「4人の役者さんみんな好き。しかし・・・」片思い世界 toshijpさんの映画レビュー(感想・評価)
4人の役者さんみんな好き。しかし・・・
出演者の顔ぶれを見て、これは鑑賞しなければ!と思った作品。
頭の悪い自分でも途中で彼女たちが幽霊なんだと分かる。
幽霊だけど3人仲良く普通の暮らしをしている。こちら側にいる人間には
見えないし存在を感じることもないから大胆な行動もできる。設定自体は
受け入れられるのだが疑問に感じるところがいろいろあった。
衣食住に必要なものは買うの?どうやって進学や就職した?
それとも思い浮かべれば彼女たちにとっては現実のものになる?
こちら側の人間にとっては存在しないも同然なのに人がぶつかると
なぜ転ぶ?とか、ドアが開いてないと乗り物に乗れないし部屋に入れない?
とか、バスで降りるお客さんのために体を避ける必要があるの?とか。
撮影の都合で簡単に撮れることを優先したのかな?もっと視覚に訴える
部分で幽霊感を出せなかったものか。
細かい疑問にはあえて触れずに物語が進むしいかにも映画のための
創作っていう感じがした。強引な展開や笑わそうとしてすべっている
ところもあった。もしも○○だったらというファンタジーであっても、
こういうことってありそうと感じさせる工夫が欲しかった。
広瀬すず・杉咲花・清原果耶の3人に加えて横浜流星もいてみんな好きな
役者さんだからかなり期待していた。要所要所で良い演技を見せてくれた
のである程度の満足感はあった。
良いところもたくさんあったが疑問を払拭できない部分で減点。
同じ脚本家のファーストキス 1ST KISSもちょっと納得いかない部分があり
今一つと感じた。もしかしたらこの脚本家が創作する世界観と自分との
相性が悪いのかもしれない。
コメントありがとうございました。おっしゃるように○○感が足りてなかったですね。ドアや人を通り抜けられるんだけど、それをしたくなくて避けてしまう、なら良かったかなと思うんです。
素敵なシーンも沢山ありましたね。でもそれを繋いだだけでは良い映画にならないんだなと思いました。
トミーさんありがとうございます。僕はファンタジーだからだめとは思わないのですが噓を本当のように描いてこそ共感できたりする、そこが足りてないと感じました。
共感ありがとうございます。
リアル路線の怪物でさえそうでしたが、明らかにファンタジーと解る部分があからさまですよね。合わない・・って事も無いんですが脚本家の色なのかもしれませんね。