「タイトル通りでした」法廷遊戯 ばとーさんの映画レビュー(感想・評価)
タイトル通りでした
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小説原作の作品だそうで、原作は未読ですが映画の感じでは面白そうな小説ですね。
で、映画のほうは…全く入り込めませんでした。
冒頭の「無辜ゲーム」とやらのシーン、参加者のひとりが感情的にチンピラのごとく騒ぎ立てるだけで、とても法曹界を目指すロースクールの生徒たちの裁判ゲームとは思えずここで先ず白けてしまいます。 続く、主人公を周囲の学生が非難するあるシーン、全員でクイーンの「ロック・ユー」を歌い出すかと思っちゃいました。
見せ場となるべき裁判シーンは緊張感ゼロの棒読み演技。やたら気分を悪くする陪審員(?)や悪態暴言吐きまくる証人とか、こいつらストーリーの展開に必要か? こんなつまらない裁判映画初めてです。主人公のひとりの女性のブチ切れ演技はわざとらしさしか感じませんでした。
脚本も邦画の典型で、やたらボイスオーバーを使ったセリフによる展開と、過多な回想シーンでの説明過多のつくり。総じて、ダメ脚本に演技力のない役者がとどめを刺したような、タイトル通りのお遊戯、というか学芸会レベルの作品。久しぶりに2時間損したと思う映画でした。
未読の原作小説に期待をこめて星一つ入れておきます。
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