法廷遊戯のレビュー・感想・評価
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見れば見るほど面白くなる作品
【初回の感想】序盤から物語が動くのですぐに引き込まれ、中心の3人の繋がりが明らかになるにつれて息苦しさを感じる。最後救いがあったのかどうかは観る人次第。ミステリーだが恐怖はなくて、理不尽さにまっすぐな感情が掻き乱されるような、重いと言うより冷んやりした映画。最後のエンドロールの曲で体温戻る感じ。
【3回観た感想】初回は杉咲花さんの迫力の演技に圧倒された部分が大きかった。何度かみるうちに馨の心情とその行動が理解でき、それに対するセイギの行動により心が動いた。一度観ても面白いがかなりスピード感があるので何度か観るとじっくり理解できる感じ。
【何度も見た感想ネタバレ】馨は画面上の登場は少ないが常に俯瞰的に全てを見ていて物語を支配していることに気付く。美鈴はセイギからの愛情に初めて自分の存在を肯定でき、それにすがって生きて来たが自分で選んだ行動によりその大切なもの失う。セイギは馨の人生を背負って生きて行くことになり、美鈴の元を去るだけでなくセイギの中に馨が存在する事により美鈴は永遠に馨にセイギを奪われてしまった。これが最も望まない形の同害報復。
ラストのセイギの笑顔は自分を守るために得てきた全てを捨て罪を償って生きていく事で馨に赦しを乞う?それ以上に誰にも言えないでいた罪悪感からの解放?
ファン目線で言うと、パンフによると撮影中、最後はどう終わるか決まっていなかったようだがあの笑顔と軽やかなラストシーンは深川監督が主役の永瀬廉という人間の優しく真っ直ぐな人柄を見て考えたんだと思えた。それぐらい永瀬廉はセイギにハマっていた。北村匠海の飄々として知的で悪戯好きそうで憎めないどこか神秘的な雰囲気が馨にハマっていた。杉咲花の内に秘めた情熱的な部分が美鈴により引き出されたのか?とにかく3人が素晴らしく役柄にハマっていた。それ以外の脇を固めるベテラン勢も短い登場と少ない台詞でその役柄を成り立たせるさすがの存在感。
何回見ても見飽きることがない作品!
法廷遊戯
想定外のオープニング、ラスト暗転直後鳥肌
杉咲花の怪演
先行上映で永瀬廉舞台挨拶の回を観賞。
ロースクールに通う久我清義と、幼なじみで同じロースクールの織本美鈴、ロースクールの同級生で学生たちが行う無辜(むこ)ゲームと呼ばれる模擬裁判を主宰し、すでに司法試験に合格していた天才・結城馨たちは、勉強漬けの日々を過ごしていた。2年後、無事に司法試験に合格し、司法修習を終え弁護士となった清義のもとに、馨から無辜ゲームをやろうという誘いがきた。呼び出された場所へ行くと、ナイフが胸に刺さり息絶えた馨と、服に血のついた美鈴の姿があった。この事件を弁護する事になった清義、殺人容疑者の美鈴、死んだ馨、の3人の過去と真実が明らかになっていく、という話。
先行上映を知りチケット予約したが、永瀬廉の舞台挨拶付きとは知らず、観賞後トークと主題歌のライブ映像まで有り、得した気分だった。永瀬廉は司会者の方ばかり見てトークしてたので、正面のカメラに向けて話せば良いのにと思ってたら、途中で気付き、謝って直してたのが良かったかな。新潟のライブ前に撮ったという主題歌の映像も良かった。キンプリ、今は高橋海人と2人だけなんだ、とあらためて寂しさを感じた。
前置きが長くなったが、作品は二転三転する真実がどれも相手を庇うためにやった事で、切なかった。
美鈴は清義を守るため、清義は美鈴を守るため、だったのだけど・・・これから清義はどうしていくのだろう? 自首するのかな?
そして清義が弁護士を辞める決心をした時の杉咲花の狂ったような演技、その後の法廷での笑い、彼女すごい。まさに怪演。
天才・馨役の北村匠海もクールで良かった。
その他、柄本明、生瀬勝久、大森南朋なども素晴らしかった。これまでジャニタレ出演作には必ずエンドロールに有った藤島ジュリー景子の名前が無かったのは、このご時世、気を使って消したのだろう。
自分が清義だったらどうする・・・と、入り込み、考えさせられた。
作品としてはとても面白く、深みも有り良かった。
先行上映みてきました!
舞台挨拶の特典が凄い‼️
自分、バカでおっちょこちょいですみません❗️
先行上映というだけでつい予約してしまったのですが、来てみたら9割方女性で満席じゃないですか⁉️
永瀬廉さんの舞台挨拶付きだったのですね。しかも、新潟の会場で撮影したというKing & Princeのライブも上映。エンドロールだけでなく、MVでも主題歌『愛し生きること』を楽しめました。
King & Princeファンの方一名分の席を奪ってしまったような罪悪感がジンワリと。
バカですが〝無辜〟なので…ということでお許しください。
永瀬廉さん、受け応えもハキハキとしてるし、少しの間で直ぐに回答が返ってくる。とても利発で気配りもある人でした。巧まざるユーモアとカメラ目線で会場の人の心をあっという間に掴んでしまう。
大人がだらしなくても、こういう若い人がちゃんと育ってるのが、なんだか嬉しくなりました。それを支える若いファンの方たちと一緒にこれからの日本をよろしくお願いします。
映画の話?
忘れてました。
法廷サスペンスというよりは、因縁と罪と罰と清算の物語。
舞台挨拶を見てしまった後だと、内容はもういいかな、という気分。
というわけで、以上‼️
最高に面白かった‼️
多分皆んな観たら感想は(前予告ではそれなりには良さそうでしたが)予想以上かと思います。一般的なミステリーより大分シリアスさがありサスペンスに近い。謎が最後まで続き、答えは中途半端に客任せではなくスッキリみせてくれます。ベター好きの方には絶対ハマる映画でした。
冤罪と無罪の違い。考えてしまいましたね。
観終わった時、涙が出る内容ではないがそれに近い感覚で何だか悲しかった。またキンプリの新曲も映画にどハマりな上すごく良い曲で感情移入してしまった。
今回、先行舞台挨拶付き上映より永瀬廉さん1人が登壇で貸し切りトーク。
最後に新潟のライブ前に撮影した新曲LIVEを上映してくれて、それが凄く良かった‼️
あれを観ただけでも今日来たかいがありました。
余談
帰り明るくなって気づきましたが、日本橋会場はかなり広いスクリーンでしたが満席で、99%が女性でした(笑)男性は自分以外2人しか見当たりませんでした。(笑)
Jファンは不滅、今後も観られるといいな
実力ある若手俳優の演技に鳥肌
運良く当選した完成披露試写会で鑑賞した。
わたしの中では何よりも1番にくる感想はタイトルの通り。終わりに近づくにつれ、鳥肌がたちっぱなしだった。自分のメモとしても、人に見ていただくレビューとしても、ネタバレなしで書きたい。
原作を読みながら、これをどんなかたちにしてくるのか楽しみで仕方なかった。
小説の重たさと比較して、97分と割とコンパクトにまとめられていたが、とにかく俳優陣の目つき・声色で心を揺さぶられるシーンが多く、エンドロールで主題歌「愛し生きること」を聴くころには、満足感と疲労感とで胸がいっぱいだった。曲が流れるまでの緊張感が一気にゆるみ、涙が止まらなかった。
今作は北村さん、戸塚さんなど実力と魅力ある若手が名を連ねていた。特に杉咲花さんは若い俳優の中でもキャリアがあり、夜行観覧車での熱演を思い浮かべる方も多いと思うが、今作ではそれを上回る狂気に圧倒された。美鈴のエゴなのか、純粋な愛なのか、考えているうちに終わる。そしてそれを帰路についてもなお考察してしまう。
推しである主演の永瀬廉さんは、過去の作品を見返してみて気づくが、ひと作品終えるごとに凄まじい勢いで役柄に自分を重ねるスキルを身につけていったのではないかと思った。
セイギの目と表情はどのシーンを切り取ってみても言葉にできないものがあった。かなり高度な法律の知識とセイギの生い立ちというベースを備えた上で演じなければならない、素人目にしても絶対に難しい役どころだったはず。こんなにも厚みある演技に仕上げてきた彼の努力には感服した。
この「法廷遊戯」のような、サスペンスというのだろうか、シリアスな作品で活かされるべきだと思っている。キャスティングされた方に心からの拍手を送りたい。本当に感謝の気持ちしかない。
監督は舞台挨拶の際に、答えがない映画だと仰っていた。まさにその通りだった。受け手によってはどちらとも捉えられると思うが、わたしは悲哀の感情が強かった。愛が全てを救えるとは思えない。それが歪な愛ならば尚更、難しいテーマだと思う。
結局明確な答えにはいきつかない。それぞれがそれが答えだと思うなら、そうなんだろう。でも、この終わり方が不快ではない、むしろ心地いい作品だった。
11/5の先行上映にも足を運んだ。二度目の鑑賞にはなるが、改めて気づくことも多かった。
特に主題歌になった曲の歌詞と作品とのリンクに浸れるエンドロールは良かった。
記憶違いでなければ個人的に、ある「花」でぐっとくるところがあった。
それだけでなく原作との違いが様々あり、それらは良い意味で楽しめるので、これから映画館で鑑賞される方にはどうか小説も手に取ってほしい。
愛とは?正義とは?を考えさせられる作品
永瀬廉くん、杉咲花ちゃん、北村匠海くんの素晴らしい演技にひきこまれました。特に廉くんと花ちゃんの接見シーンは、気持ちが持っていかれてどうしようもない気持ちになってしまい泣きそうになってしまった。愛する人を守るための自分の中の正義。人それぞれ置かれている立場によって異なる正義。法律的には犯罪、世間からは悪とされることでも、その人にとっては揺るぎない正義。深く、考えさせられる作品でした。また観に行きます。2回目、3回目でまた新たな気付きがありそうです。エンドロールで流れるキンプリの曲が登場人物3人の気持ち、映画を観た人の気持ちを包み込んでくれる感じでとっても良かったです。
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