「どういう意図があっての脚本か掴みづらいような映画をみた」片思い世界 ヘマさんの映画レビュー(感想・評価)
どういう意図があっての脚本か掴みづらいような映画をみた
等身大で天真爛漫で健気で直向きで健やかな三姉妹の普遍的な日常が描かれると思いきや、悲惨で救いがなく切なく物悲しい過去を持つ3人が、それでも手を取り合って精一杯幸せに、そして前向きに生活していく日常を描く物語。
冒頭15分ぐらいで本作の肝となる種明かしはされるが、正直、この世界観による物語はどのように収束し、どんなカタルシスを観客に与えてくれるのだろう? と期待と不安が半々の中、鑑賞していました。
結果的に、見せ場はしっかり描かれて「感動エッセンス」は散りばめられているものの、全体を通して何を伝えたい脚本なのかが今一つ伝わってこなく、名場面として推しやすいシーンと俳優陣の演技力による力業で作品として成立させた感が否めなかった。
キーマンとなる横浜流星さんは、『正体』とほぼ変わらないキャラクター演技でしたが、とても好印象。彼がスクリーンに登場するだけで、物語がグッと締まるんですよね。ただ、こちらも結局のところ「感動エッセンス」としての見せ場に使われただけだったかな。残念。
ところで清原果耶はキムタクの娘じゃないんですか? マジですか?ホントに? ちょっと似ているよねーのレベルじゃないんですけど…!
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