「タイトルなし(ネタバレ)」片思い世界 りゃんひささんの映画レビュー(感想・評価)
タイトルなし(ネタバレ)
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美咲、優花、さくらの三人の小学生は児童合唱団に通う仲間。
美咲はピアノを弾く典真(てんま)君のことが気になっている。
それから12年。
成長した三人はひとつ屋根の下で暮らしている。
美咲(広瀬すず)はデータ入力の会社で働いている。
優花(杉咲花)は素粒子物理学を勉強する大学生。
さくら(清原果耶)は水族館の飼育員をしている。
ある朝、通勤のバスで美咲はひとりの青年(横浜流星)を眼に止める。
間違いなければ、彼は成長した典真君だ・・・
といったところからはじまる物語。
「ネタバレ厳禁」ということが鑑賞前に耳に届いたので事前情報なしでの鑑賞となったが、序盤でネタバレのネタ部分は明らかになりました。
まぁ、この部分はそのうち大きく喧伝されることになるだろうと思うけれども。
若い女性三人のガールズムービーというルックでありながら、坂元裕二脚本作品としては前作『ファーストキス』と同じテーマのような気がしました。
すなわち、結果は同じであれ、その過程の一瞬一瞬が輝くことがいいんだよ。
活き活きというのは、生き生きということだ。
一瞬一瞬の輝き(それは「ときめき」という)は『花束みたいな恋をした』のテーマでもありました。
なお、ガールズムービーといえば、ソーラ・バーチ&スカーレット・ヨハンソンの『ゴーストワールド』が至高のガールズムービーと言えますが、本作も究極のガールズムービーということも出来ます。
主題歌ともいえる合唱曲「声は風」、素晴らしい。
この曲が映画のすべてを表していますね。
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