「12年目にしてようやく大震災を昇華できた気がする」釜石ラーメン物語 ManaBeeさんの映画レビュー(感想・評価)
12年目にしてようやく大震災を昇華できた気がする
2011年の東日本大震災は無数の名もなき人々の喪失と再生の物語を生み出した。数多くの「小川食堂」があったのだろう。〝釜石ラーメン物語〟は多くの犠牲になった方々とその家族に向けた鎮魂歌だ。ハートフルなコメディのダブル主役の井桁弘恵と池田朱那の葛藤をベテラン俳優の大島葉子、藤田弓子、渡辺哲らの円熟の演技が癒してゆく過程がいい。hiromiの「ひかり射し込む場所」もひかる。
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