「スクリーンで観るべき、屈指の名作」法廷遊戯 波多野七月さんの映画レビュー(感想・評価)
スクリーンで観るべき、屈指の名作
エンドロールが流れ、劇場の明かりがついてからも、すぐには立つことさえままならなかった。もし「誰が、悪かったのか」と問われたなら、私は誰のことも指させない。
生まれた家や育った環境で、人はいともたやすく人生に詰んでしまうのだという現実が、ただ重くのしかかる。
永瀬廉さんの儚げな佇まい、杉咲花さんの凄みのある芝居、出番は多くはないものの観客に印象を残す北村匠海さんの存在感。何て凄い役者が勢揃いしたものだと、拍手喝采しかない。
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