「姿が見えなくても、声が届かなくても思いは届くのかもしれない」片思い世界 苦大さんの映画レビュー(感想・評価)
姿が見えなくても、声が届かなくても思いは届くのかもしれない
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さくらがピアノの演奏会で前に出て好き勝手言うはじめるシーンで、こんな傍若無人な子なの!?と困惑したがまさか3人とも幽霊だと言うことが発覚。。。事前情報を全く入れていなかったので大変面白かった。母が新しい家庭で幸せで過ごしているだけでなく、死んだ娘の事をずっと思っていた事。死んでしまった友を思い続ける天馬。幽霊たちの声は物理的には届かないけど、きっと彼らの、ふと思いだした事で起こした行動などは幽霊たちが強く願った想いが通じたんだろうなぁと感じさせる映画だった。
最後の合唱シーンは彼女たちが生前に迎えるはずだった光景であり、そこでこれまでの過去がハイライトされる描写には涙腺をやられてしまった。幽霊というファンタジーすぎる設定でも泣かせてくるのか。。。監督にはおどろかされるばかりである。
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