法廷遊戯のレビュー・感想・評価
全544件中、341~360件目を表示
繰り返し観たい法廷ミステリー
永瀬廉くん、北村匠海くん、杉咲花さんの3人の演技を楽しみに鑑賞しました。
法廷物ですが、とても観やすく整理されていたと思います。
初回の鑑賞では最後の最後に真相が分かり、圧倒されて終わりましたが、繰り返し鑑賞すると、永瀬くん演じる清義や北村くん演じる馨、杉咲さん演じる美鈴、それぞれの境遇や想いを考えさせられ、深い映画だなと思いました。
最後の清義と馨のやりとりと、それを見ている美鈴のシーン‥が印象的でした。
柄本明さんや生瀬勝久さん、大森南朋さん、筒井道隆さんはさすがの存在感でした。
ふだんは考えもしない、自分にとっての正義って何だろう?って考えさせられる映画で、ぜひいろんな人に観てほしいし、できたら何度か繰り返し鑑賞すると、新しい発見があったり見方が変わったりして、より楽しめる作品だと思います。
ドキドキだらけの1時間45分
正義を貫くことの切なさ
まずストーリーがしっかりしててわかりやすかったのが良かったです。同じ施設で育った清義と美鈴。そして同じロースクールで学ぶ結城馨。この三人の過去の出来事が絡み合うミステリアスな展開は普通にハラハラドキドキで面白かったです。永瀬廉さんの好演も良かったですが、杉咲花さんの演技すごかったです。まさに圧巻でした。結末も良くわからないスッキリしない終わりでは無く、はっきりしていたのも良かったです。正しい事を貫くのはもちろん正しい道ですが、反面傷つく人もいる。そんな事を考えてしまいました。ただひとつ、勤めていた事務所を辞めて自分で法律事務所を開き、美鈴の弁護だけしていた清義はお金どうしてたのかな?他の依頼もこなしていたのかな?それが疑問でしたが、見て良かった面白い映画でした。
愛とは、正義とは、罪とは。
良いミステリー
面白く、なるほどそう言う事だったのかと思えるミステリー映画でした。弁護士の話なのでちょっと難しく理解しにくい言葉等ありましたが、裁判の様子を見れたり真相解明に謎が解けていくストーリー展開は面白かったです。小説を書いてる方が弁護士の方みたいでリアリティ感がありました。後は、杉咲花さんの演技が上手かったです。北村匠海さんに永瀬廉さんもとても上手で引き込まれました。大森南朋さんの役がちょっともったいなかったかなぁと思いつつ演技は素晴らしかったです。役者さん達の演技を観にこのミステリー作品を観に行くのもおススメです。個人的に全体的に見て星3.5ですが、最後があれからどうなったの?と思う感じで終わってしまってるのでそこをもう少しあってもよかったかなと思いました。あの最後でよかったと言えばそこで全然オッケイだと思います。
ミステリーが好きな方にはおススメの映画です!
自分の中の正義を貫く難しさを感じる映画でした
メインキャラクターの清義、美鈴、馨にはそれぞれ大切なものや人があって、それを守ることこそが彼らの正義だと思うのですが、自分自身の正義を貫こうとすると、同時に他の誰かを傷つけたり犠牲にしたりしてしまうこともあって、正義を貫くことの難しさや複雑さを感じる映画でした。みんな、自分の守りたいもののために動いてるだけなのに、なんでこうも上手くいかないんだ…と切なくなりました。永瀬さんの目や表情だけで伝わる演技、杉咲さんの狂気じみた演技、北村さんのミステリアスな演技、全てが素敵で引き込まれて、何度でも観たいと思いました。また、法律を知らない私でも観やすくて、97分という短い時間に分かりやすくギュッと詰め込まれた、駆け抜けるように進む映画でした!
法廷遊戯
それぞれの正義、愛の物語
杉咲花の芝居がどんどん
余韻と余白があり考えさせられる映画
清義と美鈴、子供だった2人がそうせざるを得なかった大人と世間との背景に苦しくなった。それぞれの正義が切ない。余韻と余白があり考えさせられる映画。ラストの3人の過去映像と清義の言葉、主題歌に救われてほしいと思った。永瀬廉の静かだが自らの信念の強さを感じる受けの演技、杉咲花のおとなしい小さな声からの振り幅はさすが。また観たい。
最後に話が繋がっていくストーリー
若手俳優陣に拍手!👏
実力派若手俳優が繰り広げる法廷ミステリーということで興味をもち、公開初日に鑑賞してきました。二転三転する展開で最後まで楽しめました。
ストーリーは、ロースクールに通う学生、弁護士志望の久我清義、久我の幼なじみの織本美鈴、天才と呼ばれる結城馨ら3人が無事に司法試験に合格してしばらくした頃、結城からの呼び出しを受けた場所に久我が向かうと、そこには亡くなった結城と傍に立つ美鈴の姿があり、この事件をきっかけに3人の過去の因縁が明らかになっていくというもの。
終始緊張感と重苦しさの漂う展開の中で、少しずつ紐解かれる事件の真相にぐいぐい引き込まれます。二転三転するストーリーもさることながら、若手俳優陣の演技が本作のミステリアスな雰囲気をうまく醸し出しています。中でも、杉咲花さんは抜群の存在感を発揮していて、いろいろな意味でキーパーソンとなっています。まさに怪演とい言葉がピッタリです。
また、構成的にも、真相が明らかになったところで、馨が序盤で語る「冤罪と無罪の定義」が伏線として回収される流れはお見事です。これにより、最後に観客に一石投じて余韻を残すことになり、きっと鑑賞後は誰かと語り合いたくなると思います。
それにしても裁判の信頼性を根底から揺るがすような問題提起がおもしろいです。いや、我が身に起こればそんな悠長なことは言ってられません。果たしてこの国から冤罪をなくすことはできるのでしょうか。ある意味、この国の司法への挑戦的な作品であると感じます。タイトルの「法廷遊戯」は、初めは「無辜ゲーム」のことかと思っていましたが、“裁判は真実を明らかにできないお遊びだ”という皮肉のような意味が込められているのではないかと感じました。
主演は永瀬廉くんで、心に闇を抱えた清義を好演しています。脇を固めるのは、杉咲花さん、北村匠海くん、戸塚純貴くん、筒井道隆さん、大森南朋さんら。
今回は舞台挨拶ライブビューイングがあり、出演者や監督から貴重なお話を聞くことができました。作中とはうってかわって、ここでは北村匠海くんの存在感が抜群でした。撮影中は、北村くんが永瀬くんたちに対して常に多くの話題を提供したり、監督に先回りして演出をしたりしていたそうです。その話を聞きながら苦笑する監督の姿も楽しかったです。
こんな映画初めて
それぞれの正義
全544件中、341~360件目を表示