3人の個性を掘り下げる方向もあったのではないだろうか。
最初の
15から20分は何か違和感が‥。その後、それがわかります。こう言った作品につきもののツッコミ所満載なのは仕方ないですね。撮影もある意味大変だったでしょう。今が旬の若手主演女優さん3人だけに作品としては締まりますね。
こういう時もある。
全394件中、241~260件目を表示
映画チケットがいつでも1,500円!
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