「一度しか観ないのはもったいない映画」法廷遊戯 r.さんの映画レビュー(感想・評価)
一度しか観ないのはもったいない映画
一度目は泣かなかったが二度目は自然と涙が出た。
フラットな状態で観ると宣伝のようにノンストップ・トライアングル・ミステリー。
面白かったなと言った感じ。
ただ、結末を知った上で観る2回目は違った。
清義や美鈴のこれからに想いを馳せてしまうほど、登場人物が愛しくなるし、バッドエンドのようで私には希望を感じさせる終わりだったように思う。
それぞれの短いセリフからお互いへの思いの深さが伝わったし、永瀬廉の儚くも強さと優しさを持ち合わせた表情が希望を感じさせ、良かった。
その後に流れる主題歌「愛し生きること」はただ聞き流さないで欲しい。
歌詞を噛み締めて聞くと歌の中に映画のその先の2人がいるように感じ、主題歌を聞いて初めて完結する感じがあった。
最初1回目を観た時は、原作の小説を読んでから2回目、と思っていたが先に2回目を観てしまったら原作を読む前に3回目も観ておきたくなったので、最低4回は行くことになりそうな予感がしている、そんな映画だった。
コメントする