「思ってたんと違った~ 中身の詰まった二転三転の話展開が魅せどころ!」法廷遊戯 The silk skyさんの映画レビュー(感想・評価)
思ってたんと違った~ 中身の詰まった二転三転の話展開が魅せどころ!
うぉぉ---- もう11月11日 ポッキ-の日やん~w
仕事が溜まってるけど~今日も頑張って劇場へ・・・
本日は「法廷遊戯」の鑑賞ですね。
この作品、実は永瀬さん、杉咲さん、北村さん出てたんで
どうせアイドル的な内容映画だと(失礼!)思い込んでました。
しかし 話展開は確りした流れで、原作ネタが弁護士さん作なのもウナズク内容で中々良かったと思います。
無辜(冤罪)は罪のないことを示し、或る事件の誤審判に対して執拗にまで追い詰める犯人の思いとは何か~ それの意味が解ったとき ナルホドねと深くウナズク所がこの作品の特徴でしょうか。
日常の事象事件からヒントを獲て創られており、決して大げさでは無く そう言う人生を歩む人(家族)も居るだろうと思えるところが 他作の浅い推理物とは違うところでしょうか。原作が確りしている点だと感じます。
(コレはちょっと無いかも~な点。)
・有線盗聴の実態。実際にバレてるし、何で占い師のヤツと解ったのか。
闇の組織からの依頼は良いが、ウィルス仕組んで相手の顔を見るとかですが代理マシンをたてて中継させれば覗く事は空振りに終わる。そこのツメが甘いな。
勿論それを見越して対策しての事ですけどもね。
・痴漢冤罪に一石は投じない展開が惜しい。司法の矛盾は映画”それでもボクはやってない”の方が素晴らしいと思う。金銭巻き上げる女性犯罪に気をつけろ~位な注意喚起かな。
・登場人物設定の年齢が実際はもう少し上の方がしっくりするかな。
ちょっと映画では若過ぎる気がしたかな。
イケメン俳優ばっかりのためそう思ったのかも知れない。
もう少し アクのある役者像の方が良い味だったかもです。
でも 3人とも中々の演技で良い感じでしたよ。
(良かった点)
・なんと言っても、織本(杉咲さん)が結城(北村さん)を本気で刺す展開な所でしょうか。この織本の悪意を見抜く 久我(永瀬さん)の冴えた読みと、自ら犯した罪への償いをしていく流れが良かったと思います。
結局、犯罪に対して有罪、無罪は 検察側の能力次第ではありますが
そのやった罪に対しての反省(償い)は 犯した人自身の思いが無ければ駄目だと言う事をさらりと言っているように感じます。
100分無しの映画尺ですが、中々の展開が織り込んであり脚本が優れているんだなと感じました。
気になる方は 是非劇場へGO!!