「やっぱ杉咲花よね」法廷遊戯 キレンジャーさんの映画レビュー(感想・評価)
やっぱ杉咲花よね
もちろん、人気者の美少年が主役ってことで、ファンの皆さんの応援レビューが多数含まれるであろうことを踏まえても、比較的評判は良さげ…ということで劇場へ。
比較的重い雰囲気のミステリー。
物語が二転三転…というよりは、小出しに明かされる事実でこちらの向く方向が変わる、という感じ。
だから、当初は何が起こっているのか全容が判然としない。
話運びはテンポも良いので、分からないなりに物語の面白さはずっと持続する。
ただ、最終的に「驚く」ほどの結末ではなかった…という部分は多少肩透かしの印象。
ま、鑑賞前に見聞きしたちょっとした情報でハードルを上げすぎたからかも知れない。
この作品がそうだってワケではないんだけど、予告編とかキャッチコピーで「驚愕のラスト!」とか「どんでん返しを見逃すな」「必ずあなたは騙される」みたいなことを書くのって、ダメだと思うんだよね。
それ、限りなくネタバレじゃん。
とは言え、やっぱり杉咲花の存在感よ。
時には悪魔、時には天使、時には少女で時にはご婦人にも見える。
ホントに達者でいらっしゃる。
ちょっと今回はそれを多用し過ぎの感もあるけど、他の演者が比較的淡白なので彼女の濃密さでバランスをとってる感じもあるな。
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