法廷遊戯のレビュー・感想・評価
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ドンデン返し?
普通でした。
私はドンデン返しが大好きで、みなさんのレビューでもドンデン返しと書かれてる方が多いので期待していたのですが、思った通りにストーリーが進みどこがドンデン返しだったのかよく分かりませんでした。
暗い雰囲気だったし見終わった後もスッキリしませんでした。特に何も残らない普通のお話でした。
原作とのイメージ
原作を読んで抱いたイメージと演技のイメージが異なるのは感性の問題だけど、ところどころの大袈裟な演技がイメージと離れすぎていたなと感じた。
でも、原作は最高なので、もちろんそれなりに楽しめた!
三者三様の良さ
ポスターの印象と全然違って、重くて深く考えさせられる話だった。杉咲さんの狂気が爆発する演技、北村さんの存在感のある演技、永瀬さんの実は一番難しいであろう受けの静の演技、それぞれの良さと上手さがあった。
凄いものをみた
深すぎて消化しきれない。
司法とはなんなのか。
人の嘘はどうやって見抜くのか。
目に見えてるもの、聞こえてるもの
果たしてそれが真実なのか。
犯罪者や冤罪はこうして生まれるのだ。
それらが社会に問題提起されていた。
タイトル的にエンタメ的な作品かと思いきや
全くそんなことはなく。
“遊戯”という言葉に
皮肉が込められていると思った。
面白かった!
後半になるにつれてどんどん面白くなっていった。
それぞれ裁判によって大切な人を助けたいという点が共通していたのが物語のキモ。
結局判決が善悪を決めてしまうのだから。
3人の演技も素晴らしかった。
面白すぎた
ユウキカオル 彼の父は警官で、とある少女による偽証によるカツアゲを補導したが、少女の仲間の少年によって階段から落ち、少女の偽証をマスコミなどが信じた結果、警官が有罪となった。
少年少女もまた、犠牲者で、彼らは「こんな世界」を出ようと、必死になって勉強し、司法試験を目指す者たちの仲間になった。
無辜ゲーム ハメられた同級生 不可解な嫌がらせ…
しかしこれらは解決されることなく、二人は司法試験に合格し、第一線で活動し始めた。
大学の研究院となったカオルは、等倍報復の理論の論文を書き続けていた。
そんなときカオルから無辜ゲームの誘い。
そこへ行くと胸にナイフが刺さったカオルと返り血を浴びたミレイ。
黙秘を続けるミレイ。彼女の無罪を信じ切るキヨヨシ。
やがて裁判が始まり、9年前の事件は冤罪だったことにこの事件が起きたことが証明されてゆく。
キヨヨシは、カオルの墓でUSBメモリを発見、そこには彼の日記とともに「すべて」が語られていた。
ミレイは、カオルとの約束を理由に黙秘を続けてきたが、カオルの目的が「キヨヨシ」にあることを知り、カオルの描いたシナリオの「虚」を突く。
そのことでキヨヨシは罪を免れ、ミレイは無罪となる。なったのだ。
カオルは、ミレイの頭の回転の速さと行動力まで端然と計算していなかったことになる。
逆にキヨヨシは、カオルが思っているよりも正義感を持っていた。
発端は9年前 腐った大人たちの陰でやさぐれていた時の若気の至りだ。
その結果は、カオルにとっては絶対に許されないものになった。
カオルは現代日本の司法制度に対する改革を求め、同時にそのきっかけを作る画策が、この事件を作ることだった。
キヨヨシは、9年前にしたことに絶えず苦悩していたのだろう。
その息子がカオルだったことを知り、弁護どころではない心境だ。
カオルの画策を知り、ミレイのしたことを知ってしまった。
法廷はすでに閉廷した。
もう一度やり直す。
これがキヨヨシがした最後の決断だ。
そしてカオルがミレイに予言した通り、結果だけはその通り、になってしまった。
それがオチでもある。
主人公キヨヨシの「生き方」は、最高に勇気のある生き方だ。
どんな人生を歩もうが、彼のように生きたいと思った。
裁判…って
無辜ゲーム(無辜とは罪のがないこと)
ロースクールで
法廷裁判をゲームとしたもの
…冤罪とは
罪を犯していないのに
罪を背負う事になってしまった人
冤罪を問う面白い内容だった
また罪を犯しているのに
無罪となる経緯を
分かりやすくstory展開していく
裁判は
人が裁くもの…間違いは起こる
それが冤罪。
清義(永野)弁護士
美鈴(杉咲)加害者
馨(北村)被害者の三人
が繰り広げるミステリーサスペンス
馨の父の冤罪を
問いただすための裁判
多少都合のいい所もありますが
(清義は美鈴の事件にほとんど関わっているのに知らなかった体で解明していく所、第三者的な立場にいるのでそこが少しおかしな感じを受けた)
馨の死によって
無辜ゲームの様な裁判が進められていく
美鈴は
軽い気持ちから
人を巻き込む犯罪を犯す
冤罪が人の人生をも狂わせ
その人に大きな苦痛と苦悩から自殺まで
追い込んでしまう悲しさ
被害者なのに加害者になったり
人を殺して加害者なのに罪に問われない
二つのケース
現実的にはこういう事があり得る
と思った。そして実在すると
冒頭から
音楽と魅力的な演出に引き込まれ
邦画特有の暗さを感じさせない
新しい感覚の作品でおもしろかった
今まで見た中で1番心を打たれた作品
1時間半と短い時間ですが原作のエッセンスを的確にまとめたとても良質の作品でした
主演永瀬廉さんの淡々とした演技が主人公の誠実さを抑えた演技で表現していたのがとても印象的です
杉咲花さん北村匠海さん友人役2人が主人公を挟んで対象的な役割となり物語の分岐点になっていたように思います
導入部のシーンがラストシーンまで様々な伏線を経て繋がっていく演出やカメラワークにもあとから気づいて驚きました
大きなインパクトなしに終始流れていく静かなストーリー展開ですが圧倒的な存在感を感じるキャストと監督の手法がほんとに素晴らしかったです
作品としては満点
元将棋棋士の桐谷さんが2023年で一番良かった映画と紹介されて、鑑賞。頭脳サスペンスで、狭い世界にフォーカスして、よくつなげたなと言う感じ。桐谷さんが推すだけあって、わざわざ観て良かった。
その他、杉本花の演技がすごかった。怪演。永瀬廉の落ち着いた雰囲気は役に合っていたと思う。主人公かと思いきや狂言回しではないか、となりつつ、最後はそういう役回りだったんだと素直に感心。ただ僕の映画の基準としては、やはり映画館で観る事の醍醐味、ひとつには壮大性を求めるのでその点は減点。また狭い世界での話であれば、登場人物の心情をもっと深掘っても良かったのではないかと思うが、サスペンスと言う観点や時間配分なども考えると仕方なく、結果、よくまとまっていて、作品としては満点だと思う。
見せ方は上手い
最近旧ジャニの出演している作品には同情票が集まっているのか、平均が高くなる傾向がある。
ロジックなどは原作者が弁護士なだけあって専門的な目線で描かれている。
ミステリー要素もふんだんにあり楽しめる。
主人公の去就が最後の方よくわからなかった。
原作もそうなっているのか?
三人の悲劇
「この先、理不尽な事があったときに君を救うのは知識だよ」と教わりセイギは美鈴を誘って弁護士を志す。その後のロースクールで二人には結城との皮肉な出会いが待っていた。
結城。この人物は思慮深く策略家だけれど美鈴やセイギと同じく孤独を背負って生きている。
結城はなぜ、父親が事件に巻き込まれた際の目撃者としてその時点で再審請求をかけなかったのでしょう?
時を経て、自身の命をかけて、父親の無実を証明しましたが、自身が死んでしまっては無実を証明できても再審は行われない。
犯罪者のまま?
父親の事件以降、結城の人生は「同害報復」ただ、それだけの為に生きる事になってしまい、そこに日頃ニュースでも見聞きする犯罪被害者の計り知れない悲しみ、恨み、もどかしさなどを感じました。
少し調べて見ると刑法の原点、ハムラビ法典は「目には目を…」。
しかし現社会においては刑罰の考え方も教育的になりつつあるとか。
それを承知の上でも結城がこだわった「同害報復」これが親族の胸の内というものでしょうか。心底の報復を誓った結城がセイギの友人を装う所に大石内蔵助を思い出しました。
両親の庇護を受けられずに育った美玲とセイギ。卑劣な大人と出会い、それでも生き延びて成長するために、二人で寄り添って来たのに、お金を得るため犯した罪が大きな代償となって招いた悲劇。
晴れ晴れする映画ではなく、考えさせられる映画でした。
イキリ散らかしている大学生たちのその後
原作は、所謂俺つええwwみたいなイキってる大学生が鼻につき、挫折しました。二度と書籍は読まないだろうと思い、映画で続きを観たいと思い鑑賞。彼らのその後はこうなっていたのかと。
終始俺つええとか、イキリ表現は映画でも再現度高かったが、なかなか練られた内容でした。
見終わった後の胸糞悪さと、杉咲花さんの演技は至高です。
あと、音が大きくて途中何回か不快に感じるところがあり、注意です。
面白かった!
永瀬廉くんが主演をしているので観に行たい!と思い行きました。作品自体も見応えがありましたが、俳優の皆さんの演技に感動しました。特に花ちゃんの演技が凄いです。メインの3人の演技や脇のベテラン俳優の方々は法廷遊戯の中で生きていて、素晴らしい作品に廉くんが主演した、事はファンとしても嬉しく思います。まだ、上映してる映画館があるので観ていただきたいです。
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