劇場公開日 2023年11月10日

「真実は藪の中」法廷遊戯 カール@山口三さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0真実は藪の中

2023年11月12日
iPhoneアプリから投稿

正に法廷を利用し冤罪を晴らすために、
ゲーム場の様に司法関係者自身の過去の犯罪と現在の犯行で展開された愛憎劇。

次々と後から後から犯意とその事実が映し出され、
それでは正道は?
クリステーの、そして誰も居なくなった、
ではないか。

不利なことを証言しなくてもいい日本の法廷では、

正義がないことは自明であることを、
結城君こと意地悪な五十嵐弁護士に言いたくなる。

とっても面白いが三人三様の欲が見えたとき、
クワハラクワバラです。

真犯人は1番得をした人かも⁈

( ^ω^ )

第62回メフィスト賞を受賞した作家・弁護士の五十嵐律人による法廷ミステリー小説を、アイドルグループ「King & Prince」の永瀬廉主演で映画化。

弁護士を目指してロースクールに通うセイギこと久我清義(きよよし)と、同じ学校で法律を学ぶ幼なじみの織本美鈴、2人の同級生でロースクールの学生たちが行う「無辜(むこ)ゲーム」と呼ばれる模擬裁判を司る天才・結城馨は、共に勉強漬けの毎日を送っていた。無事に司法試験に合格し、弁護士となった清義のもとに、ある時、馨から無辜ゲームをやろうという誘いがくる。しかし、呼び出された場所へ行くとそこには血の付いたナイフをもった美鈴と、すでに息絶えた馨の姿があった。この事件をきっかけに、3人をめぐる過去と真実が浮かびあがっていき、事態は二転三転していく。

主人公セイギを永瀬、美鈴を杉咲花、馨を北村匠海が演じ、ロースクールの教授・奈倉哲役で柄本明、セイギの過去を知る弁護士・釘宮昌治役で生瀬勝久、警察官である馨の父・悟役で筒井道隆、物語の鍵を握る何でも屋・沼田大悟役で大森南朋が共演。「神様のカルテ」の深川栄洋監督がメガホンをとり、「総理の夫」の松田沙也が脚本を手がけた。

カール@山口三