「想定外のオープニング、ラスト暗転直後鳥肌」法廷遊戯　クリスさんの映画レビュー（感想・評価）

原作を読まずに観た。他の映画のティーザーかと思っている間に本編に引き込まれる。自然な日常に静謐で誰からも好かれる主人公の人柄が感じられ、凄惨な出来事が露わになってもその印象が変わらないのがこの映画の骨格に思えた。語られなかった主人公の生い立ちや弁護士を目指したきっかけを探りながら、どんな環境にあっても崩れない生まれ持った正義があるんだと暗転直後に感じた。悪い意味ではなくゾワッとした。