「【”無辜ゲーム。そして同害報復。”司法の瑕疵による冤罪と、不寛容な社会に対し恨みを持ったロー・スクールの三人の男女の”罪と罰””報復と赦し”と、惹き起こされた事件に引き込まれた見応えある法廷作品。】」法廷遊戯 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”無辜ゲーム。そして同害報復。”司法の瑕疵による冤罪と、不寛容な社会に対し恨みを持ったロー・スクールの三人の男女の”罪と罰””報復と赦し”と、惹き起こされた事件に引き込まれた見応えある法廷作品。】
ー 実に複雑だが、面白い作品である。
司法試験合格を目指す、セイギ(永瀬廉)とミスズ(杉咲花)と既に司法試験に合格したカオル(北村匠)は、ロウスクールの仲間だが、何故に彼らは法曹界で働くことを求めたのか。
カオルは司法試験に合格しながら、弁護士にも検事にもならず、刑事訴訟法制度の研究をしている。ー
◆感想
・冒頭描かれる駅のプラットフォームで転倒する男性の姿。
ー 今作では、このシーンが物語の中で違うアングルで何度も描かれるのである。そして徐々にセイギとミスズとカオルの関係性が明らかになるのである。-
・セイギとミスズは施設で育った仲間だという事も徐々に分かって来る。そして、セイギが施設の表面上や優し気な施設長から暴力を受けていた事で、且つて施設長を刺していた事。
更には、直接的には描かれないが、ミスズが性暴力を受けていたように見えるシーンのさり気無い映し方が巧い。
・一方、カオルも警官だった”自慢の父”を亡くしていた。父は社内で痴漢行為を敢えてさせ、お金を巻き上げていたミスズを捕らえるが、サポート役のセイギに階段から突き落とされる。
ー カオルの”自慢の父”は、有罪となり世間の冷たい視線の中、縊死するのである。カオルはセイギの行為も観ていたし、父が縊死している姿も呆然と観ている。
カオルが刑事訴訟法制度の研究に没頭していた事と、同害報復の根本思想を持つに至った理由が良く分かる。-
■セイギとミスズが司法試験に合格した後、カオルから”無辜ゲームをしないか”と30分、間を空けた時間指定で連絡が入る。
カオルはセイギに対し、父の無念を晴らすべく冤罪裁判を起こすために、わざと刺されるが、カオルの思惑を察したミスズは致命傷となる箇所に刃を突き立てる。
その光景を全て映していたカオルが設置したカメラ。
そして、やって来たセイギにミスズはカメラのデータを、血だらけの手で入れるのである。
ー カオルは父の冤罪を図ろうとしたが、ミスズはそれを見抜き、カオルを殺す。映画でも言われているが、冤罪裁判は本人か血縁者でないと起こせないのである。-
・カオルがセイギに生前、言っていた事。
”俺がもし死んだら竜胆を墓に活けてくれよ・・。”
ー 竜胆の花言葉は、”勝利””正義感”である。ー
<法廷ではセイギがミスズの弁護士として立つが、黙秘を貫くミスズの姿勢もあり、最初は劣勢である。
だが、検事側がカオルの父が亡くなった件にミスズが絡んでいた事に表面的に気付く事から、カオルの父が冤罪だったことが明らかになり、内閣に関係する当時の検事は苦しい立場になる。
更に、セイギにミスズが渡したカメラの映像が法廷内に映し出され、カオルが復讐のためにミスズを陥れようとしたことが明らかになり、裁判長の口から出た判決。
”無罪。”
そして、ミスズは狂ったかのように笑いだすのである。
(この時と、セイギが自ら弁護士を辞めると告げた時の杉咲花さんの演技が凄い。)
今作は、司法の瑕疵による冤罪と、不寛容な社会に対し、様々な恨みを持ったロー・スクールの三人の男女の関係性の変遷と、惹き起こされた事件及びそれに内在するテーマ”罪と罰””報復と赦し”に引き込まれた、見応えある法廷作品である。>
自分でモテると書けちゃうNOBUさんおはようございます!
細かい部分の法律を知ってる知ってないでまた見方変わるんでしょうね。
今日は正欲とマーベルっす!
ガールズドライブは気兼ねなく観れて面白い作品だと思うんですけどね~
もしお時間に余裕があれば。
こんばんは~
スケジュールの都合でたまたま観た「ガールズドライブ」作品の世界観にハマればですが面白かったですよ~
全く期待してなかったんですが楽しめました!
NOBUさん女好きだからきっと楽しめますよ😏😏🤔