「正義とはなにかを考えさせられた映画」法廷遊戯 ひーさんの映画レビュー(感想・評価)
正義とはなにかを考えさせられた映画
ミステリーと聞いてたけどヒューマンドラマのような見終わったあとも余韻があり正義とはなにかを考えさせられる映画。
後半の杉咲花さんの演技が圧巻でその感情が伝わってきて只々悲しくて涙が出てそのままエンドロールで主題歌を聞き更に涙が出ました。
人によって正義はあり、どれが絶対正解でもなくて、でも犯罪を犯せば、その犯罪に対しては罰が与えられるのは当たり前で、正義は一体どこにあるのか。その人にとっては正義であっても他者を傷つけることもある。本当に考えさせられました。
重たいテーマのわりには遅すぎず早過ぎず調度良いテンポで途中出てくる法律用語の意味もうーんと考えながらもストーリーはトントンと進んでいきました。
わりと男性キャストの永瀬廉さんと北村匠海さんの感情表現が少ないのでその分、杉咲花さんの演技がとても印象に残りました。でも見終わってみるとそれぞれの正義とは…と永瀬さんと北村さんの役柄の気持ちにも思いを馳せるようになるので一件淡々と見える演技もそれはそれで余白がとてもあり良かったなと。
原作を読んでみたくなりましたし考察などあればもっと詳しく見たいなと思いました。
とても見応えのある良い映画でした。
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