法廷遊戯のレビュー・感想・評価
全543件中、161~180件目を表示
杉咲花に
震撼する。
彼女のこの演技を見られただけで足を運んだ甲斐があった。
永瀬廉も良かった。
杉咲のような激情型の場面はなかったが、纏っている雰囲気が語ってくれていた。
妙なマスコミの風潮に影響されることなく、今後も活躍を期待したい。
一方でストーリーとしてはそれほど驚くべき展開はない。
キャスティングからして大凡の結末は深読みできてしまう。
また、結局誰一人ハッピーエンドではなく、どんよりした気分が残る。
安易な結末も嫌だが、全く救いようがないのもねぇ。
司法やマスコミに対する掘り下げもイマイチで、物足りない。
製作委員会にマスコミが入っていないから、逆に配慮があった?
原作も読んでみたい。
高評価多すぎて疑うけど
良かった。
キンプリファンに評価を操作されている感じは否めないけど、低評価が付かないからこれだけの平均になるのも納得の良作だった。
ただ主題歌だけ納得いかない…その曲じゃない…
勿体なさすぎる…
正義とは何か
原作未読。
予告段階でここまで深い作品だとは思っていませんでした。
正義とは何か深く問われている作品。
それぞれの中にある正義を貫いているだけなのにそのことで人を傷つけ欺き、誰かを守るために誰かを傷つけること、その事に大小あれど誰しも多かれ少なかれ経験しているのでは。
司法によって守られる人守られなかった人、果たして罪とはなんなのでしょうか。
皆が救われる世界はないのでしょうか。
セイギというあだ名をつけたのが馨だったとしたらそれは皮肉やあるいは希望を込めていたのでしょうか。
メイン三人はもちろんベテラン勢の演技も配役も最高でした。
杉咲花さんの静と動の演技、特に狂気に満ちた演技がやばかった。
一度目は展開を予測するのに必死だったので二度目で確認しながらしっかり観ました。
昭和ノスタルジー溢れるオープニングの雰囲気も、真面目な作品の展開を予測させるに十分な演出でした。
無罪と冤罪
う、嘘だろ!?まさかの予告詐欺じゃないだと!?
「ドクターデスの遺産」の監督だし、予告は大袈裟だし、不安要素でいっぱいだったのに、まさかの今年1番のミステリー。ドラマ「リーガル・ハイ」ぶりの法廷ドラマ大傑作。なんということでしょう。しばらく時間がたった今でも、興奮が冷めません。
正義とはなにか。
常にこのことを問いながら、無理のない展開で観客を驚かせてくれる。二転三転どころか、四転五転とまで言ってしまった予告に若干引いていたけど、まんまと騙されちゃいました。とても「ドクターデスの遺産」の監督だとは思えない、演出力の高さ。この前はたまたま失敗しちゃったんだね...。原作小説も評判が高いし、相当面白いんだろうな。映画を見て原作を買うという行為、最近はあまりしてこなかったのですが、今回は確定です。
人間ドラマとしても抜かりなく、役者の良さを最大限活かしながら見事なラストを見せてくれる。100分に満たない短尺なのに、びっくりするほど濃厚。これだよ、これ。映画はこうじゃなくっちゃ。記者の野望や咳き込むばあさんなど、この尺では収まりきれなかった人物もいたが、多くの登場人物を無駄なく使っていて後味爽快だった。永瀬廉の出る映画は面白い。いい主人公しますもん、彼。頭脳派な北村匠海は新鮮で良かったし、柄本明や大森南朋といったベテランも絶妙な役どころだった。杉咲花はお得意のお叫びを披露。スゴすぎて笑っちゃうよね。
法律や刑事事件についてこれ以上なく深く描かれています。どう足掻こうと、我々は全てを知ることは出来ない。ほんの一部で判断しなくてはならない。北村匠海の言う、無罪と冤罪の違いはこの映画の全てであり、原作者が1番に伝えたかったことだと思う。弁護士、容疑者、そして死者の3つの視点から描かれる1つの事件。事件の動機にはいくつもの事件がある。目に見えるものが真実とは限らない。コンフィデンスマンJPの名言が本作にもピッタリ当てはまるのです。
この手の映画が好きな私にとっては、もうたまらなくワクワクしました。心理をついた法廷ドラマとして、主人公含めた3人の成長物語として、文句なしの最高の映画でした。大コケを予想していただけに、個人的には大満足。もっともっと見たいな。キンプリ永瀬廉。圧力に押しつぶされず、俳優活動頑張ってください。
最後の主題歌で映画が完成
3人が決断した先の結果まで映画として描くのではなく、決断▶観た私たちがその時それぞれ感じた気持ちに
+エンディングの主題歌で
『信じれるものはそれだけでいいんだよ』と、きっとこれが答えだな。と私は感じたなぁ
“どうなったが"ということよりも
"決断したときの気持ち"のほうが生きて行くには大切なんだな、と。
それがこの映画エンディングに流れてくる主題歌、康くん最後の歌唱フレーズ
『生きていくこと』
とリンクして、それでこの映画が終わる.
主題歌まで全部聴いて 腑に落ちた自分がいた。
ミステリーであるのに犯人探しではない
難しい法廷用語がストーリー展開に合わせてすっと入っていきました。
犯人が誰か考えながら見ていたけれど、真実を知ってからやるせなくなりました。
アクションやドロドロした表現でなく、永瀬廉さんの表情の演技、北村匠海さん、杉咲花さんのそれぞれの演技が際立った映画だと思います。
最後の主題歌愛し生きることが、映画の一部となって最後まで席を立てません。
見る度に感想が変わる作品
原作未読で見た初回は話の展開を追いかけるだけであっという間に終わり、終わった後にそれぞれの正義について自分ならどうするかと深く考えた。
主人公の清義が自己主張をせず表情だけで心情を出すので彼の気持ちを知りたくて2回目を鑑賞。次に美鈴の立場で鑑賞したいとなる映画だった。
上映時間も短く、中弛みもないため複数回見やすく見る度に発見と新たな感想を持つスルメ作品。
全員の演技に圧巻でした。3人の正義、自分の正義はなんだろうと考えさ...
全員の演技に圧巻でした。3人の正義、自分の正義はなんだろうと考えさせられました。
女子高生には、もっと具体的じゃないと理解してもらえないかも
「で、どんな話だったの?」と後ろの女の子が友達に聞いていた。
いや君、今まで映画観てたよね…。
ターゲットはキスマイファンの年代だとすると、モヤッとした表現じゃなくて、ちゃんと映像として解りやすく出してあげないとダメなのかも。
あ~もったいない。
3人の過去の壮絶さがあまり描かれていなかったのも、もったいなかったな。
でも最後まで読めないストーリーもいいし、何より杉咲花の演技がいい!
細かい心理描写、表現が凄い!
ここ数年の間に観た映画の中で1番良かったです。合間の過去回想シーンで少しづつ鮮明になって紐解かれていく様子にとても引き込まれました。
演者さんの息遣いや表情の演技も声を荒らげるシーンも表現力が素晴らしく、何度観ても新たな発見のある映画です。
法廷遊戯
主演3人の演技が見事なのは言うまでもなく、杉咲花さんの演技に圧倒されるシーンがある。
主演の永瀬廉くんによるナレーションがこの映画の雰囲気に合っていた。物語の雰囲気を壊さず、短い時間で幾つもの謎を入れつつ自然に物語を進めるためにナレーションはこの物語には重要なキーだったなと感じた。
とても面白い映画でした。
今年観た中で特に面白い。ポスターのイメージを良い意味で覆す
ミステリーとしても展開が二転三転し、そういうことか!と面白いし、ソリッドなオープニングから引き込まれた
無辜ゲームをもっと深く見たかった部分もあるが、無駄な所をそぎ落とした硬質な作りが良かった
ミステリーゲームではなく主人公含め3人の切なくも憎悪と友愛の入り交じる人間物語であり、97分で見応えのある作品になっているのはキャスト3人の確かな演技力だなと思った
杉咲花さんの狂気を帯びていく演技が良かったが、感情を爆発させる以上に表だった感情の変化を抑えセリフではなく表情や声のトーン、纏う空気の変化や顔や口元のこわばりなど、言葉ではないもので主人公の心情を観客に伝えるのはとても難しいだろうに、それを見事に表現した永瀬廉さんの演技に惹き付けられた
陰の抱えたものがある役を演じる彼はとても観客を引き込む存在感がある
最後の主人公の決断は痛みを伴い、観たあともずっと残る
一度では何が正義か、どうすれば良かったのか自分の正義がわからないのでまた次は別の視点から観てこようと思う
馨の目的や同害報復とは何だったのか、今怖い視点の考察が浮かんだが、そういう考察が好きな方に好まれる作品かなと思う
その正義は誰になにをのこしていくのだろうか
歪み捻じ曲げられた時間は
決して消えることはない
心のなかに燻り続けるものを
小さなからだは
震えをとめる術もなく
繰り返し繰り返し
みえない記憶に置き換えて
自分のなかにそっと置き
ともに生きていく
せめて命が果てるときに
もうなにも
思い出すことがないように
それだけを救いに
逆境のなかで
理解され守られたことへの恩は
いまここに生きていられる自分が
証明する
その存在への安心と感謝に
ふとおりてくるものが
かけがえのない愛情だと
わかったとき
目の前の人は揺るぎなき
唯一無二の存在になった
こんどは自分が大切な人を守り抜くために
この目でみてきた理不尽を正すために
そして
大切な人の無念を必ずや晴らすために
許されざる傷が
もどらない過去をひきずりながら
3人を導く罪と罰
正義とはなにか
傷が刻む傷に終わりはなく
その正義は誰になにをのこしていくのだろうか
交差する心理が人生を変えていく様を
抑えてなお迸る熱を帯びる演技に
魅せられる見ごたえある作品でした。
法廷遊戯
永瀬廉くん、King&Princeのファンで観ましたが花ちゃんの演技に圧倒されました!匠海くんは映画やドラマも観ていますがどんな役もこなす演技派ですね。今回はミステリアスな感じ。廉くんは花ちゃんの演技とは対照的に静かで抑えた演技。目だけで演技していたりストーリーテラーとしての語りと声が印象に残ります。1回目はストーリを追うのに必死。2回目もすぐ観たくなり清義の目線で観ました。考えさせられる内容です。誰の立場、目線で観るかで感じ方も違うと思います。結末がわかっていてもまた観に行きたくなる映画です。
北村匠海ファンで観たけど...
もうとにかくずっとストーリーが淡々としてるので、コックリコックリ居眠りしちゃってる他客も居たりして、何も得る物が無い映画でした。父親を自殺に追い込んだ人間と仲良くしてるのも腑に落ちない関係性などがあったりしますし。
北村匠海や永瀬簾、杉崎花、その他演者の素晴らしい演技を殺すストーリー性の薄い(無い)映画だったので、ひと言で言うとガッカリです...
全543件中、161~180件目を表示