「点と点がつながり、何度も覆される後半が圧巻」法廷遊戯 KKさんの映画レビュー(感想・評価)
点と点がつながり、何度も覆される後半が圧巻
娯楽作の形を取りながらも、ずっしりと心に残る良作。
前半は、複数の時間軸と、各自の目線から見た事実が淡々と描かれ、つながりが見えないまま進む。後半に入ると、点と点が一気に結びつき、謎が解けた気になったところで、何度も覆される。
大げさな演出はほぼ皆無で、BGMもないのに、緊迫感とやるせなさで身動きできず・・・。それだけに最後に流れる壮大な主題歌が胸に沁み込み、ようやく息ができる気分になりました。
誰かと語り合いたくなる、語り合わないと消化しきれない、深くて切ない物語でした。
(一点だけ、3人が同じロースクールに来た経緯が描かれておらず、一見、ご都合主義に思えてしまうのがモヤっとしました。もちろん理由は推測できるのですが)
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