「横浜流星さんの左目の美しさを描かなかった映画。」片思い世界 なかじwithみゆさんの映画レビュー(感想・評価)
横浜流星さんの左目の美しさを描かなかった映画。
脚本が坂元裕二さんだと知り興味をもつ。
予告編等では想像しなかった世界観。
読んだ他の人のレビューはネタバレしていなかった分、楽しめた。
終盤まで涙が流れたが、肝心のクライマックスから僕の心が冷めはじめた。
仕方ないのである。
坂本さんの脚本はクライマックスがやけに現実的過ぎる
というか、それまでは映画的ムリをするクセにクライマックスからはやけにシビアになる、から。
クライマックスで魔法は使わない脚本家である。
(『怪物』は坂本龍一さんの音楽のおかげで美しく輝く。)
坂元裕二さんは少女マンガの原作者のような気がする。
そんな作風も表現できる、ということ。
本作はそんな感想をもった。
「片思い世界」の評価が高いのも理解はできる。
今、邦画界で魅力的な脚本を書ける最も貴重な人物であります。
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