「予告からは想像できなかった片思い世界」片思い世界 もっちさんの映画レビュー(感想・評価)
予告からは想像できなかった片思い世界
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いつも予告からこういう話かなと内容や展開を予想するが、今回は大ハズレ。片思い世界ってそういうことかぁ。そりゃあ、一方通行だよね。序盤の所々に散りばめられた(ん?)という違和感の理由が、ホールのシーンで見事に回収された。
普通こういう類のお話は、設定に無理があって好き嫌いが分かれる。だけど、今作は「触ったものは動いてるの?」という疑問には納得の説明が入っていたし、扉とかエレベーターは開いてないと入れない徹底ぶり。そのおかげで世界に入り込めた。
それぞれの(恋愛だけじゃない)片思いが切なくて、思いが届いてほしくて涙が出てきた。特に美咲と典真の音楽劇朗読シーン。すずちゃんの息づかいが上手すぎる。美咲が典真にどれだけ救われていたか、そしてそれを読んだ典真がどれだけ背中を押されたか。涙が止まらなくなった。土井監督の作品で泣かなかったことないなぁ。
最後にエンドロールで松田龍平の名前。どこで!?と思ったけど、津永か!聞き覚えあるなと思ってたからスッキリ!
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