「現実の世界での救いは最後までないけれど」片思い世界 ねこたまさんの映画レビュー(感想・評価)
現実の世界での救いは最後までないけれど
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かなり序盤に、この映画の世界の種明かしがされて、その世界観の中で物語は進んでいきます。
時間軸にズレはなく、ニュートリノ物理学的にズレているパラレルワールドのお話しになっている。
杉咲花さんの演技が良い。清原果耶さんもとても善き演技。
広瀬すずさんも、悪くはなかったかな。
犯罪の被害者と家族と友人の永い苦しみ、それと対比した加害者の更正のあり方を、12年後の3人の物語として具現化したのだと思います。
最後まで、現実の世界での救いはないけれど、主人公3人の世界では少し救いは生まれてホッとして、エンディングではかなりぐっときました。
横浜流星さんは良いですね。
松田龍平さんも、いい味を出していました。
こういう描き方もあるのか、と感心したオリジナル脚本でした。
少なくとも私は好きです。この映画。
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