「何度も観たい深い作品でした」法廷遊戯　あきさんの映画レビュー（感想・評価）

凄い映画でした。
観る者に考える余韻と余白が残されています。
無辜とは、無罪とは、冤罪とは、正義とは、同害報復とは。

永瀬廉さん、杉咲花さん、北村匠海さんの演技が繊細でストーリーにグイグイ引き込まれました。
杉咲花さんの怪演、北村匠海さんの存在感と佇まい、永瀬廉さんの感情を抑えた目線、声、息遣いにとても魅了されました。

終盤、笑う美鈴と優しく微笑む清義は何を思っていたのかな…
大人の嘘と冤罪を見抜けなかった司法。
清義、美鈴、馨の正義に涙が溢れました。
エンドロールで流れる主題歌「愛し生きること」最後の一秒までが作品。
映画館で何度も観たい作品です。