法廷遊戯のレビュー・感想・評価
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最後の3人の表情に。
物語はセイギと美鈴の絆。美鈴とセイギと薫の不思議な関係。セイギと馨の友情。
この3人の思いと、関係がどんどん出できて。物語の始まりは何だったんだろう?という疑問を抱えながら進んでいき、この結末は良かったのだろうか?という気持ちになるが、最後の、セイギの笑顔。これが私にとってほっとした部分だった。
最後の、セイギと薫が楽しく話して階段を登る姿を見ている美鈴になぜか感情が入ってしまって、涙が溢れてしまった。
きっと、彼らの関係の良さ。自分が入れないなにかを、嫉妬した気分になったような寂しさを感じてしまった。
法律や、法廷シーン。難しい言葉はたくさん出てくるけれど、彼らの感情に素直に寄り添えば、こんなに切なく、愛しい物語はないと思います。
永瀬廉の目の奥の表情。杉咲花の狂気と愛情、北村匠海の覚悟と許すこと。どれも見れば彼らに、寄り添いたくなります。
淡々と話が進んでいくのでその間正義ってなんだろって考えながらみた。...
異議あり(挙手🙋)
杉咲花に
震撼する。
彼女のこの演技を見られただけで足を運んだ甲斐があった。
永瀬廉も良かった。
杉咲のような激情型の場面はなかったが、纏っている雰囲気が語ってくれていた。
妙なマスコミの風潮に影響されることなく、今後も活躍を期待したい。
一方でストーリーとしてはそれほど驚くべき展開はない。
キャスティングからして大凡の結末は深読みできてしまう。
また、結局誰一人ハッピーエンドではなく、どんよりした気分が残る。
安易な結末も嫌だが、全く救いようがないのもねぇ。
司法やマスコミに対する掘り下げもイマイチで、物足りない。
製作委員会にマスコミが入っていないから、逆に配慮があった?
原作も読んでみたい。
正義とは何か
原作未読。
予告段階でここまで深い作品だとは思っていませんでした。
正義とは何か深く問われている作品。
それぞれの中にある正義を貫いているだけなのにそのことで人を傷つけ欺き、誰かを守るために誰かを傷つけること、その事に大小あれど誰しも多かれ少なかれ経験しているのでは。
司法によって守られる人守られなかった人、果たして罪とはなんなのでしょうか。
皆が救われる世界はないのでしょうか。
セイギというあだ名をつけたのが馨だったとしたらそれは皮肉やあるいは希望を込めていたのでしょうか。
メイン三人はもちろんベテラン勢の演技も配役も最高でした。
杉咲花さんの静と動の演技、特に狂気に満ちた演技がやばかった。
一度目は展開を予測するのに必死だったので二度目で確認しながらしっかり観ました。
昭和ノスタルジー溢れるオープニングの雰囲気も、真面目な作品の展開を予測させるに十分な演出でした。
無罪と冤罪
う、嘘だろ!?まさかの予告詐欺じゃないだと!?
「ドクターデスの遺産」の監督だし、予告は大袈裟だし、不安要素でいっぱいだったのに、まさかの今年1番のミステリー。ドラマ「リーガル・ハイ」ぶりの法廷ドラマ大傑作。なんということでしょう。しばらく時間がたった今でも、興奮が冷めません。
正義とはなにか。
常にこのことを問いながら、無理のない展開で観客を驚かせてくれる。二転三転どころか、四転五転とまで言ってしまった予告に若干引いていたけど、まんまと騙されちゃいました。とても「ドクターデスの遺産」の監督だとは思えない、演出力の高さ。この前はたまたま失敗しちゃったんだね...。原作小説も評判が高いし、相当面白いんだろうな。映画を見て原作を買うという行為、最近はあまりしてこなかったのですが、今回は確定です。
人間ドラマとしても抜かりなく、役者の良さを最大限活かしながら見事なラストを見せてくれる。100分に満たない短尺なのに、びっくりするほど濃厚。これだよ、これ。映画はこうじゃなくっちゃ。記者の野望や咳き込むばあさんなど、この尺では収まりきれなかった人物もいたが、多くの登場人物を無駄なく使っていて後味爽快だった。永瀬廉の出る映画は面白い。いい主人公しますもん、彼。頭脳派な北村匠海は新鮮で良かったし、柄本明や大森南朋といったベテランも絶妙な役どころだった。杉咲花はお得意のお叫びを披露。スゴすぎて笑っちゃうよね。
法律や刑事事件についてこれ以上なく深く描かれています。どう足掻こうと、我々は全てを知ることは出来ない。ほんの一部で判断しなくてはならない。北村匠海の言う、無罪と冤罪の違いはこの映画の全てであり、原作者が1番に伝えたかったことだと思う。弁護士、容疑者、そして死者の3つの視点から描かれる1つの事件。事件の動機にはいくつもの事件がある。目に見えるものが真実とは限らない。コンフィデンスマンJPの名言が本作にもピッタリ当てはまるのです。
この手の映画が好きな私にとっては、もうたまらなくワクワクしました。心理をついた法廷ドラマとして、主人公含めた3人の成長物語として、文句なしの最高の映画でした。大コケを予想していただけに、個人的には大満足。もっともっと見たいな。キンプリ永瀬廉。圧力に押しつぶされず、俳優活動頑張ってください。
最後の主題歌で映画が完成
ミステリーであるのに犯人探しではない
見る度に感想が変わる作品
原作未読で見た初回は話の展開を追いかけるだけであっという間に終わり、終わった後にそれぞれの正義について自分ならどうするかと深く考えた。
主人公の清義が自己主張をせず表情だけで心情を出すので彼の気持ちを知りたくて2回目を鑑賞。次に美鈴の立場で鑑賞したいとなる映画だった。
上映時間も短く、中弛みもないため複数回見やすく見る度に発見と新たな感想を持つスルメ作品。
女子高生には、もっと具体的じゃないと理解してもらえないかも
細かい心理描写、表現が凄い!
ここ数年の間に観た映画の中で1番良かったです。合間の過去回想シーンで少しづつ鮮明になって紐解かれていく様子にとても引き込まれました。
演者さんの息遣いや表情の演技も声を荒らげるシーンも表現力が素晴らしく、何度観ても新たな発見のある映画です。
法廷遊戯
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