「タイトルのネーミングセンスが最高✨」片思い世界 とろろさんの映画レビュー(感想・評価)
タイトルのネーミングセンスが最高✨
坂元裕二さん脚本、土井裕康監督作品ということで観たかった映画ですが、レビューが真っ二つに分かれており少々迷ったけれども見てよかった!!最高👍
前情報入れずに見た方が良い!とのレビューを受け、ほんとにそうして良かった!
序盤に、ストーリーの違和感の正体・タイトルの意味を知ることになりますが、そこから永遠😭涙です。
こんなにも切ない片思いがあるのでしょうか。
絶対に混じり合わない世界。
伝えたい、伝わらない、でも通じるものがある。
それは奇跡の様にキラキラしていました。
主役級の女優さん3名の演技もほんと心震わされました。
思いが伝わります。
特に杉咲花さん。お母さんや娘さんに対する複雑な感情、嗚咽しそうなほど心動かされました。
大好きなお母さん、嫉妬、爆発する感情。
恋愛映画じゃありません。
この時代を反映した部分が大いにあります。
不平等なことが起こるのがこの世界。
どこにも行き場のない思いを抱えてる人もそう少なくないと思います。
ぶつけても伝わらない。
何も感じない人が一定数いるのも事実。
そんな人にぜひ観てほしい。
この映画に救いがあるかもしれません。
パンフレットに、坂元さんのインタビューで、
「結果が出ないと失敗って思ったりするじゃないですか。亡くなり方が悲しいと人生そのものが残念だったと考えたり。でも、何か気持ちが芽生えた時点で達成していたり、気持ちがつながった時点で永遠だと思えたり。大事なのは、始まったことだって。」
この映画は分かりやすく世界が違ったけど、
みんな片思いなのかもしれない。
思い合っていても、同じくらい思っているかも分からないし、どう思っているかも分からない。
感じることは、思える人がいることは幸せだということ。そして、報われない世界でも共感できる人がいるのも幸せ。
とても温かい映画です。
最後の合唱に向かうまでの時間、思う存分自身の心で色んな感情を受け留めてください😊
映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。