「歪みながら育った少年少女達を通じて多方面に問題提起する作品」法廷遊戯 peonyさんの映画レビュー(感想・評価)
歪みながら育った少年少女達を通じて多方面に問題提起する作品
煽り文句の通り二転三転するスピード感のある場面転換と予測できないストーリー展開がおもしろく、考察の余地を大いに残した作品。
97分の作品だったのもよかった。
終始重いトーンを保ちつつもテンポ良く話が進んで飽きることがなかった。
メインどころ3人の生い立ちや考え方など明かされない部分も多く、含みがあるため原作読了後に映画を見るとまた違った見え方になるのも面白い。
心の歪みを抱えながら知恵をつけ歳を重ねた少年少女達がどう生きていくのか、どう生きられるのか。
多方面に問題提起をするような考えさせられる。
繊細な感情の変化を演じた役者陣も素晴らしく、見る前のイメージとはいい意味で異なる作品であった。
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